ケーブルテレビ技術の方向性を占う技術書『羅針盤』の2014年度版を改訂し、『羅針盤2018』を策定しました。
ケーブル事業を取り巻く環境の変化が特に激しいこの時代に、最新情報の提供や提言をタイムリーに行うことが、事業者の経営判断の材料として少しでも役立てればとの思いで、このたび4年ぶりに羅針盤の内容改訂に踏み切りました。

『羅針盤2014』の内容を更新精査した上で、向こう10年先を見据えた2020年代までのケーブルの世界を「グランドデザイン2020’s」として描いています。事業環境で特に大きな変化の一つであったOTTと地上放送事業者の動きを取り上げ、さらにSTBの進化がもたらす課題とその対応などに言及しています。
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟が主導してきた連盟プラットフォームに関連し、ケーブル業界が他業界に先行して実施した4Kテレビの自主放送、ラボが策定した第3世代STBの運用仕様などについても述べています。
さらに、この4年間で進展した様々な技術の最新動向を折り込み大幅に加筆更新しました。いずれもこの4年間ラボで行ってきた内外の技術調査・分析、さらには、ワークショップやセミナー開催などを通じて得た生の情報に基づくものです。

ケーブル事業者の今後のサービス・インフラ構築の判断材料として、本書が少しでも役立つことを、執筆者一同切に願っています。
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