理事長からのご挨拶

私ども日本ケーブルラボが一般社団法人としてスタートし、早11年が過ぎました。その間のケーブルテレビ事業を取り巻く環境変化は、私たちの予想をはるかに超えるすさまじいものでした。とりわけ、NetflixやAmazon等OTT(Over The Top)の急速な普及展開、地デジ放送事業者によるNHKプラスやTVer等のIP配信、GAFAの急速な事業拡大などは、ケーブルテレビ事業に及ぼす影響が計り知れず、放送事業を主体とした従来の枠組みを根本から見直す必要に迫られているといえます。
その一方で、ケーブルテレビ事業固有の強みである地域密着・生活密着・顧客密着の公共性は、地域の人々から求められる唯一無二のものであり、引き続き進化させていく必要があります。

これら事業性と公共性の両面からケーブルテレビサービスを発展させる礎となるのが、情報通信技術であることは言うまでもありません。そして、最新技術動向を適切に把握し、新サービス創出のための技術開発を担うケーブルテレビ業界唯一の技術開発シンクタンクが私ども日本ケーブルラボであり、極めて大きな重責を担っております。

オールIP化、ローカル5G、ケーブルビッグデータを最新のキーワードとして、日々邁進する日本ケーブルラボを何卒ご支援ご理解賜りますようお願い申し上げます。

一般社団法人日本ケーブルラボ
理事長 田﨑 健治
(福井ケーブルテレビ株式会社 取締役相談役)

専務理事からのご挨拶

会員の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼を申し上げます。 この度、一般社団法人日本ケーブルラボの専務理事を拝命いたしました 宇佐見 正士でございます。

さて、新型コロナウイルスによる影響も重なり、ケーブルテレビ事業を取り巻く事業環境の変化、ならびに事業を支える情報通信技術の進化は、ますますその加速度を増しています。私事で恐縮でございますが、これまで30年以上に渡って、情報通信技術(光ファイバ通信、無線通信、ビッグデータ、AI等)の研究開発に携わって参りました。微力ではございますが、その経験もフルに活かして、ケーブルテレビを取り巻く最新技術動向をタイムリーにキャッチ・分析・整理・提案・発信できるように全力で取り組んで参りたいと考えております。そして、日本ケーブルラボをケーブルテレビ業界の「ラボ」(=研究所&シンクタンク)として、より一層、会員の皆さまにとって身近で頼っていただける組織になれるよう努力していきたいと考えております。

皆さまのご支援・ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願いを申し上げます。

一般社団法人日本ケーブルラボ
専務理事 宇佐見 正士

(左から)理事長 田﨑 健治、専務理事 宇佐見 正士