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【告知】TOTなどデジタル自主放送の重要課題

2007年11月13日
日本ケーブルラボ

 地上デジタル放送のネットワークにおけるケーブルテレビ事業者の自主放送が始まって約1年が経過しました。最近では100局を超える多くのケーブルテレビ局で実施に伴い、不具合が生じている事例が発生しています。

  自主放送の中でも重要なデータである、TOT(Time Offset Table:時刻情報)が誤って送出され、視聴者の録画予約がずれる事故が発生しました。この主原因は、TOT監視の不備(監視装置の警報装置が無いという設備面と監視モニター画面の人的監視が数ヶ月間実施していなかったという運用面)の両面にあります。今後、TOT障害の再発を徹底的に防止する必要があります。

 日本ケーブルラボでは、再発防止のために、日本ケーブルラボ運用仕様書(JCL SPEC-006 とSPEC-007の各々)「地上デジタル放送ネットワークにおけるケーブルテレビ事業者の自主放送」の2.0版第2部に(TOT補足版)として「TOT誤送出の防止」を追加しました。
 その記載では、「TOT(Time Offset Table)は、各事業者の局内基準時計・タイムサーバをもとに、受信機に到達した時間が実際の時刻になるように送出する番組配列情報(SI)のひとつである。受信機はこのTOTを参照し時刻表示や同期提示を行うので、TOTが誤って送出されると、視聴者の録画予約がずれるなど事故が発生する。よって、いかなる時も誤ったTOTを送出してはならない。TOT誤送出防止のためには、人的な防止策(自主放送システムの制御装置(コントローラ)の目視確認を1日1回以上行う)や設備的防止策(TOT監視・警報装置などを整備する)がある。自主放送を行うケーブルテレビ事業者は、以下の内容をよく理解して誤送出の防止措置を実施すべきである。」となっています。(詳細は下記)

  また、(社)日本ケーブルテレビ連盟のホームページに「地上デジタル放送ネットワークでのケーブルテレビ自主放送の運用について」の掲載があり、放送にあたっては、「地上デジタル放送ネットワークでのCATV自主放送運用ガイドライン」((社)日本ケーブルテレビ連盟)を遵守することとなっています。
 デジタル放送の自主放送では、番組内容に加えてその他の情報データも十分に間違わないような管理が必要です。そのためにも、デジタル放送送出技術を習得した「デジタル送出管理者(仮称)」などの技術者を置き、運用管理やメーカとの窓口となることをお勧めします。
 また、メーカの各位には、地上デジタルテレビジョン放送の運用規定(ARIB TR-B14)に準拠して送出される情報データ(SIやPSI)も誤送出を防ぐためにも規定されている情報以上の入力ができない装置とするなどの工夫をお願いしたく考えます。

TOT(Time Offset Table) 用語解説:
  TOTは、日付とJST時刻情報、サマータイム実施時の時間オフセット値を伝送する表であり、受信機のEPG 上に時刻を表示させたり、番組の予約録画の際に用いる受信機内部の校正を行うために用いられる。

詳細情報は:ラボだより24号 12ページ参照

以上

最終更新 2010年 3月 04日(木曜日) 14:06  

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