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ラボ・レター ケーブル事業者から

メッシュWi-Fiの取組み (福井ケーブルテレビ㈱)


この話のスタートは、どこの地方都市でも一様に抱えている問題「中心市街地の活性化」すなわち、郊外の大型店に向かう人の波を如何にもう一度市街地に戻せるか、というところです。つけたタイトルは「ふくいの中心から発信する新しい参加型まちづくり」。

これは、福井市と福井ケーブルテレビ㈱が立ち上げた共同プロジェクトであり、福井市により、「福井市公衆無線LAN推進委員会」が、福井市、福井県、商工会議所、商店街連合会、バス会社、大学等の委員13人で立ち上げられ、この席でも本プロジェクトを積極的に推進しようとの結論に達しました。

福井市と一緒になって、各地のWi-Fiの取組みを調査し、福井市の中心市街地活性化のためにはどのようなものを立ち上げれば本当に実のあるものが出来上るのか、という議論の末に出た結論は、福井市中心市街地105haのサイズでメッシュWi-Fiを無料で開放すること、ビジネスモデルはバナー広告と、市と県がこのシステムを最大限に活用して貰うことで成り立たせること、メッシュWi-Fiの整備は、福井ケーブルテレビ㈱のケーブルネットワークで行うこと、というものでした。

当初の議論では、各地での実験でも行われているレイヤーをCATV利用者、自治体、観光地の3つ位に分けて行おうとしていたのですが、北陸総合通信局のアドバイスもあり、強いインパクトをもったメッシュWi-Fiを105haに無料開放という、おそらく「日本で最初」を目指そうということに収斂してゆきました。

この105haの中には、市役所、県庁、オフィス街、商店街、繁華街、北の庄城址を始めとする歴史観光資源がすべて網羅されています。

ICTの活用として、一番に考えたのは、スマートフォン、携帯情報端末への情報発信力の強化と情報を届けたい人に確実に届けられる基盤づくりです。

そこで私達が想定した求められる環境は、

①メッシュWi-Fiの整備

②メディアHUBの構築

です。

①のメッシュWi-Fiの整備は、福井ケーブルテレビ㈱のケーブルに無線AP機器をぶら下げるというもので、6月1日から実験を行います。

②のメディアHUBの構築は、地域に分散している紙、文字データ、映像を集約し、民間のアプリ開発者が利活用できる仕組みを設けて、情報発信を活性化するものです。

この2つを使って、福井市中心市街地に来れば、生活に必要な情報を入手できる、自分が興味を持った情報にめぐり合うことができる、街に遊びに来た人が、どこにどんなイベントがあるのかへ直ぐにたどり着ける、そして福井駅に降りたったビジネスマンや観光客に福井県の、福井市のみどころや特長がすぐわかる、そしてそこに行ってみようという気にさせる、そういうことを実現してゆきたいと考えています。

福井ケーブルテレビ㈱にとっての限定したメリットというのはなかなか見つからず、冒険的ではありますが、これで福井市の活性化につながれば、当社にも間接的なメリットが生まれることと期待しています。当社テレビは現在71%と高いシェアをもっていますが、これに全面的に依存するのではなく、新しい試みをして少しでも福井ケーブルテレビ㈱を身近に感じていただけたらいいなと思っています。

本年4月5日、総務省が開催した「ICTを活用した街づくりとグローバル展開に関する懇談会 北陸地域懇談会」で、このプロジェクトの内容を説明し、国の全面的なバックアップをお願いしたところです。
最終更新 2012年 5月 10日(木曜日) 17:43
 

「ケーブルTVによるIPTV実証実験」


詳細はこちらをご覧下さい。

最終更新 2012年 4月 06日(金曜日) 17:06
 
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