Scramble Key
スクランブル鍵
番組信号のスクランブルおよびデスクランブルに用いる鍵
CASコントローラがこの鍵を生成し、スクランブラに送出する。またこの鍵をECM(CASの共通情報)に格納し、さらにECMをワーク鍵で暗号化してSTBのCAモジュールに伝送する。
CAモジュールはワーク鍵でECMを復号し、このスクランブル鍵と番組情報とを抽出する。番組情報は別途EMMを復号して内部メモリに格納した契約情報と適合するかを判定する。適合すればこのスクランブル鍵をSTBに出力し、STBが番組信号のスクランブルを解く。
なお、スクランブルの標準方式は、2Kフォーマットのデジタル放送ではスクランブル鍵長64ビットのMULTI2が、4Kまたは8Kフォーマットの高度広帯域衛星デジタル放送(BS/110°CS)ではスクランブル鍵長が128ビットのAESとCamelliaが採用されている。