文字・画像・音声などの元情報を符号に置き換えること
符号化の方法は、符号化の対象となる情報の性質に応じて選択される。
映像には、時間的に隣接したフレーム間の変化を利用する「動き補償予測」や、正方形に分割したブロック内の明るさや色の情報を周波数領域に変換するDCT(離散コサイン変換)などが用いられる。出現頻度の低い情報は間引くか取り去るかして情報量を削減する。音声では、人間の可聴周波数や利用目的を考慮したサンプリング周波数の選定や、心理聴覚理論に基づく高効率符号化などが行われる。