この度、一般社団法人日本ケーブルラボ第5回定時社員総会において、第3代目の理事長に就任いたしました藤本でございます。微力ながら業界発展のために尽くす所存ですので、よろしくお願いいたします。

私のケーブル業界との関わりは、今から遡る事8年、私がKDDIに所属し、全国のケーブル事業者にケーブル電話で御付合いいいただいたのが始まりでした。その後、JCNでケーブル事業の運営に3年間携わりました。この間、本当に多くのケーブル事業者の方々にお世話になり心より感謝しております。この経験をケーブルラボにおいて、少しでも活かしてゆければと考えております。

ご承知の様に、CATVを取り巻く環境変化はIPを中心とした技術発展により著しいものがあります。その中で、技術を担うラボの位置づけは、今後ますます重要になると認識しており、奥村前理事長の意思を受け継ぎ、引き続きスピード感を持って、業界のビジネス発展につながる技術開発と最新技術の情報発信に努めてまいりたいと考えています。

今年度からは、高度映像サービスから次世代インフラまでラボ6大プロジェクトを指針として設け、プロジェクト毎に必要となる課題設定を事業者ニーズに基づき行っており、その中で、4K、ハイブリッドキャスト、ネットワークDVR、ID連携、IPv6、HTML-5を優先課題として重点的に取り組むこととしています。また、対外連携に関しても、特に、米国ケーブルラボとは、従来の情報交換の枠組みから一歩踏み込み、人材交流も進めたいと考えています。会員サービスにおきまして、ホームページの刷新を図り、ホットな情報をわかりやすく提供し、講演会のストリーミング配信なども行えるよう充実させてまいります。

最後に、微力ではございますが、渾身の力を注ぎ、ケーブルテレビ業界の発展に貢献してまいる所存でございますので、前任の奥村同様、格別のご指導、ご鞭撻を何卒宜しくお願い申し上げます。

平成26年6月
一般社団法人日本ケーブルラボ
理事長 藤本 勇治