理事長からのご挨拶

このたび、一般社団法人日本ケーブルラボの理事長を拝命いたしました松本修一でございます。

かつて専務理事として活動しておりました私が、約四年の時を経て再びこの組織に戻ってまいりました。理事長という大任をお引き受けするにあたり、身の引き締まる思いと同時に、再びケーブルラボという現場で皆様と共に歩んでいけることに、深い喜びと責任を感じております。

ケーブルテレビ業界は、技術革新と社会環境の変化を背景に、大きな転換の時代にあります。多様化するメディア環境、進化する通信インフラ、そして地域社会のニーズの変容——そうした中で、ケーブルラボが果たすべき役割は、ますます重要になってきております。

当団体は、最新技術の調査や標準化活動に加え、業界の未来を見据えた先進的かつ独自性のある技術開発に注力し、これからの時代をリードする存在でありたいと考えております。いわば、現場に根差しながらも、ときに常識を超えた「とんがった」挑戦を恐れない、そんな研究開発拠点であるべきだと考えております。

また、人材育成や業界内外との連携強化にも継続的に取り組み、オープンかつ実践的な技術交流の場を提供することで、会員の皆様の持続的な成長を支えてまいります。

技術と人、そして地域を結ぶハブとして、ケーブルラボはこれからも中立・公正な立場を堅持しながら、業界全体の発展と社会への貢献に尽力してまいります。

会員の皆様におかれましては、今後とも、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和7年6月20日

一般社団法人日本ケーブルラボ
理事長 松本 修一