2018年2月27日、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて、第19回ラボワークショップ「FTTH時代の集合住宅高速化に向けて」を一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟と共同で開催しましたのでご報告します。

1. 参加数
63社125名

2. プログラム
■ 講演
(1)「集合住宅通信高速化の技術動向」日本ケーブルラボ
集合住宅通信高速化技術の全体像を示し、その中でケーブル業界に導入実績のある、米国ケーブルラボの規格C-DOCSIS、Home Phoneline Networking Allianceの規格Home PNA/G.hn、ITU-Tの規格G.Fastの3方式について概要を紹介。

(2)「C-DOCSIS FTTH化に向けたCATV棟内通信システムの最適解」シンクレイヤ株式会社
C-DOCSISの3種類のタイプと製品例を紹介するとともに、導入にあたってのメリットを説明。また、棟側に設置する、屋外型と屋内型の2種類のCMC(Cable Media Converter:ケーブルメディアコンバータ)製品のメリット・デメリットを説明。

(3)「C-DOCSISソリューションの導入背景・事例・工事ポイント」株式会社コミュニティネットワークセンター
集合住宅通信高速化への対応としてC-DOCSISを選定した理由と実際に施工した際の課題、運用上の課題について、ケーブル局の観点からメリット・デメリットを踏まえて説明。

(4)「HCNAのご紹介」伊藤忠ケーブルシステム株式会社
同軸ケーブル上にイーサネット信号を変換して伝送する同軸モデムシステム「HCNA」2製品の概要、仕様・規格(HomePNA3.1、G.hn)、プライマリ電話対応状況、及び今後のソリューション展開について紹介。

(5)「HCNA導入背景・事例・工事ポイント」ケーブルテレビ株式会社
FTTH化後の集合住宅ソリューション導入の変遷ならびにHCNA選定に至った経緯、施工事例のほか、HCNAのメリット・デメリットも説明。

(6)「【集合住宅対応ソリューション】G.Fastについて」KDDI株式会社
G.Fastの商品説明、ベクタリング(エコーキャンセル)をはじめとするG.Fastで使われている技術の解説、及び集合住宅の規模に合わせた機器ラインナップを紹介。

(7)「G.Fastの導入選定と設置運用事例について」株式会社TOKAIケーブルネットワーク
VDSLの後継システムとしてG.fastを選定した経緯や具体的な設置事例に加え、運用保守用管理ツールやポート設定用制御サーバの自社開発事例を紹介。

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