2014年9月11日の運営委員会にて「D-CAS検討WG」の発足が決定しました。会員の参加をお願いしたく、メンバーを募集いたします。
背景や活動内容につきましては以下を参照ください。

【募集期間】
2014年9月16日(火)~10月3日(金)17時
(第1回WG開催予定:10月8日(木))

【WG発足の背景と目的ならびに作業内容】
衛星基幹放送(BS放送、CS110度放送)高度広帯域伝送方式に関し、コンテンツを保護するスクランブル方式としてはセキュリティ強度がより高い複数の暗号アルゴリズムから選択できる方式であることが適当として、新たに電子政府推奨暗号リストに採用されている米国政府標準暗号であるAESと国産暗号のCamelliaが選択されました。

この背景には現行のB-CAS(MULTI2)システムではB-CASカードの改ざんなどの違法行為が発覚している事実があります。また、米国の映画会社6社が構成するMovieLabsからも128ビット以上の鍵長を持つ暗号システムが技術要件として挙げられており、ハイウッド映画を4KでサービスするためにはB-CASは使用できなくなる可能性も考えられます。

本WGでは、ARIB規定におけるケーブルテレビでの超高精細度テレビジョン放送に対応した限定受信システムの検討を行い、現行のC-CASとの関係や、安全性の維持・改善に関する要求条件などを整理して、放送や通信を使ってCASシステムを更新することが可能なダウンローダブルCASの検討を行い、その仕様化を目指します。

【WGの活動期間など】
2014年10月~2015年6月
2014年10月~:海外事例の調査
2014年12月:D-CAS要求要件書作成
2015年6月:仕様書作成

D-CAS検討WG運用細則
ラボ ワーキンググループ規則(20110215制定)

【申込先】
一般社団法人日本ケーブルラボ 内藤 <E-mail:naito@jlabs.or.jp>
※@は小文字に変換ください。

D-CAS検討WG 参加申込書