2018年12月13日(木)、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて、第26回ラボワークショップ「イノベーションショーケースIII」を開催しましたのでご報告します。
本ワークショップでは、ケーブル事業に寄与するイノベーティブな商品やソリューションを募集し、応募のあった9社のプレゼンテーションとデモンストレーションを行いました。その中からワークショップ参加者、およびYouTubeLiveによるライブ配信視聴者が最も革新的とするものに投票し、第1位にはSplunk Inc.の「マシンデータを使ったデータドリブンオペレーション」が選ばれました。

1. 参加者数
79名(会員別参加状況:正会員17社、賛助会員9社、講演者等4社)

2. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

(1)「「空飛ぶデリバリーサ-ビス」ドローン物流サービス」KDDI株式会社
最大30kgの荷物の輸送が可能な飛行範囲事前設定型の大型ドローンを紹介。物資輸送機など非常に幅広い産業用途で使用可能。ケーブルテレビの買い物システムの実証実験として、中山間地域のお客様に対してドローンでの配送を実施した。

(2)「スマートスピーカーを活用したHybridcastコンテンツ」ジャパンケーブルキャスト株式会社
ケーブル事業者がデータ放送で運用している自治体のゴミカレンダーなどのコンテンツをハイブリットキャストのコンテンツとして声で操作することが可能な高齢者向けソリューションを紹介。リモコン操作が苦手な高齢者も活用できる。

(3)「音声コマンド対応4K Hybrid STBのIoT連携スマートホーム」Tatung Technology Inc
スマートハウスにおいて20年におよぶ商品の研究開発と製造実績を持ち、ドイツで最大のシェアを持つSTBサプライヤの主要製品であるIoT対応セットトップボックスやAmazon Alexa対応IoTハブなど、IoT連携スマートホーム機器を紹介。

(4)「コンパクトで安価な4Kコンテンツ収集・配信システム」株式会社ソシオネクスト
4K/8Kコンテンツ体験を増やすことによりデマンド(需要)を顕著化させることを目的とし、専門知識を持たない一般的なユーザでも高画質の4K配信データを容易に制作することが可能な4K/60p HEVC ストリーミングサーバ X500Eなど、安価な4K配信ソリューションを紹介。

(5)「DECT規格ワイヤレスインターカム」株式会社タムラ製作所
放送局のワイヤレスインカムシェア90%以上の実績をベースに開発され、利便性の向上と大規模なシステムの構築を容易にしたDECT方式(1.9GHz帯)に準拠したワイヤレスインターカムを紹介。

(6)「eスポーツ・カルチャーの動向と使用デバイス」株式会社ゾタック日本
世界で存在感を示し始めているeスポーツ市場の現状、及び競技eスポーツ、生涯eスポーツで利用されているVR環境におけるリュックサック型PC、ゲーミングPCを紹介。

(7)「動画制作・編集スマホ・タブレットアプリ」株式会社フォトロン
図形トラッキング、フィルター、Picture in picture、カット編集、ナレーション/BGM挿入、再生速度変更など、スマホ・タブレットで撮影したコミch用取材映像の編集がスマホ・タブレット1台で可能となるアプリケーションを紹介。

(8)「OTT・放送メディア横断パーソナルレコメンドサービス」Tivo株式会社
地デジやBS、CS、OTT映像サービスの普及により、見たい番組を探すことが難しい状況におけるメディア横断パーソナルレコメンドサービスを紹介。利用者動向分析も可能。

(9)「マシンデータを使ったデータドリブンオペレーション」Splunk Inc.
様々なITシステムから生成される膨大なデータを分析することで、あらゆる課題に対する解決策の提供が可能となるソリューションを紹介。複数のデータソースを串刺し検索し、価値のあるデータを抽出、分析、可視化して問題解決へと導く。16,000以上のユーザーが使用している。

(10)「ケーブルテレビイノベーションの在り方」日本ケーブルラボ
業界のイノベーションと10年後のケーブルの世界(技術視点、ビジネス視点)について解説。