日本ケーブルラボは2019年2月14日(木)、2018年度における活動および調査の報告を目的として、第42回ラボ技術セミナーを開催しましたのでご報告します。

1. 日時・場所
2019年2月14日(木)大阪マーチャンダイズ・マート(OMMビル)

2. 参加者数
40名(正会員12社、賛助会員9社)

3. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

(1) 活動総括
2018年度のワークショップ・セミナー、海外技術調査、認定審査、教育プログラム等のラボ活動概要、運用仕様策定、試作開発および調査分析等の技術課題への取り組み成果について総括報告。

(2) IP再放送運用仕様
IP放送の技術基準策定、IP再放送運用仕様の内容、実証実験の報告および今後の4K/8KのIP配信への展望について報告。

(3) 宅内Wi-Fiの機器評価とリモート保守
宅内Wi-Fi機器(Wi-Fiルータ、メッシュAP)の評価方法と評価結果、Wi-Fi設置・保守サポートツールの紹介、ならびにWi-Fiリモート保守システムの要求条件と技術仕様について報告。

(4) 第3世代STB用業界ACS技術仕様
既存のACSに関連した運用仕様、技術仕様を1つにまとめ、規定内容を詳細化した「第3世代STB用業界ACS技術仕様」SPEC-038 1.0版の策定について報告。

(5) 放送系運用仕様の改定
放送系の運用仕様改定について報告するとともに、高度ケーブル自主放送 字幕・文字スーパー規定の追加、ハイブリッドキャスト規定の見直し等今後の改定予定、ならびに将来の地上デジタル放送における4K・8Kの最新仕様化動向について説明。

(6) インフラコスト分析シミュレータ機能拡充
インフラコスト分析シミュレータの機能拡充概要説明とデモンストレーションおよび機能拡充版のラボ会員向けリリースと利用状況について報告。

(7) 放送・通信のコンテンツ自動切換技術
ラボの提案による放送(RF)と通信(IP)の両方を使用して適応的にコンテンツ配信ルートを切り換える効率的な4Kコンテンツ配信技術について、エミュレータ試作によって動的切換技術の有効性を検証した結果を報告。