日本ケーブルラボは2019年11月27日(水)、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて第33回ラボワークショップ「イノベーションショーケースIV」を開催しました。
本ワークショップでは、ケーブル事業に寄与するイノベーティブな商品やソリューションを募集し、応募のあった9社のプレゼンテーションとデモンストレーションを行いました。各社の発表後にはワークショップ参加者による投票が行われ、データセクション株式会社の「国内外のSNSデータを活用したビジネス展開」が最も革新的なものとして第1位に選ばれました。

1. 日時・場所
2019年11月27日(水)14:00~19:00 TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター

2. 参加者数
100名(会員別参加状況:正会員14社、賛助会員12社)

3. プログラム
当日の講演資料・講演動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

(1)「10G PONマイクロプラグOLTを利用したRemote PHYの実現」APRESIA Systems株式会社
通信高速化、省電力化、及び省スペース化を実現するRemote PHY製品として10G PONを利用したマイクロプラグOLTを紹介しました。実装機器や想定される実装例についても説明しました。

(2)「CATV用柱上のONUクロージャー ~HFC設備からFTTHへの早期切替ソリューション~」株式会社関電工
HFCからFTTHへの移行時の引込線の光化が難しく、HFC設備が撤去できない課題を解決する製品として、CATVの柱上に設置可能な次世代ONUクロージャーを紹介しました。概要と活用例に加え、電源供給器による電気代及び保守費の削減対策についても説明しました。

(3)「「IP放送品質測定運用仕様」のIP放送品質測定デモ」沖電気工業株式会社
ラボで運用仕様化した「IP放送品質測定運用仕様」(SPEC-040)に基づく放送品質測定システムの構成例や結果表示例をデモンストレーションにより紹介しました。

(4)「高品質IPマルチビューワ(IP監視)「Flex Viewer」」株式会社ヴィレッジアイランド
効率的かつ低価格を実現した、IPネットワークを用いた高品質映像IP監視マルチビューワシステム「Flex Viewer」を紹介しました。

(5)「Netflowによる高度なトラヒックの可視化とセキュリティ対策」NETSCOUT(アーバーネットワークス)
ルータによるトラフィックの統計情報を収集する技術Netflowを用いたソリューションとして「Sightline」を紹介しました。高度なネットワークのトラヒックの可視化や運用コストの削減を実現し、ネットワーク障害の分析やDDoS攻撃に対しても迅速かつ的確な情報を提示可能であることを説明しました。

(6)「ハイコネを活用した防災情報配信 ~ハイコネを利用したコミチャンでの緊急情報配信~」ジャパンケーブルキャスト株式会社
ハイブリッドキャストコネクトの技術を利用した地域密着防災情報の配信システムとして、スマートフォン起点でのコミチャンを使用した緊急情報配信システムを紹介しました。

(7)「ARを活用した遠隔作業支援システム「Vista-Finder MX」~映像の活用による現場コミュニケーションの強化~」株式会社KDDI総合研究所
スマートフォン・スマートグラスなどで撮影した現場の映像を、安全かつ高品質に生中継できる遠隔作業支援システム「Vista-Finder MX」を紹介し、ウェアラブル端末によるハンズフリー伝送、ARによる直感的な作業指示など多彩な機能による利用形態について説明しました。

(8)「放送・配信運用をもっとイージーに! -プラットイーズが提案するビジネスプロセスアウトソーシング-」株式会社プラットイーズ
多様化する映像サービスに対応した理想的・効率的な番組配信運用のワークフローを構築できるシステム「PlayEase」について紹介しました。

(9)「国内外のSNSデータを活用したビジネス展開」データセクション株式会社
昨今、国内外で急速に拡大するSNSの膨大な情報を活用し、その中から迅速かつ的確なデータを取得することで新たなビジネス展開に役立てることができるソフト「Insight Intelligence Q」について紹介しました。