日本ケーブルラボは2020年3月、IPv6対応ケーブルインターネットアクセス技術仕様ガイドラインを改定しました。

【改定対象仕様書】
JLabs DOC-009 3.0版「IPv6対応ケーブルインターネットアクセス技術仕様ガイドライン」

通常、日本ケーブルラボ発行の「仕様書・技術文書」は会員限定公開としていますが、IPv6対応の活動を業界内に広くご理解いただくため、本ガイドラインは、一般公開いたします。

【概要】
前回のガイドライン改定から約5年が経過しており、その間にIPv6を取り巻く環境が大きく変化いたしました。総務省の「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会」が平成30年3月に発行した最終報告書では、IPv6対応の究極的な目標をIPv6ディプロイメント(利用環境整備)から、IPv6マイグレーション(IPv6の利用促進によるIPv6シングルスタック化の実現)へ再設定することが重要であるとされています。
ケーブルテレビ業界においても、IPv6マイグレーションに向けた課題をIPv6検討WGにて検討し、既存ガイドラインの改定を行いました。

【主な改定ポイント】
1.DHCPv6-PDの推奨とケーブルテレビ業界の要件整理
2.IPv6シングルスタック(IPv4 over IPv6)の技術整理
3.技術の進展に伴う既存ガイドラインの見直し