日本ケーブルラボは2020年9月15日(火)、ライブ配信により第37回ラボワークショップ「コンテンツ配信の現状課題と将来技術の展望~ケーブルネットワークの効率的運用~」を開催しました。
ケーブルテレビ業界はHuluを皮切りにNetflixやDAZNなどOTT事業者との連携を開始しており、ケーブルテレビネットワークには今まで以上に多くの映像トラヒックの発生が予想されます。
また、将来的に専門チャンネルやコミュニティチャンネルをIP化することを想定したネットワーク構築も重要となります。
そこで、本ワークショップでは、映像配信の効率化のための技術を中心に紹介しました。


1. 日時・場所
2020年9月15日(火)14:00~16:00  YouTube ライブ配信

2. 参加者数
123名(最大同時接続数)

3. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

(1)「ケーブルテレビネットワークの現状と将来技術」一般社団法人日本ケーブルラボ
急増するトラヒックに対する現ケーブルテレビネットワークの課題と、コアネットワークおよびアクセス網の帯域不足への対策技術の概要を説明しました。

(2)「OTTトラヒック増加への対策」一般社団法人日本ケーブルラボ
トラヒックの増加対策として用いられるCDNの種別と特徴を説明し、ケーブル業界として構築/運用する分散型CDNを提言しました。

(3)「ブロックチェーンの応用」一般社団法人日本ケーブルラボ
コア/アクセス網上位回線の帯域削減方法としてのP2P CDNと、エンドユーザが動画配信を行うP2P配信でのブロックチェーンの活用を説明しました。

(4)「マルチキャストABR(Adaptive Bit Rate)について」一般社団法人日本ケーブルラボ
IPリニア配信時にMPEG-DASHセグメントをマルチキャストで送信するマルチキャストABRと、IP配信の課題の一つである遅延対策を説明しました。

(5)「5Gブロードキャストについて」一般社団法人日本ケーブルラボ
5Gを利用する映像配信として欧州等における事例紹介とともに、日本のケーブルテレビへの適用案とその課題等を説明しました。