日本ケーブルラボは2022年9月20日(火)、ライブ配信により第51回ラボワークショップ「web x IoT ~WebによるIoT技術の民主化~」を開催しました。

新たな地域DXの推進や新規事業の拡大発展に向けて、IoTシステムを内製化し課題解決型サービスを提供することは、お客さま(自治体等)とともにサービスを作り上げていくアプローチが可能となるばかりか、オープン・標準技術を習得したフルスタックのICT人材の育成にも繋がります。
本ワークショップでは、IoT技術の内製化・民主化に向けて、オープンで標準技術であるWeb技術を用いたIoT技術(web x IoT)を中心に、現状の課題や人材育成、web x IoTに関する技術および活用事例を紹介しました。

  1. 日時・場所

    2022年9月20日(火)14:00~16:00  Zoom Webinar配信

  2. 参加者数

    115名

  3. プログラム

    当日の講演動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

    「基調講演:情報システムの課題とWebの理念」 KDDI株式会社
    企業内情報システムにおいて、企業ロックインや技術ロックインによりサイロ化が進行し、インターネットがポータル・クラウド事業者によって分断されつつある中、あらゆる情報を誰もがより高度に利用できる環境を実現するためにも、ロックインの解消に資する『利用者による利用者のためのWWW技術の進化』の探求の重要性についてご説明いただきました。
    「デジタル時代の企業人材育成 ~地域DXや新規事業の拡大発展に向けて~」 一般社団法人WebDINO Japan
    ITサービスと人材需要が変化する中、地域DXの加速とともにIT人材の確保・育成が重要であることを示すとともに、IoT/DX人材に必要なスキルセットを、IoTシステムの開発を通じて実践的に学ぶことができるイベント「Web×IoTメイカーズチャレンジPLUS」についてご紹介いただきました。
    「Web技術を用いて内製化を推進 ~災害対応DX化で社会貢献、技術情報を一般公開~」 KDDI株式会社
    KDDIでは、災害時の通信設備の早期復旧に向けて、独自のWeb技術活用による課題解決を進めています。たとえば、SVGMapによる現場状況共有の高速化および一元的可視化の実現、PWA技術を用いた現地連絡手段の確立など、実際のデモンストレーションとともにKDDIにおける災害対応DX化の状況をご紹介いただきました。
    「ケーブルラボからのユースケース提案:Aging in Place」 一般社団法人日本ケーブルラボ
    web×IoTを活用し、超高齢化社会における健康寿命延伸ニーズを、「住み慣れた地域で」「住み慣れた家で」「見慣れたテレビで」実現するエイジング・イン・プレイス(AIP)向けサービス案を提示しました。イエナカで栄養管理と身体活動管理をダイナミックに実施し、利用者(シニア)のフレイル予防を実現する上で、安価で柔軟にカスタマイズ可能なweb×IoTセンサは、『イエナカAIPサービス』の実現において重要な存在であることを説明しました。