Data Over Cable Service Interface Specifications
米国のMSOで組織する業界団体MCNS(Multimedia Cable Network System Partners)が1997年に策定したケーブルモデムの標準仕様
2016年現在は、米国CableLabsにより管理され、開発が継続されている。全世界の多数のケーブル事業者が、DOCSISを使ってHFCネットワークによるインターネット接続サービスを提供している。開発時期により、1.0、1.1、2.0、3.0、3.1の各バージョンが存在する。

 DOCSIS 1.0
 1997年3月にリリース
 メーカーが独自に設計し互換性のなかったケーブルモデム機能を標準化

 DOCSIS 1.1
 1999年4月にリリース
 IP電話などを意識したQoSの仕組みを採用

 DOCSIS 2.0
 2001年12月にリリース
 上り変調方式を改良し、上り伝送容量を拡大

 DOCSIS 3.0
 2006年8月にリリース
 チャネルボンディングを採用し、上り下りとも伝送容量を大幅に拡大
 IPv4に加えてIPv6をサポート

 DOCSIS 3.1
 2013年10月にリリース
 OFDM、多値変調方式、強化された誤り訂正符号などを採用し、上り下りとも伝送容量をさらに拡大
 下りは10Gbps、上りは1Gbpsが可能な方式