Time and Wavelength Division Multiplex - PON
ITU-TがITU-T勧告G.989 40-Gigabit-capable passive optical networks(NG-PON2)の下で標準化を進めるPONにおける光伝送方式
G-PONを40Gbpsに高速化する次世代PON2(NG-PON2:Next Generation - PON2)として策定
それまでPONに採用されてきた時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)に、波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を加え、伝送容量の増大とサービスの拡張性を高めた。
基本性能は、波長数4、分岐数256以上、伝送距離40km以上としながらも、ビジネスユーザーやモバイルユーザーが収容できるよう、波長数、分岐数、伝送距離については他の組み合わせを規定し、通信速度については次の選択肢を設けている。
 波長数4の場合の1波当たり通信速度:
  下り上りとも物理速度9.95328Gbps(実効速度8.7Gbps)
  下りは物理速度9.95328Gbps(実効速度8.7Gbps)/上りは2.48832GMbps
  下り上りとも2.48832Mbps
  (実効速度はリードソロモン誤り訂正符号248ビット分の32ビットとを差し引いた速度)
オプション仕様として、基本システムにオーバーレイできる仕様PtP(Point-to-Point)WDM-PONを規定し、モバイルサービスに必要な遅延を抑えた二地点間伝送を可能にしている。