日本ケーブルラボは、先に一般社団法人 日本ケーブルテレビ連盟/一般社団法人 日本CATV技術協会/一般社団法人 衛星放送協会が主催されたケーブルコンベンション2022(7/28~29開催)にて、「オールIPに向けたラボの取組み」と題して、「テレビ/STB向けIP配信システム構築ガイドライン」および「IP配信、IP放送を支える要素技術」について講演しました。

この講演動画をラボホームページにて掲載します。ケーブルコンベンションサイトでお見逃しされた方は、ぜひご視聴ください。

講演概要

(1)テレビ/STB向けIP配信システム構築ガイドライン 講演者:事業調査部長 木村明夫

OTTサービスのより一層の浸透、地デジ同時配信の開始など、ケーブル業界を取り巻く環境は厳しさを増し、ケーブルテレビ放送のIP化が喫緊の課題となっています。このような中、日本ケーブルラボでは放送のIP化に向けた取組みの一環として、「IP配信システム構築ガイドライン」を策定しました。本ガイドラインは、自主放送をテレビ/STB向けにIP配信する際に必要となる機能要件を網羅的に整理したものであり、特にテレビ/STB向けのIP配信として留意すべき事項についても記しています。
今回は、業界動向とともにオールIPに向けたラボの取組みを、特に「IP配信システム構築ガイドライン」を中心に紹介しました。

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(2)IP配信、IP放送を支える要素技術 講演者:技術部長 清水英夫

IPによる映像配信では、高品質でかつネットワークに負荷をかけない効率的な伝送の実現が望まれます。今回、このような伝送を支える技術として、低遅延HTTPストリーミングを実現するCMAF(Common Media Application Format)、マルチキャストによるネットワークの帯域削減を実現するM-ABR(Multicast Adaptive Bit Rate)、大容量のデジタルコンテンツを効率的かつ迅速に、ユーザーに配信するCDN(Content Delivery Network)、片方向の伝送路において、誤り訂正符号を付加することにより品質を確保するFLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport)の技術について概要を紹介しました。

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