去る7月18~19日、一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟、一般社団法人日本CATV技術協会、一般社団法人衛星放送協会の主催によりケーブルコンベンション2024が開催されました。日本ケーブルラボでは、「新しい無線サービス提供技術とNW監視運用の高度化」をテーマとして、「LPWA活用によるケーブルテレビ事業の可能性」と「FTTHを代替する60GHz FWA」、そして「設備アラーム情報に基づく監視業務自動化の実機検証」について講演しました。

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講演概要

(1) LPWA活用によるケーブルテレビ事業の可能性(事業調査部長 木村明夫)

ラボでは、地方自治体や中小企業向けの B to B/G 事業モデル構築に期待される低コストのLPWA(Low Power Wide Area)について、活用する際の指針となる技術情報を取り纏めた「LPWA活用に関わるガイドライン」を5月に発行しました。数多くのLPWA方式がある中、各ユースケースにおける適切な方式は何か、自営型のLPWAを中心に解説しました。

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(2) FTTHを代替する60GHz FWA(技術部主任研究員 柴田達雄)

ラボでは、ケーブルテレビのアクセス網におけるラストワンマイルソリューションとして、60GHz帯FWAシステム(IEEE 802.11adまたは11ay)について、国内で入手可能な製品の仕様を調査すると共に、屋外での無線性能の測定評価を行いました。本講演ではその結果を報告するとともに、本装置がL2スイッチであることに配慮したIPマルチキャスト運用における注意点について解説しました。

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(3) 設備アラーム情報に基づく監視業務自動化の実機検証(技術部担当部長 清水英夫)

ネットワークの大規模化・複雑化が進み、設備の監視運用の負荷が高まっており、そのため、設備監視の効率化や自動化が求められています。今回、ラボでは、設備監視の自動化の実現へ向け、設備アラーム情報に基づく監視業務自動化について、ケーブル事業者の商用環境にて実機検証を行い、監視業務時間の短縮などの効果を評価しましたので、その結果を報告しました。

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