第99回技術委員会資料

Posted on: 5月 20th, 2015 by JLabs_Web管理者

日時:平成27年4月2日(木)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ 7階会議室

議事次第

1. 技術委員会 議事
 1.1 前回議事録確認(技資料099-1, 2)
 1.2 4KBS再放送仕様検討体制(技資料099-3)
 1.3 CAS方式の再確認(案4の再考等)(技資料099-4)
 1.4 今後の予定(技資料099-5)

(配布資料)
技資料099-1 第96回技術委員会議事録(案)
技資料099-2 第2回合同委員会議事録(案)
技資料099-3 4K再放送仕様検討体制
技資料099-4 CAS方式の再確認
技資料099-5 技術委員会スケジュール

第100回事業企画委員会資料

Posted on: 5月 20th, 2015 by JLabs_Web管理者

日時:平成27年5月12日(火)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ会議室

議事次第

議事
(1)前回議事録の確認
(2)連盟、及びラボ技術委員会の検討状況
(3)D-CAS検討WGでの調査 中間報告(パート2)
(4)課題整理
(5)リモート会議システム導入についての説明
(6)今後の予定

(配布資料)
企資料100-1 —- 平成27年度 第99回 事業企画委員会議事録(案)
企資料100-2-1– 4K実用放送実施方針について(案)_抜粋
企資料100-2-2– BS17ch 4K8K試験放送のケーブルテレビ再放送
企資料100-2-3– 4K実用放送およびBS17ch 4K放送(試験放送)対応
企資料100-3 —- 4K BS再放送課題
企資料100-4 —- D-CAS検討WG中間報告(パート2)
企資料100-5 —- 次世代CAS、MMT対応の要件と課題
企資料100-6-1– リモート会議システム導入のご案内
企資料100-6-2– リモート会議システム利用マニュアル
企資料100-7 —- 事業企画委員会 スケジュール

ケーブルWi-Fi WG活動再開 Wi-Fi技術の進展やサービス拡大に伴う課題に取り組む

Posted on: 5月 19th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

屋外での映像視聴を含めケーブル加入者の移動サービスへの要望が高まる中、ラボでは2012年にケーブルWi-Fi技術仕様書を作成しました。その後3年が経過し、Wi-Fi技術の進展とWi-Fiを使用したサービスの拡大などの市場変化が出てきており、それらに伴う課題を整理し対応を検討するため、ケーブルWi-Fi WGを再開します。

技術面では、アクセスポイントが密集する環境下での無線干渉制御の精度向上、市場面では、2020年の東京オリンピックを例とする海外事業者との国際ローミングや、より高速で安定したホームネットワーク環境下でのサービスの高度化などが、検討対象の候補として考えられます。

これらのテーマ選定と検討にあたっては、ケーブルWi-Fiが事業者にとって戦略的に重要な手段となる点につき、検討・整理した上で技術面の検討に取り組み、必要に応じて技術仕様書の改訂を行う予定です。また、MVNO、地域BWAとの関係も考慮しつつ連盟の無線利活用委員会と連携して進めます。

機器認定報告

Posted on: 5月 19th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

2015年4月21日に2014年度第6回認定審査を、また5月13日に2015年度第1回認定審査を実施しました。

1. 認定審査結果
認定審査判定を行い、レコーダー機能内蔵TVとハイブリッドBoxあわせて全10製品が合格しました。

2. 次回認定審査
2015年度第2回認定審査
・申請受付期間 2015年8月3日~28日
・認定委員会 10月上旬予定

新規会員のお知らせ

Posted on: 5月 18th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

次の法人が新たにラボ会員となりましたので、お知らせします。

■ 正会員(1社)
ケーブルテレビ徳島株式会社
http://www.tcn.jp/www/index.jsp

■ 賛助会員(1社)
株式会社コムワークス
http://comworks.co.jp/

第62回運営委員会資料

Posted on: 5月 15th, 2015 by JLabs_Web管理者

日時:平成27年5月14日(木)15:00~17:00
場所:ラボ7F会議室

議案
(1) 第61回運営委員会議事録確認
(2) 承認事項
 ・平成26年度職務執行状況および収支報告(通期・下期)
(3) 審議事項
 ・4K8K衛星基幹放送ケーブル対応の課題
 ・ケーブルWi-Fiの状況と対処
(4) 報告事項
 ・JC-HITSトランスモジュレーション運用仕様改訂に係わる実証実験報告
 ・障害兆候検知システム構築
 ・委員会活動
  - 事業企画委員会
  - 技術委員会
  - 認定委員会
 ・技術調査報告
  - NAB2015調査報告
  - [資料配布] INTX2015調査報告
 ・その他
  - 技術者育成に係わる事業者アンケート調査
  - [資料配布] 理事会開催の件
  - [資料配布] ID/SMS連携基盤RFP
(5) その他
 ・ラボカレンダー
 ・運営委員会開催スケジュールの確認

(配布資料)
資料62-00—–第62回運営委員会の議事次第
資料62-01—–第61回運営委員会議事録案
資料62-02—–平成26年度職務執行状況・収支報告書(通期)
資料62-02-2—平成26年度下期職務執行状況・収支報告書
資料62-03—–4K8K衛星基幹放送ケーブル対応の課題
資料62-04—–ケーブルWi-Fiの状況と対処
資料62-05—–JC-HITSトランスモジュレーション運用仕様改訂に係わる実証実験報告
資料62-05-2—JLabs_SPEC-005_EPGチャンネルマスキング実施報告書
資料62-05-3—SPEC-005_2.4版_第二編(実証実験に基づく修正反映_抜粋)
資料62-06—–障害兆候検知システム構築
資料62-07—–事業企画委員会活動報告
資料62-08—–技術委員会活動報告
資料62-08-2—4K BS再放送仕様検討暫定体制
資料62-09—–認定委員会活動報告
資料62-10—–NAB2014調査報告
資料62-11—–INTX2014調査報告
資料62-12—–技術者育成に係わる事業者アンケート調査
資料62-13—–理事会開催の件
資料62-14—–ID/SMS連携基盤RFPガイドライン
資料62-15—–ラボカレンダー
資料62-16—–運営委員会開催スケジュール

『月刊ニューメディア』2015年5月号にラボの活動が掲載されました

Posted on: 5月 13th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

『月刊ニューメディア』(発行:ニューメディア)2015年5月号に、日本ケーブルラボに関する記事が掲載されています。

◆ケーブル3団体理事長に聞く
「ケーブルテレビ業界が今実行すべき技術課題は何か」
 ①日本ケーブルラボ編
 ケーブルプラットフォーム、HFC/FTTH、4K/8K、無線、RGW、仮想化の仕様策定と研究に注力

◆5つの主要技術分野別
 日本ケーブルラボの「注目点」と「取り組み」

記事はこちらから閲覧できます。ぜひご一読ください。

※『月刊ニューメディア』2015年5月号より転載します。

「研究開発 日本ケーブルラボ報告」~自動コンテンツ認識技術~

Posted on: 5月 11th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

今号では自動コンテンツ認識技術(Automatic Content Recognition/ACR)について紹介したい。
ACRは現在、視聴されているコンテンツそのものの映像や音声等を解析し、そのコンテンツが何かを特定する技術である。
これまで、視聴しているコンテンツが何かについては視聴者自身の認知力や記憶、視聴端末機器の選局状態と番組表の組み合わせ等に依存していた。
ACR技術により、これらに依存することなく、コンテンツそのものから、視聴コンテンツが何かを探し当てることができる。また、録画済みコンテンツに対しても適用できる。
ACRの利用者向けの身近なサービス事例としては、スマホ等における音楽検索アプリがある。曲名が思い出せない歌のリズムを音楽検索アプリに聞かせることで、アプリがそのリズムを解析し、特徴をデータベースの情報と照合し、曲に関する情報を提供してくれる。

放送コンテンツに対するACRソリューションとしては、視聴端末等に出力される映像や音声そのものを解析し、その特徴(フィンガープリント)情報や映像等に含まれる電子透かし(Watermark)情報をACR事業者側で構築している放送コンテンツのデータベースと照合し、コンテンツが何かを判定する。
そのサービス応用例として米国では、①視聴率調査、②視聴コンテンツに応じた付加情報、広告配信、セカンドスクリーン連動、③不正コピー(配信)の調査・防止策等に利用されている。
番組連動の具体例としては、TVやスマホ/タブレット上で番組や出演者に関する補足情報を提供したり、番組参加アプリへの誘導、番組レコメンド等を行なうことで、番組への関心を高めさせたり、視聴コンテンツに応じた広告等を表示することで購買への誘導を図ることができる。更なる応用として、視聴データとインターネットサイトへのアクセス情報を収集し、視聴者の行動調査や広告効果の分析も行なわれている。
もちろん、データの収集・提供にあたっては利用者の同意確認を取る必要があるが、米国事例では同意率も高いという。

国内でのACRサービスの可能性について
米国事例における視聴コンテンツに応じた情報等の同一TV上でのオーバーレイ表示については、日本国内ではARIBの「放送番組およびコンテンツ一意性の確保に関するガイドライン」により、受信機側で放送事業者の意図とは異なる表示をその明確な区別なく表示してはならないとの規定がある(利用者操作での情報表示は可)。
視聴データの取得については、ケーブルSTBでは視聴情報収集機能が具備されており、視聴データの収集・解析を行なうことが可能である。また、次世代STBの技術仕様であるJLabs SPEC 023-01においてはSTBから一定間隔で管理データを送信できるようになり、ACRと同等の視聴データ収集が可能となった。
番組連動の情報表示についてもハイブリッドキャストやデータ放送がある。

しかしながら、ACRは実際に視聴しているコンテンツを直接解析してコンテンツ判定を行なえるところが興味深い。放送波の中に番組連動の仕組みを含めなくても、番組連動・連携サービスを提供することができる。
国内外の規定やビジネススキーム等の違いはあるが、海外でのスマートTVおよび関連サービスの普及動向によっては国内での需要や考え方も変わってくる可能性もある。
引き続き、技術・サービス動向をウォッチし、今後の活動に役立てていきたい。

(本内容は、『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2015年5月号に掲載されたものです。)

4Kスマート編集システムを評価・検証 4K制作セミナーなどでデモ展示を予定

Posted on: 4月 27th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

ケーブル事業者による4Kコンテンツ制作拡大のため、ラボでは4Kスマート編集システムの要件調査、試作構築、評価・検証を行いました。

今回の評価・検証においては、ケーブル事業者や日本ケーブルテレビ連盟コンテンツラボの協力も得て、4Kコンテンツ編集作業(カット編集、テロップ・エフェクト挿入等)やファイル入出力の性能評価、レンダリング・エンコード作業の時間測定等を行いました。現在検討している4Kコンテンツの制作については、今回検証を行ったシステムで十分に対応が可能と評価されています。

今後の予定として、4月中に評価検証結果の報告書を作成し、5月以降に実施される日本ケーブルテレビ連盟主催の制作セミナーやラボ主催の技術セミナーで、報告とデモ展示を行います。

ケーブルインフラコスト分析シミュレータを開発中 6月にラボHPで公開予定

Posted on: 4月 27th, 2015 by JLabs_Web管理者 2 Comments

ラボでは、HFCからFTTHへのマイグレーションやオールIP化のための設備投資と収益見込みを各ケーブル事業者のビジネス環境に沿って分析できるシミュレータを開発中です。シミュレータでは、入力値を可能な限りパラメータ化し、ケーブル事業者の要求に対応できるよう設計しています。各社でパラメータを入力することにより、移行判断材料として、必要投資額及び投資に関わる収支計算がアウトプットされます。

今後の予定として、4月中には開発を終え、5月にはケーブル事業者によるトライアルで検証の上、6月にラボ・ホームページで公開します。公開後は、ケーブル事業者の事業方針策定のための参考ツールとして利用していただける予定です。

ケーブル運用情報共有システムを連盟で試験運用開始

Posted on: 4月 27th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

昨年ラボでは、ケーブル事業者間での運用技術に関する情報共有システムのプロトタイプを構築し、トライアル運用を行い、システムを日本ケーブルテレビ連盟に移管しました。このたび連盟主導で、トライアル運用での課題対応を行った新システムを構築し、試験運用を開始しました。

AMラジオ難聴地域解消のためのFM補完小電力放送システムの技術的条件を検討

Posted on: 4月 24th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

「ケーブルテレビ網を活用したAMラジオ難聴地域解消のためのFM補完小電力放送システムの調査検討報告書」が東海総合通信局の同調査検討委員会(事務局:日本CATV技術協会)でまとめられ、3月27日に開催された第4回放送システム委員会ギャップフィラー作業班で報告されました。今後、制度的なことは放送システム委員会で審議され所要の手続きを経て、6月を目途に情報通信審議会で答申される見通しです。

詳細はこちらよりご覧ください。

NAB SHOW 2015調査報告 4K放送を前提とした製品・ソリューションが多数展示

Posted on: 4月 24th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

2015年4月11日から16日まで、米国・ラスベガスで世界最大級の放送機器展「2015 NAB SHOW」が開催されました。参加者数は約10万3,000人、出展社数は約1,800社を数え、ラボからは2名が参加し、技術調査を行いました。

会場では4K放送を前提とした製品・ソリューションが出そろい、特に多くの小型化・低価格化された4Kカメラ、4Kコンテンツ制作のトータルワークフロー、配信ソリューションが展示されていました。また放送機器のIP化が進みつつあり、特に海外メーカは積極的に対応を進めている模様です。

詳細はこちらよりご覧ください。

第99回事業企画委員会資料

Posted on: 4月 22nd, 2015 by JLabs_Web管理者

日時:平成27年4月21日(火)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ会議室

議事次第

議事
(1)前回議事録の確認
(2)CAS対応の検討経緯 等
(3)D-CAS検討WGでの調査 中間報告
(4)第61回 運営委員会報告について
(5)今後の予定

(配布資料)
企資料099-1 —- 平成27年度 第98回 事業企画委員会議事録(案)
企資料099-2 —- 第3世代STB_D-CAS経緯
企資料099-3 —- D-CAS検討WG中間報告
企資料099-4 —- 連盟技術委員会 BS17ch再放送の課題
企資料099-5 —- D-CAS進捗と課題(運営委員会資料)
企資料099-6 —- 事業企画委員会 スケジュール

新規会員のお知らせ

Posted on: 4月 17th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

次の法人が新たにラボ会員となりましたので、お知らせします。

■ 賛助会員(3社)

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
http://www.disney.co.jp/home.html

住友電気工業株式会社
http://www.sei.co.jp/

オーエスエスブロードネット株式会社
http://www.ossbn.co.jp/

第61回運営委員会資料

Posted on: 4月 16th, 2015 by JLabs_Web管理者

日時:平成27年4月9日(木)15:00~17:00
場所:ラボ7F会議室

議案 
(1) 第60回運営委員会議事録確認
(2) 承認事項  
 ・認定委員の指名
(3) 審議事項  
 ・D-CASの検討進捗と課題
 ・事業者技術者育成検討に係わる事業者アンケート
(4) デモ
 ・4Kスマート編集システム
 ・インフラコスト分析シミュレータ
(5) 報告事項                            
 ・委員会活動
  - 事業企画委員会
  - 技術委員会                                
 ・その他
  - 第30回理事会開催報告
(6) その他
 ・ラボカレンダー
 ・運営委員会開催スケジュールの確認

(配布資料)
資料61-00—–第61回運営委員会の議事次第
資料61-01—–第60回運営委員会議事録案
資料61-02—- 認定委員の指名
資料61-03—- D-CAS検討進捗と課題
資料61-04—–事業者の技術者育成に係わる事業者アンケート
資料61-04-2—–アンケートのお願い
資料61-05—–4Kスマート編集システム試作評価
資料61-06—–インフラコスト分析シミュレータ開発
資料61-07—–事業企画委員会活動報告
資料61-08—–技術委員会活動報告
資料61-09—–第30回理事会開催報告
資料61-10—–ラボカレンダー
資料61-11—–運営委員会開催スケジュール

日本ケーブルラボ事務所の移転予定

Posted on: 4月 14th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

先に開催されました第30回理事会(本年3月27日開催)において、ラボ事務所の移転について審議、承認されました。
日本ケーブルテレビ連盟とのさらなる連携強化、ならびに会員との交流促進を目的に、日本ケーブルテレビ連盟の近隣(徒歩圏内)に移転するものです。
移転先および移転時期の概要は、次のとおりです。

・移転先 東京都中央区日本橋茅場町3丁目
     (日本ケーブルテレビ連盟より徒歩約7分、東京駅より徒歩約15分)
・移転日 平成27年7月6日(月)

詳細につきましては、別途お知らせします。

平成27年4月からのラボ事務局の体制について

Posted on: 4月 14th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

本年4月からの日本ケーブルラボ事務局内における体制につき、ご報告いたします。
(カッコ内は各部の責任者)

専務理事 松本 修一
顧問 山口 舜三
事業調査部 (福岡 克記)
実用化開発部 (柴田 達雄)
企画管理部 (徳竹 政幸)
渉外認定部 (内藤 明彦)
総務部 (小林 潔)

組織図 https://www.jlabs.or.jp/corp-organization

平成26年度と同様、業界の発展に最大限貢献すべく努力してまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

第98回事業企画委員会資料

Posted on: 4月 14th, 2015 by JLabs_Web管理者

日時:平成27年4月7日(火)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ会議室

議事次第

議事
(1)前回議事録の確認
(2)4K BS再放送ケーブル対応 検討体制
(3)CAS対応案について
(4)C-CAS+ 概要
(5)今後の予定

(配布資料)
企資料098-1 —- 平成26年度 第2回 合同委員会議事録(案)
企資料098-2 —- 4K BS再放送仕様検討体制
企資料098-3 —- BS/CS110 4K・8K放送検討スケジュール_NexTV-F
企資料098-4 —- 4K BS再放送用CASについて
企資料098-5 —- C-CAS+ 概要説明資料
企資料098-6 —- 事業企画委員会 スケジュール

「研究開発 日本ケーブルラボ報告」~映像の高品位化~

Posted on: 4月 9th, 2015 by JLabs_Web管理者 No Comments

UHD Alliance
今、日本国内においては4K放送の試験放送や4KコンテンツのVOD配信が開始され、4K対応テレビの販売も順調だと聞く。日本ケーブルラボにおいても4K対応のための関連運用仕様の策定・更新を進めており、機器の製品化や事業者による本格的サービスが期待されるところである。
米国においても超高精細映像への期待は高まっており、今年の米国のConsumer Electronics Show(CES2015)において「UHD Alliance」の設立がアナウンスされた。
詳細についてはこれからになるが、設立発表やインターネット上の報道記事等によると、UHD Allianceは4K以上の超高精細(Ultra High Definition)映像コンテンツを利用者に提供する(届ける)ため、作品の製作から配給、機器メーカーがタッグを組むもので、米国における4K(UHD)の本格普及の動きがうかがえる。

HDR、広色域
そのUHD Allianceでも取りざたされている超高精細映像に関わる技術キーワードとして4K高解像度以外に「HDR」や「広色域」、「3Dオーディオ」が挙げられている。
「HDR」はハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range)の略語で(録画機器としてのHard Disk Recorderではなく)、映像コンテンツの明暗を可能な限り広く再現させる技術で、視覚的な表現力を高めようとするものである。
これまでの映像再現においては露出を明るい部分に合わせるか、暗い部分に合わせるかの調整を行っていたが、この明暗に対するコントラスト調整を複合的に掛け合わせることで、人間の目による動的な露出調整と同等の映像再現が可能となり、より鮮明な映像再現を可能にする。
また、「広色域」はこれまでのハイビジョン放送での色の再現範囲を更に拡張することで、より自然的な色彩を再現しようとするものである。
これまではBT.709という国際(ITU-R)規格に則った色域の範囲内で色彩表現が行われていたが、「BT.2020」という更に広い色域規格に対応することで、より自然的な色彩を再現しようとするものである。
「3Dオーディオ」はその名の通り、3次元的(立体的)な音の方向や距離、拡がりなどを再生する方式のことであり、より自然な臨場感を醸し出そうとするものである。

このように4K/8K解像度に加え、HDR、広色域さらには音声品質に対しても現行の映像品質を超える仕様への対応を推進させることで、より高品位な映像・音声コンテンツを再現させるものである。

国際動向と国内の動き
冒頭の説明の通り、米国ではUHD Allianceが立ち上がり、業界横断的な連携が行われようとしている。
米国には米国の映画スタジオの技術標準化団体であるMovielabsがあり、ハリウッド作品の違法コピーを防ぐためのセキュリティ関連の仕様や映像品質に関わる共通仕様を定めてきた。
Movielabsは映画業界の標準化団体であり、UHD Allianceは業界間の連携を推進する団体なので、それぞれに目的は異なるが、提唱している技術仕様に被る内容もあり、今後の動きは気になるところである。
UHD Allianceには日本のメーカーもリストに名を連ねているが、UHD Allianceの国際的影響力や日本国内の動きについては未だつかめていない。

日本における放送関連の技術標準化はARIBを中心に進められているが、引き続きハリウッドコンテンツを有する米国の動向も注意深くウオッチしていきたい。

(本内容は、『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2015年4月号に掲載されたものです。)