日本ケーブルラボ AI特別委員会は、2026年4月14日(火)から15日(水)の2日間、日本ケーブルラボ会議室にて『ケーブルAI道場 実践型ハンズオン研修』を開催しました。
本研修は、ケーブルテレビ業界初となる本格的なAI人財育成企画です。全国から高い志を持つ受講者が集まり、次世代の地域DXを担う「実践者」を目指して、非常に熱量の高い研修が展開されました。
1. 開催概要
●日程: 2026年4月14日(火)〜15日(水)
●場所: 日本ケーブルラボ 会議室
●内容: ローコード開発プラットフォーム「Dify」を活用したAIアプリ・エージェント構築の実践
2. 開催の目的と狙い
急速に進化する生成AI技術に対し、ケーブル事業者が持つ「地域ネットワーク」や「顧客との信頼関係」という強みをどう掛け合わせるかが問われています。
本研修は、将来的な自治体・企業向けAIエージェント事業や地域等を見据え、オンプレミス(機密保持)とクラウド(高性能処理)を使い分けられるハイブリッド環境を「実装・運用・活用」できる人財の育成を狙いとしています。また、業界全体でAI活用の知見を蓄積・共有する「オープンな学びの場」として企画されました。
3. 実施内容
2日間を通して、ローコード開発プラットフォーム「Dify」を使い、基礎から高度なエージェント構築までを網羅する実践的なプログラムを行いました。
●1日目:AIアプリ構築とRAG(検索拡張生成)の実装
Difyの主要ノード(LLM、質問分類器、変数等)の役割を習得した後、実務で不可欠なRAGの精度改善に取り組みました。あえて精度の低いサンプルデータを用いることで、データ整形やチャンク設定、Rerank活用といった「現場で使える技術」を深く学び、各自が自社業務への適用を想定したワークフロー構築に挑戦しました。
●2日目:高度なAIエージェントの制作と運用
自律的に判断しツールを使いこなす「AIエージェント」の構築手法を学びました。複雑なシナリオ分岐の実装や、最新のMCP(Model Context Protocol)による外部連携など、単なるチャットボットを超えた実用的なシステム構築に取り組みました。
4. 研修の様子と成果
会場は2日間、受講者の集中力と熱気に包まれました。アンケートでは「夢中になりすぎて、2日間があっという間だった」という声もあり、多くの受講者が独自のAIアプリを完成させました。
また、「非エンジニアでもアイデアを即座に形にできる実感が持てた」「属人化していた業務の解消に直結する」といった、即戦力としての手応えを感じるフィードバックが多数寄せられました。

【ケーブルAI道場参加者25名・講師・事務局】

【受講中の様子】
5. 今後の展望
本研修は、一過性の教育プログラムではなく、業界一丸となってAI活用を推進するエコシステムの出発点です。今後は以下の取り組みを通じ、参加者同士の連携を深めてまいります。
●オンラインコミュニティ: 研修後も受講者同士が日常的に情報交換や技術相談ができる「場」を提供することで、会社や地域の垣根を越え、参加者同士が知見を共有し合う「横の連携」を強化するとともに、継続的な学びと交流を促進します。
●中間成果発表会の開催(今夏予定): 今回の学びを自社に持ち帰るだけでなく、継続的にAIアプリの開発・実装を続けながら試作した成果を共有する「中間成果発表会」を今夏に開催予定です。
日本ケーブルラボでは、本研修で生まれた熱量を絶やすことなく、会員各社のAI実装と地域DXの実現をサポートしてまいります。