日本ケーブルラボは2023年4月、「IP放送提供に向けた宅内Wi-Fi調査報告書」を発行しました。
【調査報告書】
【調査報告書の概要】
ケーブルテレビ事業者が提供する放送のRFプラットフォームについて、地域における情報メディア・プラットフォームに進化させるために、オールIPプラットフォームに変革しようとする動きがあります。この動きを踏まえ、地デジやBSなどで放送されている番組をケーブルテレビサービスとしてIPマルチキャスト方式を用いて再放送する場合、宅内Wi-Fiで接続されたSTBやPCなどで安定して2Kおよび4K番組を視聴するためには、有線と同等の伝送品質を確保する必要があります。
IP放送サービス提供に向けて、IPマルチキャスト放送を宅内に設置されたWi-Fi環境で配信する際、有線と同等の伝送品質を確保するための技術課題について、実機での評価結果を本報告書にまとめ、あわせてWi-Fiに関する技術動向について解説しました。また、ケーブルテレビ事業者に向けて、加入者宅内のWi-Fi環境でIP放送を視聴する際の課題および注意点を提言しました。
【調査報告書の構成】
- IP放送の宅内Wi-Fi配信評価
- IP放送のQoS確保
- Wi-Fiの技術動向
- IP放送のサービス動向
- まとめ
- 略語集
- 伝送品質の測定設備