日本ケーブルラボは2016年5月、RGW(レジデンシャルゲートウェイ)における近距離無線通信規格相互接続性に関する調査結果を報告書としてまとめました。
日本のケーブル業界では、イッツコム社のインテリジェントホームを皮切りに、ケーブル事業としてのスマートホームサービスの展開が広がりつつあります。
ラボでは日本国内のケーブル業界におけるスマートホームサービスの普及を視野に入れ、RGWに関する調査を2013年から続けてきました。今回の調査報告書では、宅内のホームゲートウェイとセンサデバイス間のインタフェース、すなわち、近距離無線通信規格の相互接続性について調査した結果をまとめています。
【報告書名】
JLabs DOC-035 1.0版「RGWにおける近距離無線通信規格相互接続性に関する調査報告書」
今回の調査報告書では、2014年4月に公開した「RGW設計ガイドライン」(JLabs DOC-023 1.0版)に示された構成要素、RGW、センサデバイス、クラウドサーバおよびリモコンのインタフェースのうち、RGW‐センサデバイス間の近距離無線通信規格を主に取り上げています。
近距離無線通信規格は代表的なZ-Wave、ZigBee、Wi-SUNを選び、それぞれの通信規格の概要、相互接続性の観点からの比較、プロトコルスタック、認証を得るための認定プロセス、チップベンダ等をまとめました。またAppendixには、活用事例や、市場の製品を用いた相互接続試験評価の結果等も掲載しています。
【相互接続性の観点における各種通信規格の差異】
(例)各Allianceが規定する認証の種類とその範囲

【調査報告書の構成】
第1章 背景
第2章 調査の目的
第3章 Executive Summary
第4章 近距離無線通信規格
4.1 Z-Wave
4.2 ZigBee
4.3 Wi-SUN
Appendix I 近距離無線通信規格の活用事例と相互接続試験評価
I.1 活用事例
I.2 相互接続試験評価
なお、その他のラボ仕様書、技術文書は、ラボHPのライブラリ内「仕様書・技術文書」に掲載しています。