韓国では、当初2015年であった計画を1年前倒しし、地上波に先立ってケーブルによる4K放送サービスの商用化を開始しました。

サービス商用化に際し、韓国ケーブルラボ(KLabs)と韓国のデジタルケーブルVODサービス専門企業であるホームチョイス社は、4K信号伝送方式の標準化を推進しました。ホームチョイス社により新たに開始された4K専用チャンネル「U-MAXチャンネル」では、映像圧縮技術としてHEVC(H.265)、伝送レート32Mbpsを採用しており、4Kの画質フォーマット(3840*2160pix、60fps、10bit)を実現し、2014年1月から試験放送を実施しています。

現在の視聴方法としては、サムスン電子とLGエレクトロニクスにより開発されたソフトウェアベースのデジタルSTBがあり、同ソフトが内蔵されている4Kテレビで視聴することができます。また今後、4K対応STBを開発しリリースする予定とのことです。

現在、U-MAXチャンネルでは、1日20時間の4Kコンテンツが放送されており、今後、6月に行われるブラジル・FIFAワールドカップや、9月に行われる韓国・仁川アジア競技大会が生放送される予定です。ホームチョイス社は2016年までに400億ウォン(約40億円)を投資しコンテンツを調達する予定とのことです。なお、ホームチョイス社のサービスは、CJハロービジョン、クリエイティブロード、シエンエム、現代放送HCN、CMBなどのケーブル事業者が展開しています。

地上波やIPTV、衛星放送に先立ちケーブル業界が4K放送サービスを商用化したことで、今後韓国内では有料放送や地上波放送での早期実用化にも影響を与えることが予想されます。