2018年9月26日(水)、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて、第24回ラボワークショップ「IoT関連の最新技術動向と技術課題について」を開催しましたのでご報告します。今開催においてもYouTubeLiveによるライブ配信を実施しています。

1. 参加者数
35社70名

2. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

(1)「IoT関連技術と動向について」日本ケーブルラボ
国内でのIoT取り組み経過、IoT関連団体動向とともに、ラボのこれまでの取り組みとしてレジデンシャルゲートウエイ関係のサービス・機能要件書および設計ガイドラインについて説明。またIoT関連技術として、センサー技術、通信技術、データ収集処理技術、ならびにセキュリティ技術の概要を紹介。

(2)「LPWAのLoRaTM技術と応用例のご紹介」セムテック・ジャパン合同会社
LoRaチップの独占的チップベンダーである同社より、IoTに適したLPWA通信方式のLoRa技術、LoRaWAN方式の特徴、および応用技術について紹介。STBへの応用例やシステム構成例についても説明。

(3)「NB-IoT技術内容とその課題」華為技術日本株式会社
LPWA通信方式のNB-IoT技術と関連技術について説明。地域BWAで導入されているTDD-LTE互換システムを含む既存のLTE基地局の機能拡張によりIoTシステムが構築できることを紹介。

(4)「IoTセンサー技術紹介と活用事例」沖電気工業株式会社
加速度センサーを用いた橋梁等の社会インフラ監視システムや、センサーを搭載したIoT機器とゲートウエイで構成する920MHz無線システム活用事例について紹介。

(5)「IoTデータ集約 処理サーバー技術と技術課題」インフォメーションタスクフォース株式会社
IoT分野におけるクラウドシステムのメリットや、データ収集/処理における課題について紹介。AIの活躍が見込めるIoTエリアについても言及。

(6)「IoTセキュリティの現状・課題および標準化に向けた取り組み」一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会
IoTデバイスの増加に伴いリスク拡大が懸念されるIoT固有のセキュリティに対する重要点をはじめ、政府施策との連携、IoTデバイス製造時に組込むべき電子証明書等のセキュリティ標準、IoT機器のライフサイクル管理の必要性について紹介。