2018年11月1日、品川プリンスホテルにてラボ オータムセミナー2018を開催いたしましたので、ご報告します。
第I部は第41回ラボ技術セミナー(午前)、第II部は国際セミナー(午後)の2部構成です。第II部 国際セミナーは、一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟、一般社団法人日本CATV技術協会より協賛、総務省より後援を受け開催いたしました。

1. 開催内容と参加者数
【第I部】第41回ラボ技術セミナー 117名
【第II部】国際セミナー 123名
【第III部】情報交換会 85名
(会員別参加状況:正会員 48社、賛助会員 21社)

2. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

【第I部】第41回ラボ技術セミナー

1. 2018年度上期活動報告(日本ケーブルラボ)
①総括
上期ラボワークショップ開催概要(5G、急増するインターネットトラヒック、4Kコンテンツ制作の最新技術動向、IoT関連の最新技術動向と技術課題)、グランドデザイン2020’sとラボ対応課題及び個別活動(電子透かし、WiFi-AP、ケーブル監視システムのIoT利活用、4K放送運用仕様の実証実験)について報告
②事業企画員会の上期報告
事業企画委員会2018年度体制、及び業界ビジョンとサービス化ロードマップ(映像を軸としたサービス検討)の取組み状況を報告
③技術委員会の上期報告
技術委員会の2018年度体制、及び上期審議事項(高度放送実証実験、IP放送運用仕様、ライブストリーミングの効率的な配信方法、片方向NWにおけるIP放送、AIを活用したコンシェルジェサービス、スマートホームハブ連携仕様の策定)の検討状況について報告
④IP再放送運用仕様案
IP放送の技術基準・運用仕様の策定及びIP化される放送と今後の展望について報告
⑤第3世代STB用業界ACS運用仕様
業界ACS用ラボSPECの概要及び2018年度SPEC改定の取組み状況について進捗を報告
⑥インフラコスト分析シミュレータの機能拡充
既存のインフラコスト分析シミュレータの機能拡充概要とデモンストレーション、及び機能拡充版リリースについて報告
⑦ネットワーク品質・トラヒック測定のための運用システム
ネットワーク品質測定システムの概要と実証実験結果、及び実用化に向けた追加機能開発について報告。デモンストレーションも実施
⑧PON高速化移行
PON高速化調査概要と構築方法、高速化移行に関するケーススタディとコスト評価、ならびにPON高速化の標準化動向について報告

2. 特別講演
「情報共有メディアと通信の秘密」
(株)国際電気通信基礎技術研究所 代表取締役社長 浅見 徹 氏
インターネットにおける違法サイトへのブロッキングによる著作権保護と通信の秘密保持を両立させるプロトコルが必要であること、およびeコマースやデジタルコンテンツ流通等に対するデジタル課税は通信の秘密に抵触する可能性があり、ネットワークを仮想的に分けて目的に叶った法に則って運用する必要があること等を解説

【第II部】国際セミナー

1. 海外ケーブルビジネス最新動向(Cable Europe)
①「欧州ケーブルビジネス動向」
欧州におけるケーブル業界の現状、通信の自由化に伴う競争激化による事業者の合併状況、ならびにリニア映像視聴の減少傾向の加速化と垂直統合の増加状況について報告

2. 米国ケーブルラボの最新技術戦略(米国ケーブルラボ)
①「米国ケーブルラボのイノベーションロードマップ」
速度・成長・差別化・コストの観点から、米国ラボにおける今後の研究開発ロードマップ(光/HFCの高速化、無線系サービスの加速化、5Gによる低遅延及び個客要望に向けたミニマム投資の実現)について報告
②「分散CCAPおよびHFCネットワークの最新技術動向」
小セル化によるサービス高速化に伴うヘッドエンド設備の拡大に対する分散型アクセスアーキテクチャ(DAA)による解決策、ならびにコヒーレント光通信技術のアクセスネットワークへの応用など最新技術動向を報告
③「高度化Wi-Fiネットワークの技術動向及び標準化」
Wi-Fiの高速化に伴う課題と対策(無線干渉、カバレッジ範囲の問題、パケット監視と再送率、品質低下対策)等、無線リソース管理ネットワークの現状と、EasyMeshに対する取組み状況について報告
④「IoTにおける相互運用性とセキュリティ」
オープン・コネクティビティ・ファウンデーション(OCF)におけるセキュリティ対策の規格化に関する最新情報とMicronetsアーキテクチャ及びユースケースについて紹介
⑤「ケーブルサービスにおける5Gの応用」
米国ケーブル業界における5Gの意義と米ラボにおける関連プロジェクトの紹介及びミリ波における技術的評価とその課題、ならびにコアネットワークにおける移動と固定のネットワークのコンバージ(収斂)と今後の展開について報告

【第III部】情報交換会
同会場にて、本年7月に実施した2018年度前期JQE資格検定試験合格者13名へのJQE(JLabs Qualified Engineer)資格認定証の授与式を行いました。
※JQE(JLabs Qualified Engineer)資格についてはこちらをご覧ください。