2018年10月24日(水)、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて、第25回ラボワークショップ「宅内Wi-Fiネットワークの高度化 その後の進展」を一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟との共催により開催しましたのでご報告します。今開催においてもYouTubeLiveによるライブ配信を実施しています。

1. 参加者数
40社72名

2. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

(1)「ケーブル宅内Wi-Fiの現状 ~事業者アンケート結果より」日本ケーブルテレビ連盟
日本ケーブルテレビ連盟会員へのアンケート結果として、顧客が使用するWi-Fiルータの選定基準、保守範囲、加入者からの主要な問い合わせ事項等について紹介。

(2)「無線LANの特長と機器性能評価」日本ケーブルラボ
ケーブルWi-Fi検討WGによる宅内Wi-Fiネットワーク高度化に関するWi-Fi AP(アクセスポイント)評価システムの検討状況、評価における長時間自動測定による測定精度の向上および安定動作の確認、ならびに海外メーカーAPを含む動画視聴による評価結果について紹介。

(3)「メッシュWi-Fiの特長と性能評価」日本ケーブルラボ
宅内全体を一つのSSIDでカバーし、端末が移動すると最適なAPに自動で切り替わるというメッシュWi-Fiの特徴や、国内で販売されているメッシュWi-Fi製品の性能実測結果と製品動向、WFA(Wi-Fi Alliance)でのメッシュWi-Fiの標準化(Easy Mesh)について紹介。

(4)「Wi-Fi AP 設置品質の向上とリモート保守によるユーザサポートの改善」日本ケーブルラボ
宅内Wi-Fiの品質向上に向けた機器設置時の手順、設置後の加入者からの問合せ対応と保守作業の改善に有効なツール、遠隔で問題の分析が可能となるリモート監視・管理システムの検討状況について紹介。

(5)「宅内Wi-Fiルーター製品動向とCATV ISP様向けIPv6対応に関して」株式会社アイ・オー・データ機器
IPv6のセキュリティ機能として具備された、LANからWANへ送信したパケットへの応答のみを通過させるSPI機能や、LANに接続された端末のMACアドレスを隠蔽するND Proxy機能、またIPv6インターネットへの接続方式であるPPPoEv6、IPv6 IPoE、IPv4との相互接続を可能にするIPv4 over IPv6等について紹介。

(6)「無線LANのIPマルチキャストの現状と課題」NECプラットフォームズ株式会社
速度を上げると帯域利用の効率が下がる、パケット誤り時の再送がない等のWi-Fiマルチキャスト通信の課題への対応としてユニキャストに変換する方法と、動画視聴でのカクツキを抑える仕組みとしての空間ストリーム数の増加、最適な無線チャンネルへの自動変更、IPv6の利用等について紹介。