日本ケーブルラボは2020年5月27日(水)、ライブ配信により第35回ラボワークショップ「5Gの今後の展望について」を開催しました。
本ワークショップでは、日本ケーブルラボによる5Gの基礎となる技術動向の調査報告をはじめ、ベンダから5Gに対する取り組み状況などを紹介していただきました。

1. 日時・場所
2020年5月27日(水)14:00~15:30  YouTube ライブ配信

2. 参加者数
296名(最大同時接続数)

3. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。

(1)「ケーブルにおける5Gの今後の技術」一般社団法人日本ケーブルラボ
5Gの今後の技術として、コアに関する部分を中心に、NSAコア、SAコア、ネットワークスライス、モバイルエッジコンピューティング、およびO-RANについて紹介しました。また、ケーブルにおける5Gサービスのユースケースを紹介するとともに、ケーブル事業者が関心のあるラストワンマイルの課題解決に向けたFWA実証の結果と、技術課題への対応について紹介しました。

(2)「5G基地局と端末」株式会社エイビット
ローカル5Gの基地局と端末の仕様、プロトコル、伝送フレーム構造などを説明しました。現在提供している実証試験装置の仕様と、サブ6による実証試験結果(見通しで155m伝送)について紹介しました。

(3)「ネットワークの仮想化(NFV)とスライシング技術」NECネッツエスアイ株式会社
ネットワークスライシングの有効性について説明しました。また、実現手法として「FLARE」を紹介しました。この技術により汎用サーバにソフトウェアで種々の機能を実装し、カスタマイズした5Gネットワークについて紹介しました。

(4)「PONの5Gフロントホールへの適用と課題」一般社団法人日本ケーブルラボ
5Gの実現には無線部のみならず、コア部の他、上位ネットワーク部(フロントホール)についても高速、低遅延、高信頼性が要求され、かつ低コストでの実現が重要課題となっております。そのなかで今回は5Gフロントホールの技術動向、およびPON適用の可能性について報告しました。