日本ケーブルラボは2015年に、戸建て向けのHFCをFTTH網へマイグレーションするための設備投資や収支見込みの概算を分析できるケーブルインフラコスト分析シミュレータをラボ・ホームページ上で公開しました。
このほど、システム改善、新機能追加などの機能拡充を実施し、同シミュレータの新バージョンをリリースしました。
【機能拡充概要】
1. 集合住宅試算機能付与
- 2種類のマイグレーション方式を採用することで、D-CCAP方式および光入線方式の高度化シミュレーションが可能
2. シェアドアクセス方式試算機能付与
- 日本ケーブルテレビ連盟 通信・放送制度委員会 接続WGの試算方式を元に、NTTブロック数、専用の設備項目のパラメータを新設
3. パラメータ入力の簡素化(UI/UXの向上)
- 概算入力と詳細入力を段階的に入力
- 結果のグラフ表示画面などUIを改善
より詳しい内容につきましては、本年11月1日、ラボ オータムセミナー2018の中で開催された技術セミナーでご紹介しています。当日の資料をこちらに掲載しておりますので、会員ログインのうえご確認ください。
シミュレータご利用およびマニュアル閲覧はこちらより、会員ログインのうえお進みください。
ぜひご利用いただき、事業活動にお役立てください。
ご意見・ご要望がございましたらラボまでお寄せいただきますようお願いします。
開催日時 | 2018年11月1日(木)9:30~12:40 |
会場 | 品川プリンスホテル |
テーマ | ■日本ケーブルラボ 平成30年度上期活動報告 1. 総括 [資料] [動画] 2. 事業企画委員会の上期報告 [資料] [動画] 3. 技術委員会の上期報告 [資料] [動画] 4. IP再放送運用仕様案 [資料] [動画] 5. 第3世代STB用業界ACS運用仕様 [資料] [動画] 6. インフラコスト分析シミュレータ機能拡充 [資料] [動画] 7. ネットワーク品質・トラヒック測定のための運用システム [資料] [動画] 8. PON高速化移行 [資料] [動画] ■特別講演 「情報共有メディアと通信の秘密」 [資料] [動画] 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 代表取締役社長 浅見 徹 氏 |
開催日 | 2018年10月24日(水) |
会場 | TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター |
プログラム | 講演 1.「ケーブルの宅内Wi-Fiの現状」 日本ケーブルテレビ連盟 [資料] [動画] 2.「Wi-Fiの特長と機器性能評価」 日本ケーブルラボ [資料] [動画] 3.「メッシュWi-Fiの特長と性能評価」 日本ケーブルラボ [資料] [動画] 4.「Wi-Fi AP設置品質の向上とリモート保守によるユーザサポートの改善」 日本ケーブルラボ [資料] [動画] 5.「宅内Wi-Fiルーター製品動向とCATV ISP様向けIPv6対応に関して」 株式会社アイ・オー・データ機器 [資料] [動画] 6.「宅内Wi-FiのIPマルチキャストの現状と課題」 NECプラットフォームズ株式会社 [資料] [動画] |
日時:平成30年10月18日(木)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ 大会議室
議案
(1) 第98回運営委員会議事録確認
(2) 承認事項
・4K放送関連運用仕様の改定
・E-PON相互接続運用仕様の改定
・技術WGの設置(仕様改定WG、DLNA-WG、業界ACS用SPEC検討-WG)
(3) 審議事項
・プロジェクト計画の下期修正
・ラボ表彰制度
(4) 報告事項
・4K放送関連運用仕様実証実験結果報告
・PON高速化調査報告
・インフラコスト分析シミュレータ改修・デモ
・NW品質測定ツールの展開
・委員会活動報告
- 事業企画委員会
- 技術委員会
・ラボ10年史の編纂
・第24回ラボワークショップ「ケーブルIoT」開催報告
(5) その他
・運営委員会開催スケジュールの確認
(配布資料)
資料099-00—–第99回運営委員会の議事次第
資料099-01—–第98回運営委員会議事録案
資料099-02—–4K放送関連運用仕様の改定
資料099-02-2—- 高度ケーブル自主放送運用仕様書(SPEC-035)2.1版
資料099-02-3—- 高度BSデジタル放送TM運用仕様書[単一QAM](SPEC-033)1.3版
資料099-02-4—- 高度BSデジタル放送TM運用仕様書[複数QAM]QAM(SPEC-034)1.3版
資料099-02-5—- リマックス運用仕様書[サイマルクリプト方式](SPEC-003)4.2版
資料099-02-6—- 高度リマックス運用仕様書[サイマルクリプト方式](SPEC-017)4.2版
資料099-02-7—-デジタルケーブルテレビ双方向運用仕様書(SPEC-011-01)1.1版
資料099-03—–E-PON相互接続運用仕様の改定
資料099-03-2—–E-PON相互接続運用仕様書(SPEC-027)1.2版
資料099-04—–技術WGの設置
資料099-04-1—-仕様改定WGの設置
資料099-04-2—-DLNA-WGの設置
資料099-04-3—-業界ACS用SPEC検討-WGの設置
資料099-05—–プロジェクト計画の下期修正
資料099-06—–ラボ表彰制度
資料099-07—–4K放送運用仕様実証実験報告
資料099-08—–PON高速化調査報告
資料099-08-2—-PON高速化調査報告書(DOC-xxx)1.0版
資料099-09—–インフラコスト分析システム改修
資料099-10—–NW品質測定ツールの展開
資料099-11—–事業企画委員会活動報告
資料099-11-2—–第175回事業企画委員会議事録
資料099-12——技術委員会活動報告
資料099-12-2—–第172回技術委員会議事録
資料099-12-3—–第171回技術委員会議事録
資料099-13—–ラボ10年史の編纂
資料099-14—–第24回ラボワークショップ「IoT関連の最新技術動向と技術課題」開催報告
資料099-15—–運営委員会開催スケジュール
2018年9月26日(水)、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて、第24回ラボワークショップ「IoT関連の最新技術動向と技術課題について」を開催しましたのでご報告します。今開催においてもYouTubeLiveによるライブ配信を実施しています。
1. 参加者数
35社70名
2. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。
(1)「IoT関連技術と動向について」日本ケーブルラボ
国内でのIoT取り組み経過、IoT関連団体動向とともに、ラボのこれまでの取り組みとしてレジデンシャルゲートウエイ関係のサービス・機能要件書および設計ガイドラインについて説明。またIoT関連技術として、センサー技術、通信技術、データ収集処理技術、ならびにセキュリティ技術の概要を紹介。
(2)「LPWAのLoRaTM技術と応用例のご紹介」セムテック・ジャパン合同会社
LoRaチップの独占的チップベンダーである同社より、IoTに適したLPWA通信方式のLoRa技術、LoRaWAN方式の特徴、および応用技術について紹介。STBへの応用例やシステム構成例についても説明。
(3)「NB-IoT技術内容とその課題」華為技術日本株式会社
LPWA通信方式のNB-IoT技術と関連技術について説明。地域BWAで導入されているTDD-LTE互換システムを含む既存のLTE基地局の機能拡張によりIoTシステムが構築できることを紹介。
(4)「IoTセンサー技術紹介と活用事例」沖電気工業株式会社
加速度センサーを用いた橋梁等の社会インフラ監視システムや、センサーを搭載したIoT機器とゲートウエイで構成する920MHz無線システム活用事例について紹介。
(5)「IoTデータ集約 処理サーバー技術と技術課題」インフォメーションタスクフォース株式会社
IoT分野におけるクラウドシステムのメリットや、データ収集/処理における課題について紹介。AIの活躍が見込めるIoTエリアについても言及。
(6)「IoTセキュリティの現状・課題および標準化に向けた取り組み」一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会
IoTデバイスの増加に伴いリスク拡大が懸念されるIoT固有のセキュリティに対する重要点をはじめ、政府施策との連携、IoTデバイス製造時に組込むべき電子証明書等のセキュリティ標準、IoT機器のライフサイクル管理の必要性について紹介。
開催日 | 2018年9月26日(水) |
会場 | TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター |
プログラム | 講演 1.「IoT関連技術と動向について」日本ケーブルラボ [資料] [動画] 2.「LPWAのLoRaTM 技術と応用例のご紹介」セムテック・ジャパン合同会社 [資料] [動画] 3.「NB-IoT技術内容とその課題」華為技術日本株式会社 [資料] [動画] 4.「IoTセンサー技術紹介と活用事例」沖電気工業株式会社 [資料] [動画] 5.「IoTデータ集約 処理サーバー技術と技術課題」インフォメーションタスクフォース株式会社 [資料] [動画] 6.「IoTセキュリティの現状・課題および標準化に向けた取り組み」一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会 [資料] [動画] |
日時:平成30年9月20日(木)14:00~16:00
場所:札幌国際ビル8階 貸会議室A
議案
(1) 第97回運営委員会議事録確認
(2) 承認事項
・認定委員の期中交代に伴う指名
・Wi-Fi 機器用ACS検討WGの設置
(3) 審議事項
・RGWの本年度対処方針
・JQE資格の更新方法
・ラボ表彰制度の導入について
(4) 報告事項
・委員会活動報告
- 事業企画委員会
- 技術委員会
- 認定委員会
・平成30年度第一四半期収支報告
・JQE資格取得者の利活用策について
・羅針盤2018の事業者説明について
・米国ラボ サマーカンファレンス参加報告
・【資料配布】ITU-T SG9ラポータ会合報告
(5)その他
・運営委員会開催スケジュールの確認
(配布資料)
資料098-00—–第98回運営委員会の議事次第
資料098-01—–第97回運営委員会議事録案
資料098-02—–認定委員の期中交代に伴う指名
資料098-03—– Wi-Fi機器用ACS検討WGの設置
資料098-04—– RGWの本年度対処方針
資料098-05—–JQE資格の更新方法
資料098-06—–ラボ表彰制度の導入
資料098-07—–事業企画委員会活動報告
資料098-07-2—–第172回事業企画委員会議事録
資料098-07-3—–第173回事業企画委員会議事録
資料098-07-4—–第174回事業企画委員会議事録
資料098-07-5—–業界ビジョンとサービスロードマップ上期検討報告案
資料098-08——技術委員会活動報告
資料098-08-2—–第168回技術委員会議事録
資料098-08-3—–第169回技術委員会議事録
資料098-09——認定委員会活動報告
資料098-10—–平成30年度第一四半期収支報告
資料098-11—–JQE資格取得者の利活用策について
資料098-12—–羅針盤2018の事業者説明について
資料098-13—–米国ラボ サマーカンファレンス参加報告
資料098-14—–ITU-T SG9ラポータ会合報告
資料098-15—–運営委員会開催スケジュール
日時:平成30年8月30日(木)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ 大会議室
議事次第
1. 技術委員会 議事
1.1 前回(第168回技術委員会)議事録(案)(技資料169-01)
1.2 8月度RF-EG進捗報告(技資料169-02)
1.3 H30年度技術委員会課題の具体的対応(技資料169-03)
・CableLabs Summer Conference出張報告 -M-ABR-(技資料169-03-1)
・「AIコンシェルジュ」を使ったサービス(技資料169-03-2)
・「スマートホームハブ」調査結果(技資料169-03-3)
1.4 2018年度 技術委員会スケジュール(案)(技資料169-04)
日時:平成30年8月2日(木)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ 大会議室
議事次第
1. 技術委員会 議事
1.1 前回(第167回技術委員会)議事録(案)(技資料168-01)
1.2 7月度IP放送作業班(第5回)概要報告(技資料168-02)
1.3 7月度RF-EG 進捗報告(技資料168-03)
1.4 JCTEA STD-002反映時期の事業者調査について(技資料168-04)
1.5 H30年度技術委員会課題の具体的対応(技資料168-05)
・「AIコンシェルジュ」を使ったサービス(技資料168-05-1)
・「スマートホームハブ」調査結果と作業分担(技資料168-05-2)
・M-ABR質問事項(技資料168-05-3)
1.6 2018年度 技術委員会スケジュール(案)(技資料168-06)
2018年8月6~8日、コロラド州キーストンにて米国ケーブルラボ主催のSummer Conference 2018が開催され、日本ケーブルラボから3名が参加しました。
本開催は米国ラボ設立30周年の記念コンファレンスとなり、「FASTER TOGETHER(共に、もっと速く)」をテーマとして、有線と無線を高速化・低遅延化する技術、有線と無線を融合させる技術、リモートPHYに代表されるネットワーク制御機能の仮想化技術に関するセッションが多数ありました。大手ケーブル事業者からは、HFCとFTTH、5G、Wi-Fiのコンビネーションによる通信インフラとAIでイノベーションを実現するとの発言がありました。また、ネットワークの高速化を求めるアプリケーションの例として、VR、Mixed Reality※1、Holodeck※2が挙げられていました。
恒例となったイノベーションショーケースでは、革新的な技術を有するベンチャー企業から、イーサネットスイッチ、ルータ等に直接プラグインする小型OLTのほか、セキュリティシステムとして、IDとパスワード等をネットワーク内に分散して保管しサイバー攻撃への耐性を向上させるものや、宅内GWとクラウド上のAIサーバによりGW配下のすべての端末を保護するものなどが紹介されました。
これらのセッションに加えて、5G、Wi-Fi、LPWA※3などのワイヤレス技術、DOCSIS3.1、Full Duplex DOCSISなどの有線技術、セキュリティ技術などの研究プロジェクトの報告も行われました。
日本ケーブルラボでは今後も、国内外のケーブルに関係するカンファレンスやイベントをフォローし、会員の皆様に最新情報を発信していきます。
※1 Mixed Reality:コンピューターで人工的に作った仮想映像(仮想空間)と実写の現実映像(現実空間)を混合して新たな空間を構築する技術
※2 Holodeck(ホロデッキ):多地点間で共有可能な、現実と変わりない架空の空間
※3 LPWA(Low Power Wide Area):通信速度は遅いが低消費電力で広域通信が可能な無線技術であり、IoTやM2Mに特化した活用が期待されている
2018年8月24日(金)、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて、第23回ラボワークショップ「4Kコンテンツ制作の最新技術動向」を日本ケーブルテレビ連盟との共催により開催しましたのでご報告します。第23回ラボワークショップに続き今開催においてもYouTubeLiveによるライブ配信を実施しています。
1. 参加者数
34社65名
2. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。
(1)「連盟が推進するコンテンツ戦略」日本ケーブルテレビ連盟
ケーブル業界における映像/アプリコンテンツの戦略骨子、およびコンテンツをインフラビジネスの要とした連盟による取り組みについて紹介。
(2)「コンテンツメタデータの現状と課題」日本ケーブルラボ
メタ情報に関する各仕様の相互関係について紹介するとともに、ケーブル業界とOTT業界におけるメタデータの必要性に対する認識の違いを今後の課題として提示。
(3)「第2世代スマート編集システム」日本ケーブルラボ
第2世代スマート編集システムの開発背景、システムの特徴、導入パターンについて紹介するとともに、実機のデモンストレーションも実施。
(4)「NHKのコンテンツ制作の現状」日本放送協会
NHKのスーパーハイビジョン制作方針、制作関連装備、現場状況、ならびに8Kの取り組みについて紹介。
(5)「4K自主放送の取り組み状況」株式会社愛媛CATV
2014年から始めた4K制作について、民生品やMACなどのPCを利用することで番組制作に関わってきた取り組みを紹介。
(6)「クラウドを活用した映像制作」グラスバレー株式会社
クラウド版ノンリニア編集システムの現状とオンプレ版との違い、利用状況について説明。
(7)「AIカメラを活用したスポーツAI編集」Pixellot Japan
パノラマカメラ映像からAI編集でスポーツ番組を自動生成する仕組みの概要と国内外の活用事例について紹介。
会場風景
開催日 | 2018年8月24日(金) |
会場 | TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター |
プログラム | 講演 1.「連盟が推進するコンテンツ戦略」日本ケーブルテレビ連盟 [資料] [動画] 2.「コンテンツメタデータの現状と課題」日本ケーブルラボ [資料] [動画] 3.「第2世代スマート編集システム」日本ケーブルラボ [資料] [動画] 4.「NHKのコンテンツ制作の現状」日本放送協会 5.「4K自主放送の取り組み状況」株式会社愛媛CATV [資料] [動画] 6.「クラウドを活用した映像制作」グラスバレー株式会社 [資料] [動画] 7.「AIカメラを活用したスポーツAI編集」Pixellot Japan [資料] [動画] |
Watermark(電子透かし)は、映像のフレームへ人間には認知できない特殊なマークをデジタル技術で挿入し、映像の違法配信があった際に流出元や流出経路を特定するための技術です。
昨今、映像コンテンツに対する違法配信が問題化しており、海外ではWatermarkを導入しなければ調達できないコンテンツが出始めています。
そうした状況を踏まえ、日本ケーブルラボではWatermark技術の調査を行い、Watermarkの仕組みや方式を整理するとともに日本のケーブル業界で考えられる導入方式をとりまとめた調査報告書を作成しました。
【報告書名】
JLabs DOC-051 1.0版「Watermark(電子透かし)調査報告書」
【報告書の構成】
第1章 Watermark概論
第2章 事業者におけるWatermark関連技術の応用
第3章 Watermarkの仕組み
第4章 違法流出検知の効果と原理
第5章 映画業界団体のコンテンツセキュリティ要件
第6章 商用ソリューションと海外の導入動向
第7章 まとめ
Annex A 映画館におけるWatermarkの利用
Annex B 映画業界におけるウインドウコントロールとの関連性
Annex C Wuaki.tvにおけるwatermarking利用
ケーブル関係製品に関する2018年度第2回JLabs仕様認定審査が完了しました。
審査の対象は、申請期間の5月7日~6月1日に申請を受け付けた製品です。
7月27日に行われた審議の結果、BD(Blu-ray Disc)レコーダー1社12製品、レコーダー内蔵テレビ1社3製品、DLNAアプリケーションソフト1社1製品を合格と判定しました。製品名ならびに審査で確認した項目をホームページに掲載しています(申請者の都合により、現時点では公表できない製品を除きます)。
こちらの「New!」をご覧ください。
2018年度第3回JLabs仕様認定審査の申請を、8月6日から8月31日まで受け付けています。認定審査の年間計画はこちらに掲載しています。
日本ケーブルラボは2017年5月に、ケーブルテレビ事業者が多彩なサービスをホームネットワーク上で安定して高速伝送するための有線・無線LAN技術に関する調査結果、およびこれらのLAN技術を利用してホームネットワークを構築する際に考慮すべき事項をまとめ、ホームネットワーク高速化調査報告書を作成しました。この度、最新の技術動向や4K-IP放送等への対応について追加調査を行い、2.0版として改定しました。
【改定対象仕様書】
改定前:JLabs DOC-042 1.0版「ホームネットワーク高速化調査報告書」
改定後:JLabs DOC-042 2.0版「ホームネットワーク高速化調査報告書」
【主な改定内容】
宅内通信高速化に対し、以下の改定を行いました。
①高速対応の有線方式としてG.hnとHD-PLCの最新の標準化動向・製品化情報を反映
②高速対応の無線方式としてWi-Fiマルチキャストの調査結果を追加
日本ケーブルラボは、2018年7月19日~20日に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されたケーブルコンベンション2018において、「第40回ラボ技術セミナー ~ラボ最新活動報告~」と題した講演を行いました。同時開催されたケーブル技術ショー2018では主催者テーマゾーンにおいて、「放送高度化技術」「ケーブルネットワーク高度化技術」をテーマにラボで研究開発した技術やシステム等についてデモンストレーション・パネル展示を行いましたのでご報告します。
当日は、講演、展示ともに大勢の方々にご来場いただきました。ありがとうございました。
1. ケーブルコンベンション講演
・日時 2018年7月20日(金)第1部 14:00~15:30 第2部 16:00~17:30
・会場 東京国際フォーラム ホールB5(1)
・講演内容 「第40回ラボ技術セミナー ~ラボ最新活動報告~」
【第1部】
(1) 総括
2017年度下期から2018年度第一四半期までのラボ活動の全体像とトピックスを説明
(2) 運用仕様関連
①外付けHDD録画済み番組引継ぎ運用仕様
ラボが策定したSTB外付けHDD録画済み番組引継ぎに係る運用仕様を紹介
②IP再放送運用仕様策定状況
ラボにおけるIP再放送に係る運用仕様の策定状況を説明
(3) 羅針盤2018概要
4年ぶりに改訂したケーブル関連技術の指南書である羅針盤2018の改訂の要点を紹介
【第2部】
(4) 技術調査報告
①宅内Wi-Fi ネットワーク性能評価&設置ガイドライン
ラボで実施した宅内におけるWi-Fi機器の性能評価の分析結果ならびにWi-Fi機器設置に関するガイドラインを紹介
②HTML5アプリケーション開発ガイドライン
どのようなSTB実装ブラウザでも同様に表示できるHTML5コンテンツの作成を目指した開発ガイドラインを紹介
③Watermark(電子透かし)調査報告
デジタルWatermark方式、商用向けソリューションならびに商用サービスへの導入動向に関する報告書を紹介
④海外技術調査報告
海外の展示会(CES、NAB、ANGA、COMPUTEX)における最新技術動向を紹介
※講演資料・動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。
ケーブルコンベンション ラボ講演風景
ケーブル技術ショー ラボ出展ブースの様子