日本ケーブルラボは2021年9月14日(火)、ZoomWebinar配信にて第45回ラボワークショップ「見えてきた!ケーブルテレビ映像配信でのローカル5G活用」を開催しました。
2020年末からサブ6の新たな周波数帯のサービス申請受付が開始され、サービス環境が整いつつあるローカル5Gの活用について、ケーブルテレビでの活用の観点から幅広く紹介しました。前半は、多チャンネル映像配信技術や海外動向について解説し、後半では、最新の5G機器の技術動向、そしてローカル5Gの事業者展開について紹介いただきました。
- 日時・場所
- 2021年9月14日(火)14:00~16:25 Zoom Webinar配信
- 参加者数
- 360名
- プログラム
- 当日の講演動画はこちらに掲載しています。会員ログインの上、ご覧ください。
- 「ローカル5G動向と映像配信」 一般社団法人日本ケーブルラボ
- ローカル5Gの動向をはじめ、適応型MBMS※1を使ったローカル5Gにおける映像の多チャンネル配信、ケーブル事業者におけるMEC※2について紹介しました。また、4Gから5Gへのマイグレーション、ケーブル事業者に最適なローカル5Gネットワーク、CU※3とDU※4の仮想化など、ローカル5Gに関する基本情報から今後の展開までを解説しました。
- 「5Gでの映像配信シミュレーション」 一般社団法人日本ケーブルラボ
- 2021年8月に日本ケーブルラボが開発したシミュレータについて、開発背景から、狙い、特徴、シミュレーションによる最適化、そして実際のシミュレーション画面に至るまで、わかりやすく紹介しました。
- 「5Gの海外動向」 一般社団法人日本ケーブルラボ
- 5G FWA※5の世界動向や、米Verizon社の5G FWAサービス状況、Verizon社以外の米国FWAの動向、欧州におけるANGA COM DIGITALでの5G製品およびサービス状況など、5Gの海外動向について紹介しました。
- 「最新5G機器と技術検証」 NECネッツエスアイ株式会社
- ローカル5Gが主流となるプライベートネットワーク、O-RAN※6状況を含むRAN関連技術動向、ネットワークアーキテクチャを含むコア関連技術、そして事業者のサービス導入の観点からローカル5G導入支援サービスについて、わかりやすく紹介いただきました。
- 「ローカル5Gの事業者展開」 株式会社愛媛CATV
- 専用アプリ「しまなみロードムービー」を例にしたNSA※7の活用、高速ネットサービスなどのSA※8の活用、さらに地域BWA※9も取り上げていただき、各種サービスのポイントについて、すでにローカル5Gを導入しているケーブル事業者の視点から解説いただきました。
- MBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)
- 移動体通信技術を使い、放送およびマルチキャストサービスを行う技術
- MEC(Multi-access Edge Computing)
- 末端に近い場所で信号処理する技術
- CU(Central Unit)
- 集約ノード
- DU(Distributed Unit)
- 分散ノード
- FWA(Fixed Wireless Access)
- 固定無線アクセス
- O-RAN(Open Radio Access Network)
- オープンな無線アクセスネットワーク。基地局、集約ノード、分散ノード間のインタフェースの統一規格
- NSA(Non Stand Alone)
- 非スタンドアローン型構成
- SA(Stand Alone)
- スタンドアローン型構成
- BWA(Broadband Wireless Access)
- 広帯域無線アクセス
