日本ケーブルラボは2019年11月、CCAP/CMTSの仮想化によるコスト削減調査報告書を発行しました。
【報告書】
JLabs DOC-065 1.0版「CCAP/CMTSの仮想化によるコスト削減調査報告書」
【報告書の概要】
4K放送等の新たな放送サービスの拡大と、インターネット加入者の増加や通信速度自体の高速化によるトラヒック需要増加に伴い、ケーブルテレビ局のヘッドエンド施設における装置は増え続け、結果として、物理的スペースの不足、消費電力の増大、冷却能力の増強など数々の課題が発生しています。
こうした状況を背景に、ラボではこれらの課題を解決し、コスト削減が可能となるヘッドエンド設備の仮想化についての動向とその効果について調査しました。
本報告書では、仮想化によるコスト削減の調査報告として、HFCにおけるヘッドエンド設備の仮想化手法、仮想化によるコスト削減効果ならびに仮想化によるコスト削減について具体的な概算値等を用いて計算した例について取りまとめました。
【報告書の構成】
第1章 背景・概要
第2章 ヘッドエンド設備の仮想化と分散配置
2.1 R-PHY
2.2 R-MACPHY
2.3 C-DOCSIS
第3章 仮想化によるコスト削減効果
3.1 ハードウェアコスト
3.2 運用コスト
第4章 コスト削減の具体的計算例
4.1 R-PHYを用いた仮想化による設備コスト削減例
4.2 R-PHYを用いた仮想化による運用コスト削減例
4.3 R-PHYと仮想CMTSによる設備コスト削減例
4.4 R-PHYと仮想CMTSによる運用コスト削減例
4.5 C-DOCSISを用いた仮想化による設備コスト削減例
4.6 C-DOCSISを用いた仮想化による運用コスト削減例
第5章 まとめ