2014年12月10日に2014年度第4回認定審査を実施しました。
1. 認定審査結果
認定審査判定を行い、STB全5機種が合格しました。
2. 次回認定審査
2014年度第5回認定審査
・申請受付期間:2015年1月5日~1月30日
・認定審査:2015年2月上旬開催予定
2014年12月4日、日本ケーブルテレビ連盟中国支部及び日本CATV技術協会中国支部共催にて、広島にて技術セミナーを開催しました。当日は約20名の方にご出席いただきました。ご多忙中、ご参加いただき誠にありがとうございました。
第27回ラボ技術セミナー(広島) | |
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開催日時 | 2014年12月4日(金)14:00~17:30 |
会場 | 三井ガーデンホテル広島 |
プログラム | ■平成26年度上期 活動報告 1.平成26年度上期活動総括 2.第3世代STB(運用仕様、ガイドライン) 3.ネットワークDVR ■平成26年度上期 調査報告 1.HTML5ガイドライン 2.ケーブルサービス高度化に伴うIPv6対応 ※上記講演の資料・動画はこちらより閲覧できます。 |
セミナー後のアンケートでは、「新しい技術やサービスについて、大変勉強になった」「今回同様、地方でのセミナー開催を増やしてほしい」といった回答を数多く頂戴しました。
いただいたご意見は、今後のラボ運営に反映してまいります。
2014年11月27日、ラボにて、IPv6化の啓蒙を目的としたケーブル事業者のためのIPv6セミナーを開催しました。
前回から約1年ぶりの開催となる今回は、冒頭でラボより、サービスの多様化に伴い将来的に必要性がより高まると予想されるIPv6化について講演を行いました。その後、ベンダーより、国内外のIPv6動向やCMTS/ケーブルモデムの対応状況を、ケーブル事業者より自社での導入事例を紹介いただきました。
当日は約40名の方にご参加いただきました。ご多忙中、ご参加いただき誠にありがとうございました。
ケーブル事業者のためのIPv6セミナー | |
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開催日時 | 2014年11月27日(木)14:00~17:30 |
会場 | 日本ケーブルラボ 7階会議室 |
プログラム | 1. ケーブルサービス高度化に伴うIPv6対応について(日本ケーブルラボ) 2. 国内外におけるIPv6の動向について(シスコシステムズ合同会社) 3. IPv6導入事例紹介① IPv6取組と運用(イッツ・コミュニケーションズ株式会社) 4. IPv6導入事例紹介② 愛媛CATVとIPv6(株式会社愛媛CATV) ※上記講演資料はこちらより閲覧できます。 |
受講者からは、「今後も定期的にIPv6の情報アップデートをしてほしい」、「導入事例では、導入までの経緯を含めて有意義な話を伺うことができた」等、有意義なセミナーだったとの感想を数多くいただきました。
2014年11月19日~21日の3日間、幕張メッセにて「Inter BEE 2014」が開催されました。放送関連機器・部材からアプリケーションシステムまで幅広い製品やサービスが展示される中、今年は、4Kはもとより8K関連の製品やソリューションも数多く出展されていました。
4K/8Kに関しては、放送機材だけでなく、大容量のコンテンツデータを扱うためのSSD※を利用したストレージシステムやエンコード製品、伝送機器等の出展が目立ちました。
エンコード製品は、ソフトウェアエンコーダ・ハードウェアエンコーダともに、15~20Mbpsで4Kコンテンツをデモしており、ケーブルでの4K放送の伝送において新たな可能性が感じられました。
さらに、今後期待されているMMT(MPEG Media Transport)技術に関して、ストリーム収録と再生を行うMMTレコーダ&プレーヤの製品展示とMMTソリューションの紹介が行われていました。4Kだけでなく、その先の8K放送も視野に入れた展示であり、今後の技術進歩に注目したいところです。
今回の展示会を通して、4K放送の実用化と8K試験放送に向けて着実にステップアップしている状況を目の当たりにし、ラボとしても今後の技術開発に役立てていきたいと感じました。
※SSD:Solid State Drive 記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置
今号では「ネットワークDVR(Digital Video Recorder)」サービスについてご紹介したい。
ネットワークDVRサービスはそのネーミングの通り、ネットワークを利用してDVRの機能を提供するものである。
具体的にはサービス提供事業者のデータセンター内に構築されたストレージシステム上にコンテンツを録画(保管)できるようにし、利用者の操作に応じて、ネットワークを介して録画・再生配信を行うサービスである。
先行している欧米でのサービス事例としては、これまでのDVR同様、個人の録画物の保管・再生だけの機能の提供や、最近のハードディスクレコーダーのように大容量の録画領域を活用して複数チャンネルの同時録画を行っておき、見逃した番組に対する見逃し視聴やタイムシフト(追いかけ再生)機能を提供しているサービスがある。
利用者から見ると、録画・再生サービスにおいては使い勝手は宅内DVRと変わらないが、ネットワーク上のストレージシステム上に録画コンテンツが保管されるため、宅内DVR(STB)故障時の機器交換においても録画物を残すことができる。また、ネットワーク(クラウド)上での利用者用の録画領域やチューナー数を増やすことで、宅内端末の入替えや更新を伴わずに録画時間や同時録画のチャンネル数を増やすこともできる。欧米では同時15チャンネル録画を可能としているサービス事例もある。
見逃し視聴、タイムシフトサービスにおいても、これまでのDVRにおける録画物としての再生ではなく、電子番組表(EPG)との連動や他のコンテンツを含めた複合的なメニュー画面との連携によって、利用者の操作性向上や、他のコンテンツの視聴促進等新たなサービス訴求も図れる。
進むクラウド化
また、これまで宅内機器に依存していた機能の一部がクラウド上に移せることで、宅内機器の簡素化や機器交換に伴う運用・サポートコストの低減、クラウド上に利用者の操作情報が送られてくることで、その分析によるサービスの改善や番組リコメンド、ターゲット広告等の新たなサービス、ビジネスをサービス提供事業者にもたらすことができる。
米国コムキャスト社においては「Xfinity X1」サービスの体系の中で「X1 DVR with Cloud Technology」と称して、2014年2月より新サービスとして提供し、提供エリアを順次拡大している。コムキャスト「X1」サービスにおいてはクラウドの活用により、TV EveryWhereサービスだけでなく、番組リコメンドや、視覚的かつ操作性の高いメニューインターフェースを提供している。
ネットワークDVRは日本国内においても有望なサービスと考えるが、実現に向けては乗り越えて行かねばならない課題もある。
その主たるものは著作権と限られた領域・帯域を利用するデータ圧縮・配信技術に関するものである。
国内の著作権課題においては(ネットワークDVRではないが)、過去にコンテンツのネットワーク配信に関してサービス提供事業者が敗訴した判例はあるが、法律やビジネス事情は違えども合法的にサービスを行っている欧米の事例は参考になる。
また、クラウド時代を鑑みたコンテンツ流通と著作権の在り方についての検討が文化庁や権利者団体を中心に進められている。
ケーブルラボとしても引き続き、国内外の動向を注視しながら、ネットワークDVRの具現化に向けて検討していきたいと考えている。
(本内容は、『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2014年12月号に掲載されたものです。)
『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2014年12月号の「ニュースウォッチ」に、日本ケーブルラボに関する記事が掲載されています。ぜひ、ご一読ください。
『ケーブル新時代』2014年12月号
「ニュースウォッチ 日本ケーブルラボ 4K対応の第3世代STB関連仕様を決定」
※『ケーブル新時代』2014年12月号より転載します。
開催日 | 2014年11月5日(水) |
会場 | 品川プリンスホテル |
テーマ | ■欧米のCATVビジネス最新動向 1. Liberty Global in Europe : Market Developments & Strategy Highlights [資料] (欧州におけるLiberty Globalの市場開発と戦略のハイライト) 2. U.S. Cable Market : Broadband Competitive Overview [資料] (米国ケーブル市場におけるブロードバンド競争状況の概要) ■米国ケーブルラボの最新技術戦略 1. Next Generation Video Technology [資料] (次世代ビデオ技術と実現のために解消すべき課題) 2. DLNA VidiPath™ [資料] (ディバイスを問わない有料放送コンテツのサービスであるDLNA VidiPathの現状) 3. Wi-Fi : Delivering Excellent Experience to Customers [資料] (米国内で進化するWi-Fiサービスにおける、顧客満足度を高めるための技術、ならびに品質向上に向けた取組み) 4. DOCSIS 3.1 : HFC Network Evolution [資料] (インターネットの高速化に加え、障害の事前検知・保守まで含めたDOCSIS 3.1への取組み) 5. CableCloud™ : Virtualization for Cable Networks [資料] (クラウドを活用したケーブルネットワークの仮想化について、その背景と計画) |
日時:平成26年12月2日(火)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ会議室
議事次第
議事
(1)前回議事録の確認
(2)ネットワークDVR
・コアメンバーでの検討状況
・今後の進め方について
(3)事業企画委員会での新たな検討テーマ選定
・技術的テーマ案に関するラボWG進捗
・運営委員会審議の報告
・テーマ(案)についての議論
(4)今後の予定
(配布資料)
企資料091-1 —- 平成26年度 第90回 事業企画委員会議事録(案)
企資料091-2-1 — E-PON相互接続運用仕様策定
企資料091-2-2 — 集合住宅の通信高速化について
企資料091-3 —- 事業企画委員会_検討テーマ案の取纏め
企資料091-4-1 — Wi-Fi整備推進WGにおける検討事項
企資料091-4-2 — Wi-Fi整備についての現状と課題
企資料091-5 —- 事業企画委員会 スケジュール
2014年5月号にて、昨年度の日本ケーブルラボでの運用技術ワーキンググループの活動報告として「ケーブル運用保守ガイドライン」や「ケーブル運用情報共有システム」について紹介した。今号では今年度の活動テーマの1つである「プロアクティブ・ネットワーク・メンテナンス(Proactive Network Maintenance、以後PNM)」について紹介させていただく。
プロアクティブ・ネットワーク・メンテナンスとは英語を単純訳すると「能動的なネットワーク保守」となるが、主に“予防保全対策”を指す。
多くのサービス提供事業者において、障害やサービス品質の劣化は監視システムによる検知や利用者からの問い合わせ等で発覚し、復旧対応は事後になることが多い。
“後手”対応となることで、利用者へのインパクトも大きく、対応コストにも影響する。
その対策として様々な予防保全策が多くの事業者にて講じられているが、その多くは設備・ネットワークの定期点検や予防交換等が主である。
今回ご紹介するPNMは、障害が発生する前にその兆候をシステム的に見つけ出し、メンテナンス(予防保全策)を施すことで、常に安定したサービス提供を目指すものである。また、計画的な保守作業員の手配、作業が行えることによって、その運用コストの低減も図ろうとするものである。
実用化しつつある障害の事前検知
発生する前の障害をどうやって事前に推測するかであるが、米国のケーブルテレビ業界ではいち早くPNMに対する研究や実証実験を行っており、既に実運用段階に入っている。
米国でのPNMの技法の1つとしては、DOCSISケーブルモデムシステムのPre-Equalization(信号等化、以後Pre-EQ)機能を用いた障害予兆検知・対策実施である。
DOCSISのPre-EQ機能は様々な要因にて発生した上り信号の劣化に対し、その信号を補正(等化)することで信号品質を改善させる機能である。
Pre-EQを用いたPNMはCMTSおよびケーブルモデム内のPre-EQの係数データを収集・分析することで、信号劣化の原因となった場所を推測し、障害に至る前に保守作業員による調査・対策を講じようとするものである。
米国ではPre-EQを用いたPNMが本格運用されており、事業者ごとに独自システムを構築、もしくはソリューションベンダーからの製品を基にした運用が行われている。
また、DOCSISのPre-EQ機能の利用以外にも幹線やヘッドエンド内での計測データを基にしたPNMの試みも行われている。
他のPNMへのアプローチとしては、本誌8・9月合併号で紹介した“ビッグデータ”の活用も挙げられる。
これはPre-EQのような障害事象に直接関わるデータの応用だけではなく、関連/非関連のデータも合わせて収集・分析し、事象発生の相関関係を見出すことで、対策を講じられるようにするものである。ビッグデータの活用は機器類の障害原因分析だけでなく、入電予測やサービス利用等の利用者の行動分析に役立つものとして、実利用フェーズに入りつつある。
冒頭にてご紹介した通り、今年度、日本ケーブルラボの運用技術WGの活動テーマとしてPNMを取り上げており、国内事業者の取り組み状況やPNMの適用性について調査・検討を進めている。
WGでの調査・検討成果を事業者の方々と共有し、サービス品質の更なる向上や運用効率の向上に役立てるようにしていきたい。
(本内容は、『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2014年11月号に掲載されたものです。)
今年は、2016年4月の電力小売完全自由化に向かって東京、中部、関西等の地域電力会社のスマートメータ実装が本格的に始まり「スマートメータ元年」と位置づけられています。CEATEC2014の特別講演「新しいスマートメーター実装~スマートメーターとスマートハウスの相互接続へ~」で資源エネルギー庁と電力3社はじめ関係各者の方針が発表されました。ケーブル事業者の電力事業の検討にも参考となりますので、一部を紹介します。
詳細はこちらよりご覧ください。
イッツ・コミュニケーションズは、全国のケーブルテレビ局と連携し、地域の人だけが知る希少価値の高い名品を中心に特産品を毎月1エリアずつ紹介し、東京・神奈川の東急線沿線を中心とするエリアで販売するショッピングサイト「ポニッツショッピング」を10月から開始しました。商材発掘に全国の局と提携するECサイトは業界初。地方・大都市間の物流を構築し、将来的に全国への物流の成長を見込んでいます。
詳細はこちらよりご覧ください。
2014年11月14日、会員の皆さまへの平成26年度下期活動のご報告を目的として、大阪にて技術セミナーを開催しました。当日は約50名の方にご出席いただきました。ご多忙中、ご参加いただき誠にありがとうございました。
第26回ラボ技術セミナー(大阪) | |
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開催日時 | 2014年11月14日(金)14:00~17:30 |
会場 | TKPガーデンシティ梅田 |
プログラム | ■平成26年度上期 活動報告 1.平成26年度上期総括 2.第3世代STB(運用仕様、ガイドライン) 3.ネットワークDVR ■平成26年度上期 調査報告 1.HTML5ガイドライン 2.ケーブルセキュリティ ※上記講演の資料・動画はこちらより閲覧できます。 |
セミナー後のアンケートでは、高い関心を集めた第3世代STB運用仕様、ネットワークについて「知識を深めることができた」、「専門的な内容や単語が多いため、参考資料で補足してほしい」「内容について、より詳細なセミナー開催を希望してほしい」といった回答を数多くいただきました。
いただいたご意見は、今後のラボ運営に反映してまいります。
日時:平成26年11月13日(木)13:00~15:00
場所:日本ケーブルラボ 7階会議室
議案
(1)第55回運営委員会議事録確認
(2)承認事項
・JC-HITSトランスモジュレーション運用仕様(SPEC-005)の改定
(3)審議事項
・第3世代STB関連の課題対応
- マイナンバーカードリード機能のSTB搭載に係わる耐タンパー性
- STBとテレビの機能分担調査
- 運用仕様、ガイドラインの事業者への説明
(4)報告事項
①委員会活動
・事業企画委員会
・技術委員会
・集合住宅通信高速化WG報告
・D-CAS検討WG報告
・認定委員会(報告なし)
・アプリケーション審査委員会(報告なし)
②技術調査活動
・韓国4K事情調査報告
③標準化活動
・なし
④対外連携
・なし
⑤その他
・4K編集システムの試作
・第29回理事会開催の件
・ラボ・オータムセミナー開催報告
・[資料配布]CEATEC Japan2014出展報告
(5)その他
・ラボカレンダー
・運営委員会開催スケジュールの確認
(配布資料)
資料56-00—–第56回運営委員会の議事次第
資料56-01—–第55回運営委員会議事録案
資料56-02—– JC-HITSトランスモジュレーション運用仕様(SPEC-005)の改定
資料56-02-2—– JLabs SPEC-005 2.4版 第一編(仕様改定箇所抜粋)
資料56-02-3—– JLabs SPEC-005 2.4版 第二編(仕様改定箇所抜粋)
資料56-03—–第3世代STB関連の課題対応
資料56-03-2—–(別紙)TV、STB機能比較表
資料56-04—–事業企画委員会活動報告
資料56-04-2—-事業企画委員会_新テーマ案取纏め
資料56-05—–技術委員会活動報告
資料56-05-2—-技術委員会報告_IP-VOD仕様策定
資料56-06—– 集合住宅通信高速化WG活動報告
資料56-07—–D-CAS検討WG活動報告
資料56-08—–韓国4K事情調査報告
資料56-09—– 4K編集システムの試作
資料56-10—– 第29回理事会開催の件
資料56-11—–ラボ・オータムセミナー開催報告
資料56-12—– CEATEC Japan 2014出展報告
資料56-13—–ラボカレンダー
資料55-14—–運営委員会開催スケジュール
JC-HITSのサービスを運用しているケーブル事業者からの要望と運用実態を反映し、JC-HITSトランスモジュレーション運用仕様(JLabs SPEC-005)にチャンネルマスキング運用追加などの改定を行いました。
【対象となる仕様書】
JLabs SPEC-005 2.4版(改定後版数)
JC-HITSトランスモジュレーション運用仕様 第一編、第二編
【仕様書改定概要】
本改定では、サービス数の増加と複数ベーシック(SD/HD)運用を行うケーブル事業者の増加に伴うEPG-UIへの要求事項に対応するため、SPEC-003で導入されているチャンネルマスキング機能を追加しています。また、最大サービス数および音声のMPEG2-Audio(BC)方式の運用については、現状に合わせた形で記述を変更しています。
【主な改定内容】
1. チャンネルマスキング運用の追加
JC-HITSトランスモジュレーション運用仕様の第8章に“チャンネルマスキング運用”を追加し、第10章のJC-HITSネットワークにおける自主放送に10.7節として“自主放送におけるチャンネルマスキング運用”を追加。各運用については、JLabs SPEC-003(リマックス運用仕様)に準拠する形で記述。
2. 最大サービス数の変更
最大サービス数を150としているが、現在の運用内容を踏まえSPEC-003と同様に200サービスに拡張。
3. BC方式の音声廃止
トランスモジュレーション運用は全てのチャンネルにおいてMPEG2-AAC方式で運用中、また自主放送は一部の局でMPEG2-Audio(BC)方式を運用しているため、トランスモジュレーション運用の音声符号化方式をMPEG2-AAC方式のみと記述。
2014年11月11日、総務省主催により、フィリピン・マニラにおいて、「デジタル時代のケーブルテレビの将来像」をテーマとしたセミナー及び展示会が開催され、総務省からの要請を受けてラボが講演しました。
講演テーマ:次世代STB「ハイブリッドBox」
(Next Generation Set Top Box “Hybrid Box”)
講演者:専務理事 松本 修一
<参考> イベントの概要
テーマ:INTERNATIONAL CABLE SEMINAR AND EXHIBIT IN THE DIGITAL AGE ~New model for Digital Cable Services~
会場:クラウンプラザホテル(フィリピン・マニラ)
参加者:フィリピンのケーブルテレビ事業者、地上波テレビ事業者、政府機関など
関連サイト:http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000038.html
2014年11月5日、東京・品川にて、平成26年度ラボ上期の活動報告を目的とした第25回ラボ技術セミナーと、欧米より講師を招いた国際セミナーの二部構成による「ラボ オータムセミナー2014」を開催しました。
技術セミナーには約180名、国際セミナーには約130名の方々にご出席いただき、両セミナーともに活発な質疑応答が展開されました。
ご多忙中、多くの皆さまにご参加いただき誠にありがとうございました。
【開催結果概要】
1. 開催日時、会場
2014年11月5日(水)9時30分~18時
於 品川プリンスホテル メインタワー(東京都品川区)
2. 運営
主催 一般社団法人日本ケーブルラボ
第II部 国際セミナー
協賛 一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟、一般社団法人日本CATV技術協会
後援 総務省
3. プログラム
(1)第I部 第25回ラボ技術セミナー
■平成26年度上期 活動報告
1. 平成26年度上期総括
2. 第3世代STB(運用仕様、ガイドライン)
3. ネットワークDVR
■平成26年度上期 調査報告
1. HTML5ガイドライン
2. ケーブルセキュリティ
※活動報告・調査報告は、講演資料・動画をこちらより閲覧できます。
■特別講演(総務省)
「ケーブルテレビ業界の現状と課題」
(2)第II部 国際セミナー
■欧米のCATVビジネス最新動向
1. Liberty Global in Europe : Market Developments & Strategy Highlights
(欧州におけるLiberty Globalの市場開発と戦略のハイライト)
2. U.S. Cable Market : Broadband Competitive Overview
(米国ケーブル市場におけるブロードバンド競争状況の概要)
■米国ケーブルラボの最新技術戦略
1. Next Generation Video Technology
(次世代ビデオ技術と実現のために解消すべき課題)
2. DLNA VidiPath™
(ディバイスを問わない有料放送コンテツのサービスであるDLNA VidiPathの現状)
3. Wi-Fi : Delivering Excellent Experience to Customers
(米国内で進化するWi-Fiサービスにおける、顧客満足度を高めるための技術、ならびに品質向上に向けた取組み)
4. DOCSIS 3.1 : HFC Network Evolution
(インターネットの高速化に加え、障害の事前検知・保守まで含めたDOCSIS 3.1への取組み)
5. CableCloud™ : Virtualization for Cable Networks
(クラウドを活用したケーブルネットワークの仮想化について、その背景と計画)
※国際セミナーの資料はこちらより閲覧できます。
また当日のアンケートでは、各セミナーについてさまざまなご意見をいただきました。
(1)第I部 第25回ラボ技術セミナー
・ケーブル業界の今後の方向性がクリアに示され、どういう点に注目していけば良いか大変参考になりました。
・大変有意義な機会を提供する場になっている。テーマごとに発表する回数を増やし、ぜひ各地域での開催も検討ください。
・今回のような技術セミナーの開催、Webページの活用等を通じて、より広く活動内容を周知し、会員の目に触れる機会を増やしてください。
(2)第II部 国際セミナー
・難しい講演もあるが、米国の実際の課題を聞くことができるので今後も継続してください。
・素晴らしい機会をいただきありがたいです。
・海外状況についても定期的にポイントをまとめわかりやすく解説・所見を入れながら会員に展開してほしい。
いただいたご意見は、今後のラボ運営に反映してまいります。