開催日 | 2012年8月24日(金) |
会場 | TKP品川カンファレンスセンター |
テーマ | 1. ハイブリッドBoxの技術仕様について [資料] 2. ハイブリッドBoxのアプリケーション検証について [資料] |
ラボではケーブル事業者による4Kコンテンツ拡大のため、従来より安価な4K編集システム構築のための検討を行っています。
従来の4K編集システムは、ハイスペック化に伴う高価格化により、事業者が容易に導入することが困難でした。ラボでは必要最小限の構成にとどめ、かつ4Kコンテンツ制作のみに着目することにより、低価格化を実現できると考え、検討しています。
すでにシステム実現に向けた機能要件の調査・分析を終えており、今後は、ラボにてプロトタイプを試作し、日本ケーブルテレビ連盟と共同で評価を行った上で、事業者にご紹介する予定です。
集合住宅通信高速化WGは、C-DOCSIS技術を利用したEoC(Ethernet over Coax)に着目し、検討を行っています。
EoCを利用することで、集合住宅まではPONや専用線等で伝送し、宅内は、既存端末(ケーブルモデム)を利用することが可能となるため、FTTH化を進めているケーブル事業者にとって、有効な手段であると考えられます。
今後は、米国ケーブルラボにおけるC-DOCSIS仕様の調査や、国内ケーブル事業者のネットワーク環境における運用課題等を検討し、利用に際しての注意事項などを記載した調査報告書・ガイドラインの策定を行う予定です。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中のご厚情に心より御礼申し上げます。
さて、本年は、4K UHDTVのケーブルサービス商用化に向けて、第三世代STBのラボ認定がいよいよ始まります。また、ネットワークDVR、ダウンローダブルCAS、集合住宅向け棟内伝送路高速化等、次代のケーブルサービスに必須となる新しい課題の検討もラボで本格化します。日本ケーブルラボは、ケーブルサービスが飛躍的発展を遂げる年となるよう、ケーブルイノベーションにつながる取り組みに、積極果敢に挑戦してまいります。
また、官民一体で推進しているケーブルプラットフォームに関しては、技術的責務を果たし、ケーブル業界の将来の基盤構築に貢献してまいります。
ラボ活動に対し、引き続き倍旧のご支援ご厚情を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
宅内DVR(Digital Video Recorder)の録画機能をネットワーク(クラウド)上から提供する「ネットワークDVR」サービスの国内での実現性について検討を行っています。
「ネットワークDVR」により、宅内端末の仕様にとらわれず、録画物をネットワーク上に保存(録画)したり、録画機能を利用した見逃し視聴サービス等を提供することができるようになり、宅内端末の簡素化や、さらなる付加価値サービスの提供が可能となります。
「ネットワークDVR」サービスの実現にあたっては、権利処理問題への対応も必要であり、ケーブルテレビ連盟および実現を検討している事業者と協力し、関係機関や団体等への働きかけを行うと共に、より具体的機能要件やシステム構成をイメージできる機能要件書の作成を進めていきます。
2014年9月より約3ヶ月間米国に出張し、米国ケーブルラボ(以下、米国ラボ)において、検討中の各プロジェクトにつき技術調査を実施しました。
米国ラボは、コロラド州デンバーより車で20分くらい北上した、高地トレーニングの場所として日本でも有名なボルダーの手前のルイスビル(Louisville)に位置します。
米国ラボでは、主にセンター側の仮想化、アクセスネットワーク、そしてホームネットワークまで、さまざまな新技術(CVP-2、DOCSIS3.1、Wi-Fi、仮想化など)の検討が進められています。例えば、CVP-2では、米国ラボの担当技術者に米国での状況をヒアリングし、日本への適用について議論しました。
各プロジェクトは、米国ラボの技術者が主導し、ケーブル事業者からの要望を取り込んで、各技術・ソリューションの仕様、テクニカルレポートを策定しています。また、案件によっては、ドキュメントの策定に留まらず、ケーブル事業者と連携してプロトタイプの開発、デモンストレーションの実施も行っています。
日本ケーブルラボにおいても、今後は、策定した仕様やドキュメントの有用性を確認するためのプロトタイプ開発や実験などの活動をさらに強化し、新しい技術やサービスの導入にあたり、ケーブル事業者にとってすぐ役に立つものとできるように取り組んでいくことも肝要であろうと感じました。
実用化開発グループ
重信 真也
2014年12月18日、富山県ケーブルテレビ協議会主催により、富山県富山市で「CATV技術研修会」が開催され、ラボでは主催者からの要請を受けて講演しました。当日は、大雪や雷によりあいにくの天候となりましたが、参加者は皆熱心に聴講されていました。
<開催概要>
・主催:富山県ケーブルテレビ協議会
・開催日時:12月18日(木)13:45~17:45
・会場:富山県富山市 電気ビル
・プログラム:
1. 第3世代STB関連仕様およびガイドライン
2. nDVRとクラウドサービスを取り巻く要素技術
3. ネットワークの高度化と集合住宅対応
日時:平成26年12月12日(金)15:30~17:30
場所:五反田ゆうぽうと
議案
(1) 第56回運営委員会議事録確認
(2) 承認事項
・なし
(3) 審議事項
・第3世代STB関連の課題対応(事業者説明、マイナンバーカード)
・主要テーマ関連の進捗・課題
(ネットワークDVR、4K編集システム、D-CAS、4K IP-VoD、集合住宅通信高速化)
(4) 報告事項
① 委員会活動
・事業企画委員会
・技術委員会
・認定委員会
・アプリケーション審査委員会(報告なし)
② 技術調査活動
・なし
③ 標準化活動
・なし
④ 対外連携
・なし
⑤ その他
・第29回理事会報告・ラボ事務所移転検討状況
・[資料配布] IPv6セミナー開催報告
・[資料配布] 第26・27回技術セミナー開催報告
(5) その他
・ラボカレンダー
・運営委員会開催スケジュールの確認
(配布資料)
資料57-00—–第57回運営委員会の議事次第
資料57-01—–第56回運営委員会議事録案
資料57-02—–第3世代STB関連の課題対応
資料57-02-1—-第3世代STBの事業者説明資料
資料57-02-2—-マイナンバーカード対応状況
資料57-03—– 主要テーマの進捗・課題
資料57-03-1—-ネットワークDVR進捗状況
資料57-03-2—-4K編集システム進捗状況
資料57-03-2—-4K編集システム進捗状況〈参考資料〉
資料57-03-3—-D-CAS検討報告
資料57-03-4—- 4K IP-VoD運用仕様進捗状況
資料57-03-5—-集合住宅通信高速化WG報告
資料57-04—–事業企画委員会活動報告
資料57-05—–技術委員会活動報告
資料57-06—–認定委員会活動報告
資料57-07—– 第29回理事会報告
資料57-07-2—-ラボ事務所移転検討状況
資料57-08—–IPv6セミナー開催報告
資料57-09—– 第26・27回技術セミナー開催報告
資料57-10—–ラボカレンダー
資料57-11—–運営委員会開催スケジュール
日時:平成26年12月16日(火)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ会議室
議事次第
議事
(1)前回議事録の確認
(2)運営委員会審議の報告
・ネットワークDVR
・新テーマ案について
・D-CASについて
(3)上記報告を踏まえての継続議論
(4)今後の予定
(配布資料)
企資料092-1 —- 平成26年度 第91回 事業企画委員会議事録(案)
企資料092-2 —- ネットワークDVRの進捗報告
企資料092-3 —- 事業企画委員会活動報告書_テーマ整理
企資料092-4 —- Wireless Roaming Summary 141209
企資料092-5 —- Global Watch発表資料 wifi
企資料092-6 —- 無料公衆無線LAN整備促進協議会第1回幹事会 概要
企資料092-7 —- TRAVEL JAPAN Wi-Fi プロジェクト発足
企資料092-8 —- D-CAS検討WG活動報告
企資料092-9 —- 事業企画委員会 スケジュール
2014年12月10日に2014年度第4回認定審査を実施しました。
1. 認定審査結果
認定審査判定を行い、STB全5機種が合格しました。
2. 次回認定審査
2014年度第5回認定審査
・申請受付期間:2015年1月5日~1月30日
・認定審査:2015年2月上旬開催予定
2014年12月4日、日本ケーブルテレビ連盟中国支部及び日本CATV技術協会中国支部共催にて、広島にて技術セミナーを開催しました。当日は約20名の方にご出席いただきました。ご多忙中、ご参加いただき誠にありがとうございました。
第27回ラボ技術セミナー(広島) | |
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開催日時 | 2014年12月4日(金)14:00~17:30 |
会場 | 三井ガーデンホテル広島 |
プログラム | ■平成26年度上期 活動報告 1.平成26年度上期活動総括 2.第3世代STB(運用仕様、ガイドライン) 3.ネットワークDVR ■平成26年度上期 調査報告 1.HTML5ガイドライン 2.ケーブルサービス高度化に伴うIPv6対応 ※上記講演の資料・動画はこちらより閲覧できます。 |
セミナー後のアンケートでは、「新しい技術やサービスについて、大変勉強になった」「今回同様、地方でのセミナー開催を増やしてほしい」といった回答を数多く頂戴しました。
いただいたご意見は、今後のラボ運営に反映してまいります。
2014年11月27日、ラボにて、IPv6化の啓蒙を目的としたケーブル事業者のためのIPv6セミナーを開催しました。
前回から約1年ぶりの開催となる今回は、冒頭でラボより、サービスの多様化に伴い将来的に必要性がより高まると予想されるIPv6化について講演を行いました。その後、ベンダーより、国内外のIPv6動向やCMTS/ケーブルモデムの対応状況を、ケーブル事業者より自社での導入事例を紹介いただきました。
当日は約40名の方にご参加いただきました。ご多忙中、ご参加いただき誠にありがとうございました。
ケーブル事業者のためのIPv6セミナー | |
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開催日時 | 2014年11月27日(木)14:00~17:30 |
会場 | 日本ケーブルラボ 7階会議室 |
プログラム | 1. ケーブルサービス高度化に伴うIPv6対応について(日本ケーブルラボ) 2. 国内外におけるIPv6の動向について(シスコシステムズ合同会社) 3. IPv6導入事例紹介① IPv6取組と運用(イッツ・コミュニケーションズ株式会社) 4. IPv6導入事例紹介② 愛媛CATVとIPv6(株式会社愛媛CATV) ※上記講演資料はこちらより閲覧できます。 |
受講者からは、「今後も定期的にIPv6の情報アップデートをしてほしい」、「導入事例では、導入までの経緯を含めて有意義な話を伺うことができた」等、有意義なセミナーだったとの感想を数多くいただきました。