日本ケーブルラボは2023年3月、「STBアプリ開発のオープン化調査報告書」を発行しました。
【調査報告書】
【調査報告書の概要】
昨今のDX時代においては、「オープン化」の名のもとに、外注に頼らないIT環境の構築手法が普及しつつあります。
本報告書では、TVを活かした地域住民へのサービス提供のために、ケーブルテレビ事業者がSTB上で動作するアプリを容易に開発できる環境を構築することを目的として、オープン化の流れのひとつであるプログラミング不要のノーコード・ツールに着目し、仕組みや自由度、制約事項について整理し、主要なツールの機能や用途などをまとめています。また、実際にノーコード・ツールを使って試作したアプリの操作性をSTBで検証しました。その結果、STBのリモコン操作に関する課題はあるものの、リモコン以外の操作機器の選定やブラウザの設定次第で、ある程度回避できることがわかりました。また、リモコンによる文字入力が難しいことを踏まえ、スマホとの連携についても提言しています。
STBを映像視聴以外の目的で活用するためのアプリ開発を検討する際、本報告書が参考になれば幸いです。
【調査報告書の構成】
- はじめに
- アプリケーションの種別
- ノーコード・ツールの概要
- 主要ノーコード・ツール紹介*
- STB向けアプリの試作
- Webアプリとネイティブアプリ
- アプリの操作性
- まとめ
- 主要ノーコード・ツールのアプリ作成画面
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