NAB SHOWは、全米放送事業者協会(NAB:National Association of Broadcasters)が主催する世界最大級の放送機器展であり、1991年より毎年ラスベガスで開催されています。本年は新型コロナウイルス(以下COVID-19と記す)感染拡大の影響により中止になりましたが、代替としてオンライン展示や講演、パネルセション等が開催されました。
日本ケーブルラボではオンラインイベントを調査しましたので以下にご報告します。
オンラインイベントは、以下の日程で開催されました。
ライブイベント(セション) | 2020年5月13~14日 |
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オンライン展示とアーカイブ | 2020年5月13日~2020年8月31日まで |
オンライン展示の規模 | 参加者:約4万人、出展者:1,479社、コンファレンス:200以上 |
本年の展示やセションの全体傾向としては、COVID-19の影響も大きく、事業戦略から個別の技術開発まで含め、以下に示すような内容が見られました。総じて、COVID-19をポジティブに捉え、多くの人々が在宅している社会であっても、事業収益や技術をさらに進化させるチャンスや方向性を模索・提言していました。
- 新しい事業戦略
- ATSC 3.0 からの影響
- ワークフローのIP化、クラウド化
- 「8K Association」 「MPEG」 「ITU-T」 等による動き
- AI応用
- 映像制作分野(カメラ・スタジオ系)の進化
- 表示システム
- 伝送・配信システム
- 動的な広告挿入や番組変更(SCTE 224)
- コンテンツセキュリティ
- 測定・監視
- Web会議・オンラインイベント
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