日本ケーブルラボは2020年1月31日(金)、TKPガーデンシティPREMIUM京橋にて第34回ラボワークショップ「新年事業戦略を語る2020」を開催しました。
「事業戦略を語る」シリーズ4回目となる本ワークショップでは、ケーブル業界をリードされているラボ会員の皆さまから2020年を迎えての業界展望、あるいは戦略的商材等について語っていただきました。
1. 日時・場所
2020年1月31日(金)14:00~18:30 TKPガーデンシティPREMIUM京橋
2. 参加者数
117名(会員別参加状況:正会員19社、賛助会員23社)
3. プログラム
当日の講演資料・動画はこちらに掲載しています(一部閲覧できないものもございます)。会員ログインの上、ご覧ください。
(1)「日本ケーブルラボの事業戦略2020」日本ケーブルラボ
ケーブル業界の最新動向と重点課題、2020年度にラボが取り組む技術課題(5大プロジェクト)、対外連携、会員サービス(ワークショップ・技術セミナー・ラボ教育制度)、ならびに認定業務の充実化について概説しました。
(2)「JDSの2020年事業展開」日本デジタル配信株式会社
RF配信における4K化およびACASサービスの推進、ケーブルIDプラットフォームの全体構成と普及促進、IP配信「みるプラス」サービスの概要と高度化について説明しました。
(3)「JCC & OCN事業展開」ジャパンケーブルキャスト株式会社
HFCからFTTH、SDからHD/4K、C-CASからACAS、RFからIPといった近年激変する4つのパラダイムシフトをもとに、2020年に取り組む4つの課題「ACASと4Kの普及促進」「次世代のIP放送」「高度無線環境(5GとLPWA)のシームレス化」「防災・防犯ソリューション」等について説明しました。また、OCN(沖縄ケーブルネットワーク)の現況についても紹介しました。
(4)「2020年度シンクレイヤのシステム開発戦略」シンクレイヤ株式会社
HFCシステム機材としてのR-PON+とDOCSIS3.1でのリモートPHY、FTTHシステム機材としてのアクセスネットワークシステム、ヘッドエンド~サブヘッドエンド間のネットワークを強靭化するWDM装置、防災・災害対策用システム、ネットワークシステム全体の統合管理システム及びWi-Fiの電波干渉対策機器について紹介しました。
(5)「進化するケーブルプラスSTB ~OTTビデオサービス~」KDDI株式会社
拡張するOTTビデオサービスに対応する「ケーブルプラスSTB-2」とユーザの体験価値を向上させる施策(簡単録画、音声検索、高度BS4K対応、スマホ連携、レコメンド等)について紹介しました。また、ユーザ満足度の向上を目指して検討しているリモートサポートサービスについても紹介しました。
(6)「J:COM LINKの商品戦略」株式会社ジュピターテレコム
放送から通信へのニーズシフト、スマートデバイスの活用、どこでもコンテンツ視聴スタイルへの変化、若者の利用スタイルの変化といった4つの環境変化に対応するため、4つの新たな機能価値(OTTコンテンツの提供、進化した検索・レコメンド機能、デバイスフリーの視聴スタイル、高画質・高音質化)を提供するJ:COM LINKについて紹介しました。
(7)「Remote OLT ソリューション」SCSK株式会社
CommScope社が提供するリモートOLTソリューションにおいて、DPoE(DOCSIS Provisioning over EPON)仕様による分散型アーキテクチャのメリットとこれらに必要となるOLTマネージャ、ICXイーサネットスイッチ、リモートOLTおよびブリッジ型D-ONUの各種装置と機能について紹介しました。
(8)「高度化CATVシステムの取組み」住友電気工業株式会社
4K/8K放送サービスとACASの普及促進、放送サービスのIP化に向けたプラットフォームの提供、高度地デジ・ローカル5Gに向けた技術開発からなる事業方針を紹介し、これらに必要となる放送サービスの高度化(高度BS、高度ケーブル自主放送対応)、伝送路の高度化・高速化(FTTH化の進展とリモートPHY化及び5G用ソリューション)、放送のIP化に向けたネットワークインフラの整備等の各種注力製品について説明しました。
(9)「Technicolor, the way forward in 2020」テクニカラージャパン株式会社
テクニカラーが取組む分野である広告媒体、シネマ、アニメ、ゲーム、音楽などのエンターテインメントのコンテンツに必要な、VFX(特撮効果、彩色効果、音声効果)、アニメーション、没入型デジタル効果といった各種技術について紹介しました。
