日本ケーブルラボは2020年4月、「宅内Wi-Fiリモート保守システム導入ガイドライン」を発行しました。
【報告書】
JLabs DOC-069 1.0版「宅内Wi-Fiリモート保守システム導入ガイドライン」
【報告書の概要】
宅内Wi-Fiは、ケーブルサービスの一つとして、インターネット経由でのVODなどの映像視聴からIoT機器のアクセス手段へと拡大してきています。これに伴い、ケーブル事業者へのユーザ問い合わせが増加しており、Wi-Fiの品質向上と保守作業の軽減がケーブル事業の課題として注目されています。日本ケーブルラボでは、従前より「JLabs DOC-043 1.1版 ケーブル宅内Wi-Fiガイドライン」で現場における保守に関する提言を行い、Wi-Fiの品質向上に寄与するとともに、「JLabs SPEC-041 2.0版 宅内Wi-Fi運用仕様書」にて宅内Wi-Fiリモート保守システムの運用仕様を規定し、コールセンター等の保守作業の軽減について活動してきました。
今回、リモート保守システムの導入を検討する事業者への補助情報として、導入ガイドラインをまとめました。リモート保守システムの概要について説明するとともに、ユーザからの問い合わせへの対応事例と、その対応におけるACSの活用例を記載しています。また、システム構築時に考慮すべき点、事業者におけるACSを活用したWi-Fiルータ管理運用例、ACSベンダ情報などを参考情報として紹介しています。
【報告書の構成】
第1章 背景と概要
第2章 宅内Wi-Fiリモート保守システムの概要
2.1 導入の目的
2.2 システムの概要
2.3 運用イメージ
第3章 Wi-Fiリモート保守システムの活用
3.1 ケーブルテレビ事業者への問い合わせ対応の現状
3.2 宅内Wi-Fi ACSの機能
3.3 ACSの活用方法
第4章 ACS構築の考慮点
4.1 通信ネットワークの形態
4.2 ACSとCPE間の通信形態
4.3 CPEへのACS URLの設定方法
4.4 他システムとの連携
第5章 まとめ
Appendix I CPE読み出し情報と設定情報
Appendix II ACSを活用したWi-Fiルータ管理の運用例
Appendix III ACSベンダとサービス
Appendix IV 約款に関する考え方