本年9月、「RDK報告書」(JLabs DOC-031)を作成しました。
ケーブル業界がユーザー満足度の高いサービスを提供し続けるためには、必要な端末やシステムを迅速かつ低廉に開発・調達することが極めて重要です。
RDK(Reference Design Kit)は、チューナー、デコーダー、CAS/DRM、UIを始めとして、様々なSTB機能を効率的に開発するための参照設計キットのプロジェクトであり、当初は米国コムキャストの新型STB開発を目的に開始されました。現在では開発成果物の共有と利用のシェアードソースライセンス化、開発ツールや技術サポート提供など行うコミュニティに発展し、次第に参加する企業が増加しています。
米国、欧州、韓国などではRDKの導入によりSTBの開発環境が一新され、ケーブル事業者の要求仕様に従ったSTB開発が促進されることが期待されています。なお最近では、RDKのコンセプトをブロードバンド製品に当てはめたRDK-Bの開発も、新たに開始されました。RDKは海外放送方式に対応しており、そのままでは日本で利用できませんが、そのコンセプトは日本における端末開発に重要な示唆を与えてくれるものと考えられます。
本書は、海外ケーブル事業者やベンダーの間で利用されているRDKについて調査・分析を加え、わが国におけるケーブル用端末やシステムの開発についての考察の一助となることを意図するものです。
【報告書の概要】
第1章:はじめに
第2章:RDKとは(RDKの発祥と今日までの経緯の概要、従来開発方式との比較)
第3章:RDKコミュニティ
第4章:RDKのソフトウェアスタック(RDKやRDK-Bの具体的な構造)
第5章:RDKを日本市場に導入する場合の要検討事項
第6章:RDK開発環境(HDP、ハードウェア開発プラットフォーム)
第7章:まとめ
付録:用語集、参加企業名、各社デモ・実機事例、RDK Management LLCについて、他
【RDKを利用したSTB開発イメージ図】

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