2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会が主催する「多言語対応・ICT化推進フォーラム~人と技術によるおもてなし~」が7月22日東京国際フォーラム(東京都・有楽町)で開催されました。このフォーラムは言葉のバリアフリー化の早期実現を目的とするものですが、多言語対応とICTの最新技術動向の展示から、ケーブルテレビのサービスにも参考となりそうな技術をいくつか取材しました。
詳細はこちらよりご覧ください。
2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会が主催する「多言語対応・ICT化推進フォーラム~人と技術によるおもてなし~」が7月22日東京国際フォーラム(東京都・有楽町)で開催されました。このフォーラムは言葉のバリアフリー化の早期実現を目的とするものですが、多言語対応とICTの最新技術動向の展示から、ケーブルテレビのサービスにも参考となりそうな技術をいくつか取材しました。
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ここ数年のIoT(Internet of Things、「モノ」のインターネット、従来のIT関連機器以外の機器類をネットワーク接続し、多様なサービスを可能とする)の進展により、IPネットワークを活用したサービスが増えてきた。
中でも宅内ネットワークを利用したサービスとしては、ホームエネルギーマネジメント、ヘルスケアサービス、ホームモニタリング&セキュリティサービス等々が挙げられる。
また、以前紹介した「DLNA CVP-2(現在は、DLNA Vidipathに名称変更)」や「ネットワークDVR」のように、商用・録画コンテンツを宅外のネットワーク(クラウド)上から宅内ネットワーク内の視聴端末等に配信するサービスも欧米では普及しつつある。
今後、腕時計や眼鏡等の身に着けるデバイス(ウェアラブルデバイス)を利用したサービスも出てくると予想される。
これらの宅内ネットワークを活用したサービスの促進要因として、IoT技術の発展に代表されるWi-Fiによる無線化やスマホ/タブレット等のデバイスの普及が挙げられるが、目に見えない接続形態に対する接続性や、セキュリティ面での課題等もあらわになってきた。
宅内ネットワークへのサポート強化
従来のインターネット接続サービスにおいては、加入者宅に設置するモデムまでの設備および回線疎通についてはサービス提供事業者の責任で、モデムから先の宅内ネットワークについては利用者責任にて環境構築・サービス提供(利用)が行なわれてきた。
宅内ネットワークを利用したサービスとしては、PCやスマホ/タブレット、ゲーム機器のインターネット接続、およびDLNA対応のSTBやハードディスクレコーダーと視聴端末を組み合わせた宅内での録画コンテンツ視聴が主流であったと考える。
前述の通り、これまでは宅内のネットワーク環境については利用者責任にて準備・対応されることが前提であったが、様々な接続形態を利用者のみで対応するには難しくなりつつある。
その状況下で地域密着の強みを生かしたケーブル事業者によるサポート力が求められると同時に、新たなビジネスチャンスを生み出している。
既に一部の事業者においては、これまでの責任分界点を超えたサポートサービスを提供し、成果を上げていると聞く。
日本ケーブルラボにおいても宅内ネットワークの高速化や運用課題対策について、技術調査や対策検討を進めている。今年の6月に策定したJLabs DOC-028「ネットワーク速度・帯域管理ガイドライン」においても、IPネットワークサービスにおける運用課題について取り上げ、複数事業者の取組みを紹介させていただいた。
米国ケーブルラボの活動においても、仮想化技術を応用した宅内機器の簡素化や、今後の宅内ネットワークの広がりに対応するため、宅内ネットワークのIPv6化および複数台のルーター装置を接続した際の複雑な経路情報管理を簡素化する運用技術の検討も進んでいる。
日本ケーブルラボにおいても引き続き、宅内ネットワーク技術に対する調査や運用課題に対する取り組みを行ない、事業者の方々に発信していきたいと考えている。
事業者の方々におかれても、ラボのホームページや技術セミナー等を介して各種情報を入手していただくとともに、新たな要望や課題情報等をお知らせいただければ幸いである。
(本内容は、『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2015年8・9月号に掲載されたものです。)
2015年7月30日より次の法人が新たにラボ会員となりましたので、お知らせします。
■ 株式会社東北新社(賛助会員)
http://www.tfc.co.jp/
ラボでは、ケーブル事業者が早期に4K編集に着手できるよう4K編集システムを100万円以下に抑えるための機能要件を策定し、ベンダー3社の協力を得て3つのスマート編集システムを試作して評価・チューニングを行いました。
今後、製品をベンダーが販売するに当たっては、ラボが事前に次の要領で製品の性能検証を実施します。

① 編集システムのベンダー各社が、ラボの用意した検証パラメータシートに記入し、ラボに対して検証を依頼
※検証項目は可能な限り定量的性能値を要求、またサポート体制や運用保守についても確認
② 提出された検証パラメータシートの妥当性をラボが検証・確認し、結果をベンダーへ返却
③ 結果をラボ・ホームページにて公表
この性能検証を行うことにより、ケーブル事業者がスマート4K編集システムの導入を検討する際、対象製品がラボの規定した要件をどの程度満たしているのかをラボ・ホームページで確認することが可能になります。
ラボでは、HFCからFTTHへのアップグレードや、オールIP化のための設備投資と収益見込みを各ケーブル事業者のビジネス環境に沿って分析できるシミュレータを開発しており、近々、会員に提供する予定です。
現在、ラボ運営委員会メンバーに試用をお願いし、使いやすさ等について最終確認中です。
会員事業者へのラボ・ホームページでの正式公開は8月上旬頃の予定ですが、詳細は決定次第、ラボ・ホームページでご案内いたします。
アリス・グループ・ジャパン株式会社では、今後のH/EやHFCに求められる技術として、DOCSIS 3.1、Hybrid PON(HPON)、IPビデオマイグレーション等についてご紹介します。
詳細はこちらよりご覧ください。
ラボは2015年7月23日、ケーブルWi-Fi WGの活動を再開しました。
ラボでは2012年3月に、ケーブルWi-Fi WGにて「ケーブルWi-Fi技術仕様書」(SPEC-025 第1.0版)を作成しました。
その後、海外においては
・IEEE802.11ac による5GHz利用の拡大
・IEEE802.11ad による屋内ネットワークの高度化
などの新たな伝送技術と応用技術がIEEEやWBAなどで仕様化されています。
また、サービス面では、
・事業者間ローミングのエリア拡大
・コミュニティWi-FiによるフリーWi-Fiスポットの拡大
・キャリアグレード品質への対応
などに関連した活動が、米国のラボ、ケーブルテレビ事業者、機器ベンダーで行われています。
一方、国内では、訪日外国人向けのフリーWi-Fiスポットの整備と地域サービスの拡充が進んでいます。
ラボではこれらの状況から、日本においてもケーブルWi-Fi事業の課題と、予想される市場と技術動向への取り組みが必要と考え、運営委員会の承認を得てWi-Fi WGを再開しました。運営委員からの助言により、事前にラボ事務局が連盟の無線利活用委員会事務局と複数のケーブルテレビ事業者にそれぞれの現状と課題についてヒアリングを行いました。
7月23日に行ったWGの第1回会合では、事業者が抱える課題を優先することと、MVNOと地域BWAとの関係を確認しつつ進めるという方針を確認し、前述の情報とヒアリング結果を参考に、これからの活動テーマについて議論を行いました。上期中に活動計画を立て、下期に各テーマに取り組みます。
日時:平成27年6月19日(木)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ 7階会議室
議事次第
1. 技術委員会 議事
1.1 前回議事録確認(技資料104-01)
1.2 次世代CASの考え方(技資料104-02)
1.3 4K・8Kフォローアップ会合の対応(技資料104-03)
1.4 BS再放送Adhocの取組について(技資料104-04)
1.5 ネットワークDVRの仕様検討について(技資料104-05)
1.6 今後の予定(技資料104-06)
(配布資料)
技資料104-01 第102回技術委員会議事録(案)
技資料104-02 次世代CASの考え方
技資料104-03 第一次中間報告公表以降の4K・8Kに関する概要(案)
技資料104-04 BS再放送仕様検討の進め方について
技資料104-05 ネットワークDVRの仕様検討
技資料104-06 技術委員会スケジュール
日時:平成27年6月4日(木)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ 7階会議室
議事次第
1. 技術委員会 議事
1.1 前回議事録確認(技資料103-1)
1.2 4K・8Kフォローアップ会合の対応(技資料103-2)
1.3 BS再放送にかかわる課題(技資料103-3)
1.4 今後の予定(技資料103-4)
(配布資料)
技資料103-1 第102回技術委員会議事録(案)
技資料103-2 第一次中間報告公表以降の4K・8Kに関する概要(案)
技資料103-3 BS再放送にかかわる課題と対処
技資料103-4 技術委員会スケジュール
日時:平成27年5月25日(月)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ 7階会議室
議事次第
1. 技術委員会 議事
1.1 前回議事録確認(技資料102-1)
1.2 4K BS再放送仕様検討アドホックの作業内容(案)(技資料102-2)
1.3 D-CAS関連の情報更新(技資料102-3)
1.4 ネットワークDVR仕様の検討について(技資料102-4)
1.5 今後の予定(技資料102-5)
(配布資料)
技資料102-1 第100回技術委員会議事録(案)
技資料102-2 4K BS再放送仕様検討アドホックの作業内容(案)
技資料102-3 D-CAS関連の情報更新(Open Media Security)
技資料102-3-1 CASベンダに依存しない鍵管理プロセス事例(ETSI/SCTE)
技資料102-4 ネットワークDVR仕様の検討について
技資料102-5 技術委員会スケジュール
日時:平成27年5月11日(月)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ 7階会議室
議事次第
1. 技術委員会 議事
1.1 前回議事録確認(技資料101-1)
1.2 4K BS再放送への対応(体制・論点・課題等の整理)(技資料101-2、3)
1.3 今後の予定(技資料101-4)
(配布資料)
技資料101-1 第100回技術委員会議事録(案)
技資料101-2 4K BS再放送仕様検討(暫定)体制
技資料101-3 4K BS再放送課題の整理
技資料101-4 技術委員会スケジュール
7月9日に開催された平成27年度第1回運営委員会において、今期の運営委員会委員長に塩冶憲司氏(株式会社シー・ティー・ワイ代表取締役社長)が選任されました。
運営委員会傘下の事業企画委員会(22名)、技術委員会(22名)、認定委員会(8名)、およびアプリケーション審査委員会(6名)の体制も併せて決定されました。
なお、事業企画委員長には、白井義吾生氏(株式会社ジュピターテレコム)が、技術委員長には、増田和彦氏(株式会社ジュピターテレコム)がそれぞれ任命されました。また、認定委員長およびアプリケーション審査委員長は、後日、各委員会において選任されます。
平成27年度は、上記の体制で活動を展開してまいります。
日時:平成27年7月7日(火)15:00~17:00
場所:日本ケーブルラボ会議室
議事次第
議事
(1)前回議事録の確認
(2)D-CASに関する継続調査の状況
(3)新CASの提案について
(4)その他
(5)今後の予定
(配布資料)
企資料104-1 —- 平成27年度 第103回 事業企画委員会議事録(案)
企資料104-2 —- ケーブルD-CASプラットフォーム
企資料104-3 —- ケーブルD-CASについて(運営委員会資料)
企資料104-4 —- ケーブルテレビ業界における国内標準CASの採用について
企資料104-5 —- 事業企画委員会 スケジュール
大分ケーブルテレコム株式会社
技術本部 副本部長
田中 栄二
弊社のHFC伝送路エリアのFTTH工事も2013年秋にほぼ完了し、放送、通信を2心3波方式でFTTHサービスを提供しております。まだまだHFCからFTTHへの移行の最中で、完全移行まではまだまだ時間がかかりそうです。
そのような中ではありますが、現在10G-EPONの実証実験を実施していますので、その概要をお伝えいたします。
10G-EPONの実験を開始した経緯としては、やはりインターネット接続の高速化が背景にあります。
弊社のFTTHでのインターネット接続のサービスプランは2Mbps、10Mbps、30Mbps、100Mbpsの4プランあります。FTTHサービスの開始に先立ち、その当時でもFTTHで1Gbpsのサービスを提供している事業者は既にありましたが、弊社の利用者の多くが高速プランを利用しているわけではない事、また設備の配置等を鑑みて、100Mbpsまでのサービス提供となりました。
しかし、その後他事業者も1Gbpsサービスを開始し始めるにつき、表面的にはサービススペックが見劣りするようになってきました。
そこで、サービスプランの再検討をしていたところ、2014年11月に住友電工様の10G-EPON出荷開始の話題を入手いたしました。
弊社がFTTHサービスで提供しているのも住友電工製のGE-PONであり、既に利用者宅内に1G用のD-ONUが設置されています。今回商品化される10G-EPONは既存のGE-PONのD-ONUも利用でき、収容台数も1PONあたり64台から128台に拡張されており、弊社の伝送路設計にも都合の良いスペックとなっていました。
早速住友電工様に打診をして話を伺い、動作の検証を行いたいと要望し、2015年5月に弊社のサブセンターに検証用機材を設置、インターネット接続サービスの試験環境を構築いたしました。
既にFTTHサービスを提供している実際のネットワーク環境に組み込み、既存のネットワーク環境で問題なく動作が可能であるか、また、現状住友電工様の10G-EPONはDPoEを採用しているので、弊社のHFC向けプロビジョニングで動作が可能であるかを確認いたしました。ただ、実際のネットワーク環境への組み込みは、性能評価試験も考えておりましたので、本番系ではなく待機系に組み込んでいます。
1G用D-ONUと10G用D-ONUの並行動作もテストし、こちらも特に問題ありませんでした。
10G用のトラフィック負荷発生装置を用いての試験も行いました。試験開始当初思いのほかスループットが良くないような状況もありましたが、10G-EPONやL3SW等の設定変更などにより、最終的には9.6~9.7Gbps程度の結果が得られました。
今は弊社内に1G用D-ONUと10G用D-ONUを併設し、少し時間をかけての動作確認を行っており、今後は負荷発生装置ではなく実際のデータ伝送試験等を考えています。
現在の10G用D-ONUについては利用者端末との接続が10GBASE-SRでの接続になりますので接続できる機器が限定されてしまいますが、その点については今後に期待しています。

日時:平成27年7月9日(木)15:00~17:00
場所:ラボ3階会議室(茅場町)
議案
(1) 運営委員長の選任
(2) 第63回運営委員会議事録確認
(3) 承認事項
・事業企画委員会の体制および委員長の任命
・技術委員会の体制および委員長の任命
・認定委員会委員の指名
・アプリケーション審査委員会委員の指名
(4) 審議事項
・ケーブルD-CAS
・技術者育成施策
・ケーブルWi-Fi検討WGの進め方
(5) 報告事項
・ITU SG9会合報告
・4Kスマート編集システムの検証
・委員会活動
- 事業企画委員会
- 技術委員会
・その他
- 平成27年度第一四半期収支報告
- [資料配布] インフラコスト分析シミュレータの展開
(6) その他
・ラボカレンダー
・運営委員会開催スケジュールの確認
(配布資料)
資料64-00—–第64回運営委員会の議事次第
資料64-01—–運営委員長の選任
資料64-02—–第63回運営委員会議事録案
資料64-03—–事業企画委員会の体制および委員長の任命
資料64-04—–技術委員会の体制および委員長の任命
資料64-05—–認定委員会委員の指名
資料64-06——アプリケーション審査委員会委員の指名
資料64-07—–ケーブルD-CAS
資料64-08—–技術者育成施策
資料64-09—–ケーブルWi-Fi検討WGの進め方
資料64-10—– ITU SG9会合報告
資料64-11—–4Kスマート編集システムの検証の実施
資料64-11-2—4Kスマート編集システム検証パラメータシート
資料64-12—–事業企画委員会活動報告
資料64-12-2—事業企画委員会での次世代CASに対する継続検討を要望
資料64-13—–技術委員会活動報告
資料64-14—–平成27年度第一四半期収支報告
資料64-15—–インフラコスト分析シミュレータの展開/操作ガイドライン
資料64-15-2—ケーブルインフラコスト高度化コストシミュレータ解説書
資料64-16—–ラボカレンダー
資料64-17—–運営委員会開催スケジュール
ラボは、2015年6月7日から6月10日に開催されたITU-T SG9第4回会合に、IP-VOD (Video On Demand)DRM(Digital Rights Management)システムと、4KケーブルSTBの新規課題を提案し、承認されました。また、2013年にラボが課題として提案し草案を作成したケーブル DRMシステムの要求条件(Architecture and requirement of DRM for cable television multiscreen, J.1005)が今回、勧告化されました。
IP-VOD DRMシステムについては、ISO/IECで規定されている共通暗号化方式“Common Encryption Scheme(CENC)”を、複数のDRMが使用される環境でのコンテンツ配信に適用することを提案しました。今後の草案作成は、今年2月にラボが策定した“IP-VODサービス運用仕様”と今回勧告化されたJ.1005に準拠して行います。勧告化は2016年内を予定しています。
また、ラボは2012年の“次世代STB(Hybrid Box)”に続き、4KケーブルSTBについても、要求条件と機能仕様を勧告化してITU-T標準にします。草案作成に当たっては、ラボが昨年策定した“第3世代STB関連運用仕様書およびガイドライン”に準拠して行い、こちらも、2016年内の勧告化を目指します。
2015年5月号の「ラボ活動トピックス」にて「IPv6対応ケーブルインターネットアクセス技術仕様ガイドラインJLabs DOC-009 2.1版」の改定を行った旨を紹介したが、今号でも改めて、日本ケーブルラボでのIPv6対応に関する活動についてとケーブル事業者におけるIPv6対応状況について述べてみたい。
日本ケーブルラボではケーブル事業者におけるIPv4枯渇/IPv6化対応を支援するため、事業者向けのガイドライン策定やセミナー開催等を行っている。
昨年は先のガイドライン改定作業と並行して、11月に事業者向けセミナーを開催し、先行事業者の経験を基にしたIPv6対応のノウハウの共有に努めさせていただいた。
今回のガイドラインの改定は、手前味噌となって恐縮だが、2.0版での改定した内容の完成度が高かったため、大きな修正を必要とせず、実情に合わせた用語修正とケーブル事業者におけるFTTH運用の多様化面の反映および先行事業者の導入事例を充実させていただく内容となった。この場を借りて、今回の改定にご協力いただいた執筆メンバーに加えて2.0版の改定メンバーにも改めてお礼を申し上げたい。
ケーブル業界でのIPv6普及
さて、ケーブル事業者におけるIPv6化の状況であるが、中・大規模事業者でのサービス提供および対応準備が進んでいるようであるが、中小事業者においてはまだこれからといった事業者が多いようである。
IPv6の普及が進まない要因としては、利用者向けインターネットサービスが未だIPv4アドレス基調で、IPv6アドレスでないと利用できないサービスがほとんどないことから、事業者としても加入者拡大等、収益向上の投資効果が見いだせないために、IPv6化投資に消極的な事業者が多いのではないかと考える。また、小規模事業者においてはそのユーザ数からNAT装置を利用することでIPv4アドレスの延命が図れるのではないかと考えている事業者も多いと考える。
しかしながら、近年、これまでのインターネットサービスや双方向STBに加え、スマホ、タブレットやスマートホームサービスといった新しい機器やセンサーを利用したサービスが市場に出始めており、これらの端末・機器間の通信にIPプロトコルが利用される等、IPアドレスの需要はこれからも増えていくものと思われる。
3月号で紹介した電気・ガス等のデジタル計量器であるスマートメーターにおいても、IPv6が採用されている。また、携帯網のIPv6化も進みつつある。
IPv6化検討の勧め
現在のIPv6サービスの普及状態からIPv6化の検討、対応は未だ早いと考えている事業者もおられると考えるが、先行事業者の例にある通り、IPv6化のための直接投資をできるだけ抑えつつ、将来的な対応に備えるため、設備更新のタイミングでIPv6対応の機器を導入し、準備が整った段階でサービス提供を開始するというのはリーズナブルな考え方ではないだろうか?
本記事がIPv6化検討のきっかけになれば幸いである。
冒頭にて紹介した「IPv6対応ケーブルインターネットアクセス技術仕様ガイドラインJLabs DOC-009 2.1版」以外にもIPv6普及・高度化推進協議会やIPv4枯渇タスクフォースのサイト等でもIPv6化のガイドラインや各種情報が公開されているので、これから対応・検討を進める事業者のお役に立つのではないかと考える。
(本内容は、『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2015年7月号に掲載されたものです。)
ラボでは、ネットワークの運用面における指針を示し、安定的な運用を目指すべく「ネットワーク速度・帯域管理ガイドライン」(JLabs DOC-028 1.0版)を策定しました。
背景には、近年の、インターネットを利用するユーザやデバイスの増加、それらの接続目的の多様化によるトラフィックの増加傾向等の状況があります。ケーブル運用技術WGでは平成26年度より、インターネットサービスにおけるネットワーク速度・帯域管理をテーマに検討を続け、このたびガイドラインとして取りまとめました。
【ガイドライン概要】
1.インターネットトラフィックの現状
国内の状況およびケーブル事業者の事例をもとに、近年のトラフィック動向を紹介。
2.ケーブル事業者における運用の現状と課題
上位回線、ヘッドエンド設備、宅内設備に分類し、各社の運用事例を紹介。
3.安定したネットワーク運用に向けた取り組み
近年のトラフィック増加傾向、ケーブル事業者の課題を踏まえ、運用方法を提示。
【ガイドライン構成】
| タイトル | |
| はじめに | |
| ケーブル事業者のインターネット関連サービスと設備概要 - ケーブル事業者が提供するインターネット関連サービス |
|
| インターネットにおけるネットワーク運用の現状と課題 - インターネットを取り巻く環境の変化 - ネットワーク運用の現状 - ネットワーク運用の課題 |
|
| 満足なインターネットサービス提供のための取り組み - 設備増強・更改によるサービス性の向上 - 運用面における加入者満足度の向上 |
|
| ・ ラフィック管理、速度測定の運用例 ・ 国内外事例(総務省内研究会の検討、米国FCCの方針等) ・ 用語と略語 |
本ガイドラインは、ラボ・ホームページ「ラボ・ライブラリ」内「仕様書・技術文書」より閲覧できます。
日本ケーブルラボは、日本ケーブルテレビ連盟ならびに会員との連携強化と交流促進を目的に、日本ケーブルテレビ連盟近隣(徒歩圏内)の下記事務所に移転しました。
移転後しばらくは何かとご不便をおかけすることもあるかと存じますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
■移転先
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町三丁目4番2号 KDX茅場町ビル 3階
・最寄駅 東京メトロ東西線、日比谷線「茅場町」駅より徒歩2分(日比谷線2番出口)
・東京駅より徒歩約15分
・日本ケーブルテレビ連盟より徒歩約7分
■連絡先
電話:03-5614-6100 FAX:03-5614-6101
(番号をそれぞれ変更しています。ご注意ください。)
■新事務所での事業開始
平成27年7月6日(月)
2015年6月10日から12日にかけて、幕張メッセにてInterop Tokyo 2015が開催されました。
来場者数は、3日間で136,341人(2014年より4,000人増)でした。SDI Showcaseのテーマ展示を中心に、ケーブル事業における利用が有意義だと思われる展示について見学しました。
詳細はこちらよりご覧ください。