日本ケーブルラボは2013年8月27日、TKP大手町カンファレンスセンターにて、ハイブリッドBoxのアプリケーション開発促進を目的に「ハイブリッドBoxのアプリケーションを考えるシンポジウム」を開催しました。ケーブル事業者・ベンダ・アプリケーションベンダ・プロバイダ等104名の方に参加いただき、シンポジウムは大盛況のうちに終了しました。詳細はこちらよりご覧ください。
日本ケーブルラボは2013年8月27日、TKP大手町カンファレンスセンターにて、ハイブリッドBoxのアプリケーション開発促進を目的に「ハイブリッドBoxのアプリケーションを考えるシンポジウム」を開催しました。ケーブル事業者・ベンダ・アプリケーションベンダ・プロバイダ等104名の方に参加いただき、シンポジウムは大盛況のうちに終了しました。詳細はこちらよりご覧ください。
ビッグデータや新たなユーザインタフェース(音声認識・モーションセンサなど)がいよいよ実用レベルで活用され始めています。次世代のケーブルサービスの次の一手を目指し、ラボではその技術トレンドのフォローをしつつケーブルでの活用事例を検討してまいりましたが、このほど、「ビッグデータ」および「優しいUI」について検討するタスクフォースメンバー募集を目的として、「明日のケーブルイノベーションを考える会」を開催いたしました。
「明日のケーブルイノベーションを考える会」開催報告
・実施日時 8月9日(金)15時~17時10分
・参加人数 35名(事業者3社6名、ベンダ16社26名、その他2社3名)
・アンケート回答総数 33件(事業者3件、ベンダー27件、その他3件)
・実施内容 ラボ講演(「ビッグデータ検討」、「優しいユーザインターフェースの検討」)それぞれの後にフリーディスカッション
・主要な意見等 アンケート結果よりご覧ください
・所感と今後の進め方について
新たに次の3社がラボ会員として入会いたしましたので、お知らせします。
去る8月13日、米国Cable Labs(以下、米国ラボ)への欧州Cable Labsの統合が発表されました。これにより、欧州Cable Labsに加盟する9事業者が米国ラボのメンバーに加わることとなりました。
また、7月31日、日本のJ:COMが正式メンバーとしての参加が発表されたのをはじめ、新たにアジアの4事業者が米国ラボのメンバーに加わっています。
http://www.cablelabs.com/news/pr/2013/13_pr_CL_Global_Expansion_081313.html
日本ケーブルラボは2013年7月30日、31日に東京(有楽町)の東京国際フォーラムで開催された「ケーブルコンベンション2013」で講演するとともに、その関連イベントである「ケーブル技術ショー」でラボの活動成果を展示しました。
◆30日に行われた「ケーブルコンベンション2013」では、「ケーブル技術イノベーション~将来への展開~」と題し講演を行いました。ケーブルサービス構成要素であるサービス、端末技術、プラットフォーム技術、およびアクセス技術の観点からラボが考えるケーブルの将来像を発表し、160名の参加者に聴講いただきました。
・日時:7月30日(火)13:00~15:00
・会場:東京国際フォーラム ガラス棟
・内容(テーマ):
1. ケーブル技術の将来像概観
2. サービスと端末技術イノベーション
3. プラットフォーム技術イノベーション
4. アクセス技術イノベーション
※上記講演資料はこちらより閲覧できます。
◆また、30日、31日の2日にわたって行われた「ケーブル技術ショー」では、『次世代STBで広がる新たなケーブルの世界』をテーマに、次世代STB(ハイブリッドBox)を利用して、新たに展開できるケーブルサービスやケーブル技術動向をデモやパネルにより紹介しました。多くのケーブル事業者、ベンダーの皆様が立ち寄り、展示について熱心に質問する姿が見受けられたほか、総務省をはじめ、ケーブルテレビ連盟、CATV技術協会等のケーブル関連団体の方々が視察に訪れ、展示ブースは大勢の参加者でにぎわいました。
・日時:7月30日(火)~31日(水)10:00~17:00
・会場:東京国際フォーラム 展示ホール テーマゾーン内
1. デモ展示
モバイル連携(ケーブルDLNA、SNS連携アプリ)
やさしいUI(音声認識リモコン、モーションセンサ)
ホームICT(RGW:エネルギー管理、健康管理)
2. パネル展示
次世代STBコンセプト、ケーブル技術ロードマップ、アプリ開発の流れ
ケーブル技術ショー全体の来場者数は2日間で8,555名を数え、多くの参加者にラボの日頃の活動を紹介することができました。
7月30日(火)、ケーブルコンベンションに招聘を受け来日した韓国ケーブル二団体と日本ケーブルラボが、東京国際フォーラム内、特別会議室において意見交換会を開催しました。
韓国ケーブルテレビ放送協会Yang氏(Chaiman)、Kim氏(Executive Director)、韓国ケーブルラボShin氏(Executive Managing Director)、日本ケーブルラボ奥村理事長、松本専務理事、山口常務理事により、日韓両国のケーブル業界の事情について意見が交わされたほか、ユーザーインターフェースの改善、両国のケーブル業界に共通する取組み課題も確認されました。
今後は引き続き情報交換を進めることを確認し、今会合を終了しました。
なお、日本ケーブルラボと韓国ケーブルラボは、2011年3月に相互協力を目的としたMOUを締結しています。
須高ケーブルテレビ株式会社
総務省の情報通信月間、今年のテーマは「元気をつなぐ、未来へ紡ぐネットワーク」。当社はスマートフォン(以下 スマホ)用AR(=augmented reality 拡張現実)技術を使ったイベント「スマホを使って楽しく観光ウォーキング」を開催しました。
ウォーキングには一般応募者30人と地元ウォーキング協会会員や業界関係者が参加、まず出発式でコースの説明や注意事項の話の後、チームに分かれスタートしました。
ひとつ目のスポットは歴史的建造物「旧上高井郡役所」。今回はウォーキングという事で、立ち止まって外観を眺めるだけ。そこで活用するのが拡張現実(AR)。当社保有の建築様式が分かる映像を解説テキストとともに再生し、その場に案内ガイドがいるかのような拡張現実をスマートフォン上に実現しました。
観光スポット間の移動では、GPSと連動した「この場所へ行くアプリ」を起動、矢印が出るコンパス機能とマップ機能で、見知らぬ地域でも確実に目的地まで参加者を誘導しました。
コース途中の「たい焼き屋」では、スマートフォンに表示されたクーポン券を使って、たい焼きやかき氷をお得に購入する体験もして頂き、「須坂市動物園」では、動物舎の前で、動物の生態や飼育員の説明映像を再生。また、GPSと連動した写真撮影機能「ココカメラ」を使い、その場所でしか起動しない写真フレーム(今回は動物園の人気キャラクターのフレーム)による記念撮影で参加者に楽しんで頂きました。
当社のARシステムは博報堂DYメディアパートナーズのアプリケーションサービス「Rocket Box」を採用しました。動画コンテンツのアップロード、それを収納するデータベース、配信サーバーをワンストップで提供するクラウド型サービスで、当社は最低限のカスタマイズをするだけで、ハードを用意することなく目的を達成できました。
当社は今年度地元須坂市から緊急雇用促進事業「『まち歩き』誘導型情報配信プラットフォーム構築」を受託しました。AR機能を使い、商店などへの経済効果を図り、なおかつ、「歩く」「健康」をキーワードにした「健康観光」の可能性を図る、というものです。
須坂市は製糸業の発展によって急速に都市化が進み、道路計画が追いつかないまま市街地が拡大した為、道路が複雑で「巨大迷路の町」と言われています。観光客が来ても短時間しか滞留しないという大きな課題がありました。そこで、スマートフォンを活用した「まちなか案内」の情報発信で観光客を誘導し、滞留時間を長くして商店などへの経済効果を図り、観光客が迷うことなく目的地に辿り着くことが可能なサービスを提供することを目的としています。
当社はメディアとデジタルツールを組み合わせ、須坂の地域力をさらに高めるため、ICT(情報通信技術)をベースとした積極的な街づくりに取り組んでまいります。
株式会社南東京ケーブルテレビ(ケーブルテレビ品川)
日本デジタル配信株式会社(JDS)
株式会社南東京ケーブルテレビ(ケーブルテレビ品川)と日本デジタル配信株式会社(JDS)は、2013年5月17日(金)に、ケーブルテレビ品川が協力する地域イベント「酔ぅ喰ぅバルIV」において、国際航業株式会社が開発中のARアプリ「ぶらさぽAR」を使った店舗情報提供の実証実験を行った。
「酔ぅ喰ぅバルIV」は、街の活性化事業の一環として戸越銀座商店街連合会が主催する、飲食店を中心としたチケット制の食べ・飲み歩きイベント。同商店街は3年後の完成を目途に架空線の地下埋設と通信網の整備を進めているが、完成時にユビキタスプロジェクトを立ち上げる際の地域情報提供手法の候補として、ARを採用した。
当日は、商店街の飲食店44店舗が参加し、各店舗の「自慢のおつまみ+ワンドリンク」を5枚1綴りのチケット制(前売3500円、当日4000円)で楽しむことができた。チケットはイベント開始2時間後に完売。1綴りで普段地元の人でも行けない高級店をハシゴすることができるため、人気店はイベント終了まで長蛇の列が続いた。
実証実験は、JDSがケーブルテレビ品川に提供している「CableGateサービス」と「ぶらさぽAR」を連動させ、チケットを求めて案内所を訪れたお客様のスマートフォンもしくはタブレット端末に、ケーブルテレビ品川のスタッフらがアプリのダウンロードや利用方法を案内し、参加店舗の地図情報やメニュー画像を表示して、道順案内やメニュー紹介を行い、参加店舗に誘導することができるかどうかがポイント。利用者からは「店舗地図とメニューがいっしょになっているので、店舗選びに便利」との声が聞かれた。
一方、対象のAndroid端末で、ARに関して、ジャイロの仕組みが機種毎に異なるため、案内の矢印が真逆を指したり、店舗を示すエアタグが90度回転して表示されてしまう事象が見られた。またフューチャーフォン利用者やiPhone利用者はARアプリが使えなかったため、配布された紙の地図をたよりに店舗選びをせざるを得ず、今後の課題となった。
ケーブルテレビ品川では、今後も地域イベントでの実験を通じて、新たな地域情報サービス提供手法のあり方を検証し、地域活性化におけるケーブルテレビが果たす役割の可能性を追求していく考えだ。
◆資料「アプリ利用のイメージ」は、こちらよりご覧ください。
7月11日に開催された平成25年度第1回運営委員会において、今期の運営委員会の委員長として、御子神大介氏(株式会社ジュピターテレコム取締役副社長)が選任され、委員長の補佐役として、副委員長に塩冶憲司氏(株式会社シー・ティー・ワイ代表取締役社長)が指名されました。
また、運営委員会傘下の事業企画委員会、技術委員会、認定委員会、アプリケーション審査委員会につき、事業企画委員長として、中村博行氏(ジャパンケーブルネット株式会社)が、技術委員長として白井義吾生氏(株式会社ジュピターテレコム)が任命され、認定委員8名、アプリケーション審査委員7名がそれぞれ任命されました。
当法人第4回定時社員総会を開催いたしましたので、お知らせします。
記
1.日 時 平成25年6月20日(木) 16時~17時
2.場 所 五反田ゆうぽうと 6階「芭蕉」(東京都品川区西五反田八丁目4番13号)
3.出席社員数 154名(委任状提出者含む)
4.議 長 代表理事 奥村 博信
5.報告事項
平成24年度(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで)事業報告及びその附属明細書の件
6.決議事項
第1号議案 平成24年度(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで)貸借対照表及び損益計算書ならびにこれらの附属明細書の件
第2号議案 理事13名選任の件
第3号議案 監事2名選任の件
以上の議案は全て、原案通り承認可決されました。
以 上
新たに次の2社がラボ賛助会員として入会いたしましたので、お知らせします。(入会日 平成25年7月10日)
ブロードメディア株式会社(東京都港区、代表取締役社長 橋本 太郎)
華為技術日本株式会社(東京都千代田区、副社長 Oliver Wu)
日本ケーブルラボは、2013年6月10日~14日にアメリカ(アトランタ)で開催されたITU-T SG9会合、フォーカスグループ(FG)会合に参加し、DRM標準化開始に伴う要求仕様と次世代ケーブル下り伝送技術J.atrans-specに対するコメントの寄与文書を提案しました。
DRMについては、ラボ提案の寄書を基にディスカッションを実施し、ケーブル業界としてのDRMの世界共通の要求仕様をまとめていきます。次世代ケーブル下り伝送技術については、本勧告案に対応したチップの共通化を目指し、各方式(DVB-C2、DOCSIS3.1、EPoC)の共通部分を抽出するという方針に関して参加者の賛同を得ました。
今回提案した2件は継続して検討されていくため、これからラボ内でも引き続き検討していきます。
また、第5回FG会合も実施され、今までに提出したラボからの寄書4件もFGの出力文書に盛り込まれ、反映されました。次回9月会合でFG会合は最終となります。
詳細はこちらよりご覧ください。
2013年6月5日から7日にかけて、台北でCOMPUTEX TAIPEI 2013が開催されました。本展示会は、IT専門の見本市で毎年6月に台北で開催されており、ショーの規模は、5,042展示ブース、参加者数131,300人(台湾外の173カ国から38,300人)を数えるアジア最大規模の展示会です。出展製品は、コンピュータ及びその周辺機器、ネットワーク機器、AVアクセサリー、ケーブルSTB等多岐にわたります。
その中で、ケーブルテレビに関連する技術を中心にレポート致します。詳細はこちらよりご覧ください。
第15回技術セミナー (長野市) |
第16回技術セミナー (富山市) |
第17回技術セミナー (丸亀市) |
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開催日 | 平成25年7月1日(月) | 平成25年7月2日(火) | 平成25年7月8日(月) |
会場 | メルパルク長野 | オークスカナルパークホテル富山 | オークラホテル丸亀 |
テーマ | ■平成24年度下期ラボ活動成果報告 1.平成24年度の活動成果と平成25年度の取組み 2.次世代STB技術仕様書SPEC-023 1.2版改定 3.TV Everywhereサービス運用仕様SPEC-026 4.PON相互接続 5.次世代ケーブル伝送技術 ■ラボ調査報告 Ultra Violet/EIDR ※上記資料はこちらより閲覧できます。
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本年7月より、新たに次の3社がラボ正会員として入会いたしましたので、お知らせします。
株式会社唐津ケーブルテレビジョン(佐賀県唐津市、代表取締役社長 中村 隆)
株式会社ケーブルテレビ山形(山形県山形市、代表取締役社長 吉村 和文)
株式会社鳥取テレトピア(鳥取県鳥取市 取締役社長 山根 憲生)
日本ケーブルラボでは、本年6月、幕張メッセで開催されたInterop IMC Tokyo2013で、「ケーブルTVの最新技術動向」と題した講演を行いました。(講演者;専務理事 松本修一)
講演は、6月13日(木)10時より開始し、午前中の最初の講演にもかかわらず約120名が参加し、立ち見が出るほどの盛況ぶりで、業界技術への関心の高さが伺えました。
「ケーブルTVの最新技術動向」講演概要
OTT(Over The Top)やIPTVなどケーブルTVを取巻く事業環境が急激に変化している状況で、次代のケーブルTV技術を担う日本ケーブルラボの平成24年度活動成果と平成25年度活動計画を通じて、ケーブルTVの最新技術動向を紹介。
具体的には、放送通信融合による新しいケーブルサービスを提供する次世代STB、ケーブル事業の無線サービス展開のためのケーブルWi-Fi、いつでも・どこでも・なんでものTV Everywhere、ポストCASのケーブルDRM、モバイル連携を可能とするケーブルDLNA、 ギガビットサービスを提供する次世代ケーブル伝送技術、ケーブルICTサービスを担う統合プラットフォームとホームゲートウェイ、4K/8K超高解像度ケーブルテレビの最新動向を概説した。
当日の講演資料はこちらよりご覧ください。
6月11日から14日まで、千葉(幕張)で「Interop/IMC Tokyo 2013」が開催されました。
今年は「クラウドコンピューティング」、「SDN(Software Defined Network)」、「ネットワーク運用管理(データ分析を含む)」、「セキュリティ」を主な出展テーマとして、各社対応製品やソリューション等の展示が行われました。
放送関連では、NTTグループのフレッツ光網を用いた4K放送やH.265/HVECを採用したSTBの試作機の展示、および複数の地上波放送局が共同でセカンドスクリーンサービスを提供することを目指した研究会の展示等が高い関心を集めました。
TV Everywhereサービスにおけるケーブル事業者からのユースケースおよび要求条件に基づき、コンテンツプロバイダー、ベンダー、メーカー等の関係機関と協議の上、TV Everywhereサービスの実現に必要となる技術仕様とガイドラインについて検討し、本年3月にJLabs SPEC-026「TV Everywhereサービス運用仕様」を策定しました。このたび仕様書(製本版)が完成しましたので、近日中に会員の皆さまへお届けします。
また、すでに「仕様書・技術文書」にもPDFファイルにて掲出されています。併せてご活用ください。
(2013.6.28)