日本ケーブルラボは、2017年7月20日~21日に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されたケーブルコンベンション2017において、「第3世代STBのすべて ~次世代4Kサービスとこれを支える第3世代STBの構成~」をテーマに3つの講演を行うとともに、特別展示としてケーブルIoTプラットフォームによるサービス例とタブレットリモコンの展示を行いました。また同時開催されたケーブル技術ショー2017では主催者テーマゾーンにブースを設け、最新の技術動向として、ケーブルVR、ラボが開発したネットワーク品質測定ツール、および高齢者向けのテキスト・音声変換技術について紹介しましたのでご報告します。
1. ケーブルコンベンション講演
・日時 2017年7月20日(木)16:30~18:30
・会場 東京国際フォーラム ホールB5b
・講演内容 「第3世代STBのすべて ~次世代4Kサービスとこれを支える第3世代STBの構成~」
来年度に開始される高度BS再放送サービスを提供する第3世代STBにより実現するサービスの全体像とSTBの必須・推奨機能からなる運用仕様詳細・システム構成ならびにケーブル事業者による共同調達STBについてわかりやすく説明
※講演資料・動画はこちらより閲覧できます。
・聴講者数 約120名
2. ケーブルコンベンション特別展示
・日時 2017年7月20日(木)12:00~18:00
2017年7月21日(金)9:30~17:00
・会場 東京国際フォーラム ホールB5前室
・展示内容
(1) ケーブルIoTプラットフォーム
地域BWAと特定小電力無線LoRaを用いたIoTネットワーク、およびデータ収集・蓄積・解析を行うケーブルIoTクラウドならびに個人データ参照のためのケーブルIDから構成されるケーブルIoTプラットフォームを、GPSによる地域の見守りサービスや監視カメラによる地域の監視サービスを事例として動態展示
(2) タブレットリモコン
拡張DLNA機能とリモートデスクトップ機能によりテレビとタブレットで画面を共有し、テレビ視聴・Web操作を簡単フリック機能あるいは音声認識機能で操作できるタブレットリモコンを動態展示
※上記リンクより展示パネルを閲覧できます。
3. ケーブル技術ショー技術展示
・日時 2017年7月20日(木)9:30~18:00
2017年7月21日(金)9:30~17:00
・会場 東京国際フォーラム 展示場 主催者テーマゾーン
・展示内容 「次世代ケーブル技術」
(1) 地域映像のVR撮影・編集
ケーブルテレビの特色を生かした魅力ある地域VR映像、VR編集対応の最新版4Kスマート編集システム、およびケーブル伝送路を想定したVR映像の圧縮品質比較などをパネルと実機デモで紹介
(2) ネットワーク品質測定ツールの開発
QoSを適切に維持する上で重要となるIPネットワークの帯域、遅延時間、パケットロス等の品質を測定するためにラボが開発したサーバとプローブの測定ツールをパネルと実機デモで紹介
(3) 高齢者向けテキスト・音声変換技術
受信した緊急情報のテキスト情報を聞きやすい音声情報として伝えるために、STBに音声合成ソフトを実装し、高齢者を被験者として実施した主観評価実験結果をパネルと実機デモで紹介
※上記リンクより展示パネルを閲覧できます。
・来場者数 10,964名(ケーブル技術ショー全体)