「from 新ケーブルラボ」~仮想化技術~

Posted on: 7月 24th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

仮想化技術がここ数年注目されてきている。古くはコンピュータシステムにおける仮想化メモリに始まって、ネットワーク回線における仮想化プライベートネットワーク(Virtual Private Network、VPN)や、サーバーやストレージの仮想化によるシステムの冗長化・リソースの効率化が図られてきた。
一言で言えば、仮想化技術は物理的なリソースをソフトウェアで制御することにより、リソースを抽象化させ、動的なリソース割当と稼働環境分散(負荷分散)を可能とする技術である。

Software Defined Networking
これまでネットワークの世界における仮想化と言うと、VPNが代表に挙げられるが、最近ではSoftware Defined Networking(SDN)という概念にて、企業・事業者内のネットワークトラフィックを動的に制御することが可能となる技術が出てきた。
動作原理としては、スイッチ装置やルータ装置に対する新たな制御プロトコルである「OpenFlow」等を利用して、専用コントローラシステムにて複数台のネットワーク機器を集中管理・制御することで、これまで個別に行っていた設定変更作業を短時間で、かつ動的に集中制御することが可能となる。
SDNにより、企業・事業者にとってはサービスやシステムの動的な変化に応じてネットワーク帯域の割当制御を動的に行うことができ、より柔軟かつ効率的なリソース運用が可能となる。

NFVとvCPE
SDNと合わせてNFV(Network Functions Virtualization)とvCPE(Virtual Customer Premises Equipment)という言葉を目にする。
NFVは、ネットワーク内のデータセンター等に設置されるファイアウォールやDPI(Deep Packet Inspection)装置等のネットワーク機器の機能をソフトウェア処理部分と物理インターフェース部分に分け、そのソフトウェア部分を汎用サーバーシステム上で集中的に処理するものである。
vCPEはこれまでサービス機能ごとに提供されていた利用者端末(CPE、例えばSTBやeMTA等)の機能をNFV同様、機能提供のためのソフトウェア部分を事業者側ネットワーク(データセンター等)側で処理し、利用者環境にはサービス機能を提供するための物理インターフェース(HDMIやRJ-11/45、WiFi等)を持つ汎用的なボックスを置いてサービス提供するものである。

ケーブルサービスでの仮想化技術の応用
ケーブル業界でのネットワークの仮想化の効能としては、これまでのサーバーシステムやストレージの仮想化に加え、SDNやNFVの導入により自営ネットワークの効率性を更に高めることが可能となる。
米国のケーブル業界ではCMTS(Cable Modem Termination System)を「OpenFlow」対応とするのではなく、DOCSISのPacketCable MultiMedia(PCMM、回線品質の動的制御機能)をSDNコントローラに組み込ませることで、「OpenFlow」等によるネットワーク制御と合わせた複合的なトラフィック制御を可能にしようとしている。

端末機能の仮想化(vCPE)は利用者側機器の追加・変更を伴わずにサービス追加や変更が可能となり、利用者にとっても、事業者にとってもメリットが大きいと考える。
実現については、センター側設備の処理能力やネットワーク帯域および権利処理等の課題はあるが、技術的には可能になりつつある。すでに海外ではネットワークDVRやSTB操作画面のサーバー側合成等、仮想化・クラウド技術を応用したサービスが具現化してきている。
仮想化は利用者・事業者にとって効果をもたらすものでもあるが、サービス提供のスキームにも大きく変化をもたらす可能性がある。引き続き、技術・サービス動向についてウォッチしていきたい。

(本内容は、『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2014年6月号に掲載されたものです。)

「from 新ケーブルラボ」~ケーブルサービスの品質向上に向けたケーブルラボの取組み~

Posted on: 7月 24th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

昨年、日本ケーブルラボでは、ケーブル事業者における運用技術に関わる課題解決に着目し、運用技術ワーキンググループを立ち上げた。
平成25年度の検討テーマとして「ケーブルネットワーク(設備・サービス)の強靭化」を取り上げ、事業者からのWGメンバーとともにケーブル事業者における設備運用における課題や対策について検討を行った。
その成果として「ケーブル運用保守ガイドライン」と「ケーブル運用情報共有システム基本機能要件書」を策定し、ラボ会員と共有するだけでなく、業界全体の運用品質の向上が図れるよう、日本ケーブルテレビ連盟などとも共有し、運用品質向上のための提言を行ってきた。

「ケーブル運用技術ガイドライン」
「ケーブル運用保守ガイドライン」は業界としての運用基準を定めるものではなく、日々の運用や運用対策の在り方について思案されている事業者に対して指針となる情報を提供することを目的としている。
事業者においては個人的なつながりや機器ベンダー、地域事業者間交流を通して、運用ノウハウに関わる情報入手などを行っているところもあると考えるが、日々の運用課題としてノウハウ情報の乏しさに悩まれている事業者意見もあり、WGメンバーでの取り組み内容などをもとに設備監視の方策や強靭化に向けた施策等をまとめたものである。
ガイドラインの主な内容としては、設備やサービスの監視、および強靭化施策を中心に技術運用に関わる事業者の取組みについてまとめており、事業者によっては既知・対応済みの内容もあるかも知れないが、一度、目を通していただき、自社の運用方法の振り返りや参考情報として活用していただければと考える。

「ケーブル運用情報共有システム」
「ケーブル運用保守ガイドライン」は、ガイドライン策定時点でのWGメンバー事業者での取り組み内容をもとにまとめたものであり、未来の障害や課題には対応していない。また、多くの事業者と共有できるよう、個々の設備や事業者環境に応じた具体的な閾値や適用方法についてまでは言及していない。
そのため、「ケーブル運用保守ガイドライン」をベースとして、個々の障害や運用課題に関する施策情報をタイムリーに情報共有を図る仕組みとして「ケーブル運用情報共有システム」を構築し、本システムを介して事業者間でのノウハウ情報をタイムリーに、より詳細に共有していくことを提案した。
本システムでは、各事業者で発生した障害や運用課題について、その内容と対策をデータベース化し、ほかの事業者が障害や課題に遭遇した際に参照していただき、その解決に利用していただくことを目的としている。
ケーブルラボでは業界全体のシステムとなるよう日本ケーブルテレビ連盟の協力を得て、本情報共有システムのプロトタイプ版を構築し、トライアル運用を開始した。

大掛かりのシステムではないが、利用者の方が情報を提供しやすく、また、情報の更新や利用者間の質疑応答を行いやすくする機能を盛り込んだ。
器ができても、中身(情報)が無かったり、必要とする情報が探し当てにくいシステムでは意味を成さないので、いかに利用者の方に多くの情報を提供してもらえるか、提供された情報を分かりやすくしたり、最新の情報を提供するための改修や働きかけを行いながら、事業者の方々にとってサービス品質や運用効率の向上に役に立つシステムにしていきたい。

(本内容は、『ケーブル新時代』(発行:NHKエンタープライズ)2014年5月号に掲載されたものです。)

『羅針盤2014』が完成 伝送インフラ、ケーブルプラットフォーム、端末技術を大幅改訂

Posted on: 7月 22nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

ケーブルTV技術の方向性を占う技術書『羅針盤』の2012年度版を改訂した『羅針盤2014』が完成しました。あえて短期間で改訂に踏み切った理由は、IP技術の進展があまりにも著しく、さらにこの1~2年のケーブルを取巻く環境変化も激しいと判断したことがありますが、最も大きな理由は、今後のケーブルサービスとこれを支えるインフラをどう構築していくのか、ここ数年のうちに、各ケーブル事業者が自ら進むべき方向性を決める必要に迫られると判断し、そのための判断材料となる最新の技術情報が大いに役立つと考えたからです。

こうした状況を踏まえ、本書では、アクセス伝送インフラ、ネットワークシステム、端末アプリケーションの3項目について内容を大幅に更新しました。伝送インフラに関しては、HFC高度化と光マイグレーションに関する記述を、最新の調査分析情報を反映させ強化しました。ケーブルプラットフォームでは、ID連携とネットワーク仮想化に関して大幅な内容追加を行いました。端末技術に関しては,未来端末として10年後のSTBの在り方やウェアラブル端末の最新情報を折り込むなど内容を刷新しました。また最後には、ラボが向こう1年間で取り組む2014年度技術課題も提示しました。

近日中に、会員の皆さまへお送りいたしますので、ぜひケーブルにおける最新の技術動向を把握いただき、今後のサービス・インフラ構築のご判断にお役立てください。

第24回ラボ技術セミナー(仙台)資料

Posted on: 7月 18th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments
開催日時 2014年7月18日(金)13:00~16:45
会場 TKP仙台カンファレンスセンター
テーマ 1.平成25年度下期活動成果総括[資料]
2.第3世代STB検討状況 [資料]
3.ケーブル運用保守情報共有システム [資料]
4.RGW設計ガイドライン [資料]
5.プラットフォームとID連携 [資料]
6.ケーブルインフラの高度化 [資料]
※本セミナーの動画については、第21回ラボ技術セミナー(東京)資料ページよりご覧いただき、ご参考ください。

ケーブルワン、第2コミチャンで「防災チャンネル」放送開始

Posted on: 7月 17th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

ケーブルワン 第2コミチャンで「防災チャンネル」放送開始

株式会社ケーブルワン

佐賀県のケーブルワン【代表取締役社長:大野裕志 サービスエリア:武雄市(一部除く)および杵島郡全域】では、今年6月から第2コミチャン(121ch)で、「防災チャンネル」の放送を開始した。

<防災チャンネルの経緯と目的>
武雄市や杵島郡は、低平地を蛇行しながら流れる六角川、軟弱な地盤、干満の差が激しい有明海という地理的な要因で、長年水害に悩まされてきた。近年は、排水ポンプの設置や堤防のかさ上げなどで、河川のはん濫自体は減ったが、いわゆるゲリラ豪雨により、市内の交差点などの水はけが間に合わず、冠水する事態が発生するようになった。これまでケーブルワンでは、大規模な水害発生時には「災害報道」を行ってきたが、「どの程度の被害が出たら放送を開始するのか」など、放送開始のタイミングなど、もどかしい状態であった。
そこで、被害が予想される箇所などにカメラを設置し、視聴者にリアルタイムの情報をテレビを通して簡単に得てもらい、被害状況の把握や避難の必要性などを判断する事に役立ててもらうことを目的に、防災チャンネルを立ち上げた。

<防災チャンネルの概要>
「防災チャンネル」では、お天気情報(ウェザーニュース)とともに、国土交通省九州地方整備局武雄河川事務所が六角川支流に設置した河川監視カメラ5台の映像、武雄市が六角川、松浦川に設置した防災情報カメラの映像、ケーブルワンが大雨時に度々通行止めとなる「下西山交差点」(2本の国道が交差)に設置した道路監視カメラの映像を、24時間、365日放送する。
武雄河川事務所の河川監視カメラや武雄市の防災情報カメラは、WEB上で、公開されているが、スマートフォンやパソコンが使えない人でも、テレビを通して、それらの情報を得ることができる。
また、2段の文字スーパー表示領域があり、火災情報、気象警報、河川水位、交通情報、警戒情報などを自動及び任意で表示できる。(添付画像参照)

<自治体や国土交通省武雄河川事務所との協力関係>
六角川流域では、平成2年に、大洪水に見舞われ、(最大浸水5m、2階の軒下まで浸かる家も)その翌年、武雄河川事務所管内の水害常習箇所に河川監視カメラが設置された。これまでも水害時に災害報道を行ってきた弊社に対し、その画像提供が許可された。以後、武雄河川事務所とは、災害報道への協力、防災情報の発信などの協力関係を築いている。
また、平成18年に設置された「佐賀平野大規模浸水危機管理対策検討会」に参加し、関係機関と防災に関する施策の検討を行ってきた。その施策の中に、「河川監視カメラの有効活用」の項目があり、今回の提供依頼に関しても、積極的に協力を頂いた。
また、武雄市からも、災害時に災害対策本部等からの映像中継や情報提供などを受けており、今回の映像提供に関しても、「市民の安全安心に係わる情報」として協力頂いた。なお、武雄河川事務所、武雄市、ケーブルワンの3者で「防災に関する相互の情報提供に関する協定」を締結している。

<防災チャンネルのシステム概要>
河川監視カメラの映像伝送のため、局舎と河川事務所間(約900m)に光ファーバーケーブルを敷設。河川事務所内の映像分配装置から、ネットワークビデオトランスミッター(5台)、メディアコンバーター、PoE HUBで伝送。
武雄市防災情報カメラは、HPの画像をスキャン。交差点カメラも監視用IPカメラを使用。全8台のカメラ映像を㈱サテライトコミュニケーションズネットワーク(本社:鳥取県米子市、代表取締役:高橋孝之)の「コミネット マルチ画面ソリューション」で合成。また、佐賀県が運営する「防災ネットあんあん」のメール配信情報などを活用し、防災情報の文字スーパーも表示する。

【プレスリリース】
情報カメラを活用した「防災チャンネル」の放送開始

【お問い合わせ先】
株式会社ケーブルワン
佐賀県武雄市武雄町昭和360
TEL:0954-23-7511
クリエイディブ事業部 前田 雄次

新規会員のお知らせ

Posted on: 7月 16th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

本年7月より次の法人が新たにラボ会員となりましたので、お知らせします。

■賛助会員(1社)
 東芝ライフスタイル株式会社

平成26年度ラボ委員会の新体制決定

Posted on: 7月 16th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

7月10日に開催された平成26年度第1回運営委員会において、今期の運営委員会委員長として、塩冶憲司氏(株式会社シー・ティー・ワイ代表取締役社長)が選任されました。

運営委員会傘下の事業企画委員会(20名)、技術委員会(19名)、認定委員会(8名)、およびアプリケーション審査委員会(6名)の体制も併せて決定されました。

なお、事業企画委員長には、白井義吾生氏(株式会社ジュピターテレコム)が、技術委員長には、増田和彦氏(株式会社ジュピターテレコム)がそれぞれ任命されました。また、認定委員長およびアプリケーション審査委員長は、後日、各委員会において選任されます。

平成26年度は、上記の体制で活動を展開してまいります。

第23回ラボ技術セミナー(福岡)資料

Posted on: 7月 11th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments
開催日時 2014年7月11日(金)13:00~16:45
会場 ANAクラウンプラザホテル福岡
テーマ 1.平成25年度下期活動成果総括[資料]
2.第3世代STB検討状況 [資料]
3.ケーブル運用保守情報共有システム [資料]
4.RGW設計ガイドライン [資料]
5.プラットフォームとID連携 [資料]
6.ケーブルインフラの高度化 [資料]
※本セミナーの動画については、第21回ラボ技術セミナー(東京)資料ページよりご覧いただき、ご参考ください。

未来端末ワークショップ開催報告 将来のケーブル端末の方向性について討議

Posted on: 7月 8th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

2014年7月2日、ゆうぽうと(東京・五反田)にて、未来端末ワークショップを開催しました。当日は約100名の方々にご出席いただき、調査報告、ベンダ最新技術動向報告、および討議の場を持ち、大変意義のあるワークショップになりました。

【開催概要】

未来端末ワークショップ
開催日時 2014年7月2日(水)13:30~17:30
会場 五反田 ゆうぽうと
テーマ 1. 将来のケーブル端末の方向性(日本ケーブルラボ)
2. 未来端末に関わる技術 これからのHTML5映像技術(株式会社KDDI研究所)
3. 未来端末に関わる技術 RDKの最新動向(日本ケーブルラボ)
4. ベンダ最新技術動向
i) 選択肢の増加に機敏に対応できるTV UX プラットフォームの進化(Espial Group Inc.)
ii) パナソニックの端末技術への考察(パナソニック株式会社)
iii) 携帯機器のもたらす新しいトレンド ―コネクト・ライフスタイル・ソルーション―(マーベル ジャパン株式会社)
※上記講演の資料・動画はこちらより閲覧できます。

参加者からは、調査報告について、「将来的に必要となりうる技術要素について、活用される方向性が見えてきた」「既存の仕組みにとらわれない内容で非常に有意義でした。今後もALL-IP化に向けてラボとして様々な提言を行ってほしい」とのご意見等をいただきました。
ワークショップ全体としても、「引き続き、最新の技術を追いかける面と、ケーブル事業者に寄り添う面の両面を進めていただければと思う」「今後も定期的にワークショップに参加したい」といった声が多く聞かれました。

未来端末ワークショップ資料

Posted on: 7月 2nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments
開催日時 2014年7月2日(水)13:30~17:30
会場 五反田 ゆうぽうと
テーマ 1. 将来のケーブル端末の方向性(日本ケーブルラボ) [資料]
2. 未来端末に関わる技術 これからのHTML5映像技術(株式会社KDDI研究所) [資料]
3. 未来端末に関わる技術 RDKの最新動向(日本ケーブルラボ) [資料]
4. ベンダ最新技術動向
i) 選択肢の増加に機敏に対応できるTV UX プラットフォームの進化(Espial Group Inc.) [資料]
ii) パナソニックの端末技術への考察(パナソニック株式会社) [資料]
iii) 携帯機器のもたらす新しいトレンド ―コネクト・ライフスタイル・ソルーション―(マーベル ジャパン株式会社) [資料]
[動画1][動画2][動画3][動画4][動画5][動画6]

未来端末ワークショップ動画-06

Posted on: 7月 2nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

未来端末ワークショップ動画-05

Posted on: 7月 2nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

未来端末ワークショップ動画-04

Posted on: 7月 2nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

未来端末ワークショップ動画-03

Posted on: 7月 2nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

未来端末ワークショップ動画-02

Posted on: 7月 2nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

未来端末ワークショップ動画-01

Posted on: 7月 2nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

未来端末ワークショップ資料

Posted on: 7月 2nd, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments
開催日時 2014年7月2日(水)13:30~17:30
会場 五反田ゆうぽうと
テーマ 1. 将来のケーブル端末の方向性(日本ケーブルラボ) [資料]
2. 未来端末に関わる技術 これからのHTML5映像技術(株式会社KDDI研究所) [資料]
3. 未来端末に関わる技術 RDKの最新動向(日本ケーブルラボ) [資料]
4. ベンダ最新技術動向
i) 選択肢の増加に機敏に対応できるTV UX プラットフォームの進化(Espial Group Inc.) [資料]
ii) パナソニックの端末技術への考察(パナソニック株式会社) [資料]
iii) 携帯機器のもたらす新しいトレンド ―コネクト・ライフスタイル・ソルーション―(マーベル ジャパン株式会社) [資料]

※本講演の動画を一部閲覧できます。
[動画1](将来のケーブル端末の方向性)
[動画2](将来のケーブル端末の方向性)

●新理事長挨拶

Posted on: 6月 26th, 2014 by JLabs_Web管理者

この度、一般社団法人日本ケーブルラボ第5回定時社員総会において、第3代目の理事長に就任いたしました藤本でございます。微力ながら業界発展のために尽くす所存ですので、よろしくお願いいたします。

私のケーブル業界との関わりは、今から遡る事8年、私がKDDIに所属し、全国のケーブル事業者にケーブル電話で御付合いいいただいたのが始まりでした。その後、JCNでケーブル事業の運営に3年間携わりました。この間、本当に多くのケーブル事業者の方々にお世話になり心より感謝しております。この経験をケーブルラボにおいて、少しでも活かしてゆければと考えております。

ご承知の様に、CATVを取り巻く環境変化はIPを中心とした技術発展により著しいものがあります。その中で、技術を担うラボの位置づけは、今後ますます重要になると認識しており、奥村前理事長の意思を受け継ぎ、引き続きスピード感を持って、業界のビジネス発展につながる技術開発と最新技術の情報発信に努めてまいりたいと考えています。

今年度からは、高度映像サービスから次世代インフラまでラボ6大プロジェクトを指針として設け、プロジェクト毎に必要となる課題設定を事業者ニーズに基づき行っており、その中で、4K、ハイブリッドキャスト、ネットワークDVR、ID連携、IPv6、HTML-5を優先課題として重点的に取り組むこととしています。また、対外連携に関しても、特に、米国ケーブルラボとは、従来の情報交換の枠組みから一歩踏み込み、人材交流も進めたいと考えています。会員サービスにおきまして、ホームページの刷新を図り、ホットな情報をわかりやすく提供し、講演会のストリーミング配信なども行えるよう充実させてまいります。

最後に、微力ではございますが、渾身の力を注ぎ、ケーブルテレビ業界の発展に貢献してまいる所存でございますので、前任の奥村同様、格別のご指導、ご鞭撻を何卒宜しくお願い申し上げます。

平成26年6月
一般社団法人日本ケーブルラボ
理事長 藤本 勇治

第5回定時社員総会開催報告 ラボ新体制が決定

Posted on: 6月 26th, 2014 by JLabs_Web管理者

一般社団法人日本ケーブルラボ

第5回定時社員総会開催結果のご報告

 

下記のとおり、当法人第5回定時社員総会を開催いたしましたので、ご報告します。

日 時  平成26年6月19日(木) 15時30分~16時10分
場 所  五反田ゆうぽうと 7階「重陽」(東京都品川区西五反田八丁目4番13号)
出席社員数 151名(委任状提出者含む)
議 長  代表理事 奥村 博信

報告事項
1. 平成25年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)事業報告及びその附属明細書の件

決議事項
第1号議案  平成25年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)貸借対照表及び正味財産増減計算書ならびにこれらの附属明細書の件
第2号議案  定款一部変更の件
第3号議案  理事13名選任の件

以上の議案は全て、原案通り承認可決されました。

なお、同日に開催いたしました第28回理事会において当法人の理事長、役付理事、ならびに運営委員会委員が次のとおり決定いたしましたので、ご報告申し上げます。

1. 理事長および役付理事

理事長   藤本 勇治
専務理事  松本 修一

2. 運営委員会委員 (氏名五十音順)

氏 名    所属団体及び役職
塩冶 憲司  株式会社シー・ティー・ワイ 代表取締役社長
河村  浩  イッツ・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役会長
多和田 博  株式会社コミュニティネットワークセンター 取締役副社長
中村 博行  日本デジタル配信株式会社 専務執行役員
秦野 一憲  株式会社中海テレビ放送 代表取締役社長
松本 修一  一般社団法人日本ケーブルラボ 専務理事
松本 正幸  一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟 専務理事
丸山 康照  須高ケーブルテレビ株式会社 代表取締役社長
御子神 大介 株式会社ジュピターテレコム 取締役副社長

以上

※ 日本ケーブルラボからのご挨拶

ケーブルビッグデータワークショップ開催報告 非常に有意義だったとの声多数

Posted on: 6月 25th, 2014 by JLabs_Web管理者 No Comments

2014年6月23日、ゆうぽうと(東京・五反田)にて、ケーブルにおけるビッグデータの検討内容をまとめた調査分析報告書の完成を機にビッグデータについて考えるワークショップを開催しました。当日は50名を超える方々にご出席いただき、意義のあるワークショップとなりました。

ケーブルビッグデータワークショップ
開催日時 平成26年6月23日(月)13:30~17:30
会場 五反田 ゆうぽうと
テーマ ■ ケーブルビッグデータ調査分析報告
1.報告書の概要報告
2.ベンダ活動状況 富士通株式会社/株式会社アレクシード
■ パネルディスカッション
「ケーブル業界の考えるビッグデータ活用について」
株式会社ジュピターテレコム/株式会社ハートネットワーク/ジャパンケーブルキャスト株式会社/日本電気株式会社
■ 特別講演
『革新それとも衰退 ~変革の時代への対応~』
東京大学 先端科学技術研究センター
特任教授 稲田 修一氏
※上記講演の資料・動画はこちらより閲覧できます。

参加者からは、調査分析報告およびパネルディスカッションについて「説明が具体的で理解の助けになった」「具体的な内容で大変参考になった」とのご意見を多数いただきました。ワークショップ全体として好評を得、特に特別講演については「非常にわかりやすかった」「ケーブル業界、放送業界として目指すべきところを明確にすることが重要だと認識した」といった声が多く聞かれました。